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かくして輝虎は行きがけの駄賃であると

2019年10月06日 15:58

487 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/10/06(日) 12:51:03.20 ID:XoVewkF3
群馬郡高崎の城主、和田兵衛太夫の弟である和田喜兵衛は、昔の名を小膳といって、若い頃より
上杉輝虎に仕えていたが、ある時彼より、兄・兵衛太夫が甲府の武田信玄に内応して、深谷、倉加野、
高山などと語らって不意に箕輪を乗っ取ろうと企てていると、密使を以て輝虎の近習で、朋輩でも
あった小野伝助に知らせた。そして
「このような状況であるので、人数を少々向けて頂きたい。あとは自分が手引して、謀反人は
追い出します。」と伝えた。

上杉輝虎は小勢で箕輪に向かっていたが、この事を知るとその足で高崎城へと向かった。
ところがその途中で、これを知らせ、高崎城に居るはずの和田喜兵衛に出会った。
彼は輝虎に謝罪した

「謀反のことは自分の聞き違いであり、それで使いを出してしまったが、そのことが露見して
城にも居られず逃亡してきました。」

そうしてこの鳥川で輝虎に出会ったのだという。この旨を伝えられると、輝虎は以ての外の
怒り様で

「このような未熟な内通で出馬を促すとな何事だ!」

と、同行した小野伝助もろとも、和田喜兵衛を切り捨てた。
しかし輝虎は

「この上は、聞き間違いであったと言って厩橋に戻るのも後日の笑い草と成る。まんざら
火のない所に煙が立つわけでもあるまい。小勢ではあるが、いっそこのまま高崎城を
一攻めに攻めてそれから考えることとしよう。」
と考え、まっしぐらに高崎城へ向かった。

到着すると輝虎は自身鑓を取って大手門へ突っ込み、続く直江実継、大関親益、永井尚光と
いった家来たちも負けじと駆け込んだ。
高崎城の人々は訳が解らずも迎え撃ったが、一つ二つと城門を破られた。
城主和田兵衛太夫も剛の者であったから、自ら鑓を取って暴れまわった。
そのうちに輝虎は、「今日のところは無勢でもあり、兵も将も疲れ果てているから」と
引き上げを命じた。

かくして輝虎は行きがけの駄賃であると、郭外に放火し、早々と厩橋へ帰っていった。

(関八州古戦録)

さすが軍神である。



488 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/10/06(日) 14:33:53.95 ID:BXDj4gj9
こんなのに毎年のように荒らされまくったのに、確実に領土を広げていった北条はすごいな…

489 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/10/06(日) 16:59:34.48 ID:mFgpvsYZ
>>487
キチガイすぎるw

490 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/10/06(日) 17:31:41.42 ID:P8JqbZOT
>>488
むしろ上杉内で争いが絶えなかったから北条は領土を広げられたのでは?

491 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/10/06(日) 17:45:15.24 ID:sptkHPlz
>>487
今日はこのぐらいにしといたる

492 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/10/06(日) 20:21:42.73 ID:nRmofFnC
>>491
いやー実在するんですねw

493 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/10/07(月) 07:31:52.16 ID:3tpm9qeb
>>487
いや小野さんは斬る必要なくない?

494 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/10/07(月) 17:48:45.46 ID:R+Bv9ZF6
>>493
そこら辺の理不尽さも含めて北斗の拳ライクで良い
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