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加藤清正と小野鎮幸の一局

2021年08月20日 00:17

935 名前:人間七七四年[] 投稿日:2021/08/18(水) 20:33:00.77 ID:f9XqlVy3
加藤清正小野鎮幸の一局

関ヶ原の戦いの後、立花宗茂の元を辞して加藤清正に仕えた小野鎮幸が清正と将棋を指していた時のこと…

突如、隣の部屋にいた近習達が喧嘩を始めた。

近習A&B「ギャフベロハギャベバブジョハバ」

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少しして清正
清「ちょっと俺、アイツらの喧嘩止めてくるわ。」
おもむろに立ち上がり席を外そうとする清正。
(実はこの時、局面は清正の敗色濃厚であった。)

これを聞いた鎮幸は

鎮「殿、主君たる者がこの程度で立ち上がられてはいけませぬ。某が何故にここに居るか。もしもここまで押し入って来る者あらば、不肖なれどこの老人めが取り押さえます故に殿は落ち着いて其処に居て下さりますように。」

静かに強く怖い顔で清正を睨んでこう言った。

清「はい…(;゚Д゚)」

喧嘩の仲裁に座を立ち、勝負を流局に持ち込もうとした清正の魂胆は見抜かれていたのである。
清正はただただ赤面して恥じ入るのみであったと言う。

ネットで拾った話にて出典元は不明ながら加藤清正と小野和泉主従の珍しく清正公がカッコ悪い話。
どなたか出典元知ってたら補足お願いします。



936 名前:人間七七四年[] 投稿日:2021/08/19(木) 21:26:55.19 ID:uBu4jL7q
>>935は古雄逸談に有りました。

正式なタイトルは「清正臨終の譫語」
この出来事を清正は死の1日前に悔いたとされ、清正公とそのファンにはお辛い話かも知れない。

国立国会図書館デジタルコレクション(19Pにこの逸話有り)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/777908/32?tocOpened=1

937 名前:人間七七四年[] 投稿日:2021/08/20(金) 00:01:49.82 ID:ewp9KiJx
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/777908/19?tocOpened=1
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/777908/20?tocOpened=1

清正赧然その軽率を悔い座に着き然れども此の時深く愧ずる処ありしと見へ将に死せんとするの前日
我も天下の勇士にして何人にも許されしに唯老いぼれ和泉に我が腹中見ぬかれし事の口惜しさよと齒切之を久しふす
良い話の清正が立花誾千代に兵糧を差し入れて、その報告の手紙を小野鎮幸に送った逸話や鎮幸の六十の手習いの話が良い話だけに
ちょっと切ない・・・。
あくまで後世に書かれた軍記物や創作の話と思いたいなぁ。

938 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2021/08/20(金) 00:19:50.34 ID:csAkJawM
>>937
くたばる前の日にもなって昔のことを口惜しがって止まない、てぇのがリアルだねえ。
本当の噺なんじゃねえかな。
通り一遍の薄っぺらな英雄像よりよっぽど良い。

939 名前:人間七七四年[] 投稿日:2021/08/20(金) 00:34:42.10 ID:ewp9KiJx
>>938
個人的には加藤清正のファンでもなければ所縁の地の者でもないから特段擁護したりとか
いう気持ちは無いし、むしろ小野鎮幸みたいな人の方が好きでその行動にこそ共感するんだけれど、
加藤清正が生前に立花宗茂や誾千代を気遣った気持ちは噓ではなかったと思いたいし、家臣となった
小野鎮幸との交流も心からの物で最後にその晩節を汚すような言動は無かったと思いたいんだよねぇ・・・。

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