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棄鉢の梅

2015年12月08日 15:50

92 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/12/07(月) 21:45:22.10 ID:ortMqA78
徳川三代将軍・家光は梅の盆栽を熱愛するあまり、「もしこれを傷つける者が
いれば、すぐさま手打ちにする」との旨を、厳しく言い渡した。

ところが、大久保忠敬(忠教。彦左衛門)がその梅を殊更に傷つけて主君の
反省を促した。家光は自分の非を悟り、鉢を庭に捨てようとした。

その時、松前家当主・公広が伺候してその場にいたのだが、彼は特に請うて
その梅を拝領した。公広は江戸の藩邸にこれを埋めて“棄鉢の梅”と名付け、
後に居城福山に移植した。

現在、福山公園(松前公園)にある臥龍梅はすなわちこれであると伝えられる。

――『北海道の口碑伝説』

その梅がこちら。
ttp://archives.c.fun.ac.jp/fronts/detail/oldmaps/4f50c7d8ea8e8a0b70001ca5





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上田合戦と栗田弥七郎貞次

2011年05月06日 00:00

383 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 22:54:31.00 ID:iXJLWxRl
上田合戦の時のこと

徳川勢の上田城攻撃は失敗し、徳川方の諸将は散り散りになって退いて行った。
この時大久保忠教は敗兵を集めて備えを建てようとしている兄の大久保忠世の陣にいた。

追撃してくる真田勢が五六町に迫った時、忠教が大声で叫んだ。
「ただ今来る兵の中に萌黄糸の鎧に筋兜を着けた武者こそは敵である。」
いつの間にやら備えに入ってくる敗兵のなかに真田方の栗田弥七郎貞次という者が紛れ込んでいたのだ

すぐさま徳川方の大河内善一郎政信が栗田貞次を槍で突いたが、鞍の前輪に当ててしまった。
そこに真田方の竹村新蔵という者が馳せてきて大河内政信を狙ったので、大久保忠教は「忠教是にあり」と言って
竹村新蔵の股の上部を突いた。
この後大久保忠教は竹村新蔵と新蔵のあとに来た依田助十郎という者の二人を相手に戦い、槍を絡め取られたという。

なお無事逃げ延びた栗田貞次曰く「川中島衆の加勢と思って敵中に入り、槍で突かれてしまった。」との事である。




384 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 22:58:20.13 ID:Q8rbGNzg
敵を見つけた所までは良いのに…

385 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 23:02:19.35 ID:t8FEreWr
でじゃびゅう?
なんか読んだことがあるようなぁ・・・

386 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 23:08:41.37 ID:ozhegkwC
>>385
デジャヴのもとはこれかも
ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-5033.html
これは深井某の話だけど同じく徳川勢にひとりだけぽつんと
>>「……なんでウチの連中はこうも調子に乗る奴ばかりなんだ」
その報告を聞いた真田昌幸は頭を抱えた。

真田家の家臣にはよくあることだったのだろうか

387 名前:383[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 23:23:25.71 ID:iXJLWxRl
>>385
これだと思われます。
ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-3916.html
こちらの逸話の元ネタは「三河物語」だそうですが自分の元ネタは享保年間に書かれた「滋野世紀」です。

>>386
成沢長左衛門直盛という武士が敵中に深入りして捕まり、道案内をさせられるも
深田に誘い込んで敵三人を落とした上に騎馬武者の首を一つとって帰還した話もあったり。
相当な乱戦だったのか、真田家ではよくあることだったのか。

388 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/05(木) 00:28:22.12 ID:foGrEwUy
ここまで逸話が揃うと、真田ではよくあることであったとしか言いようがない

389 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/05(木) 01:37:08.79 ID:B5M4+AWZ
治水開墾で大成果上げたのに少ししか褒美の土地を貰えなくて
「これっぽっちかよ!もっと貰ってもいいだろ!」と文句を垂れる家臣に
「違うよ、殿がくれたのは未開拓の土地だよね、これから俺達が何万石にでも増やせばいいってことよ」
みたいな逸話があったと思うんだけど見つからない・・・誰か詳細わからないだろうか

390 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/05(木) 01:40:24.66 ID:B5M4+AWZ
書き込んだ直後に事故解決してしまった…
川村重吉でした、申し訳ない

392 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/05(木) 10:55:13.86 ID:+SNibB0h
>>388

真田某「気が付いたら家康の陣に乗り込んでました」

年寄りの武辺争い

2011年01月29日 00:02

444 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/01/27(木) 22:30:34 ID:I9P1dmMH
大坂の陣も終わり、世も太平となった頃の事、
永井善左衛門の所に、板倉重宗が招かれた。

この時相客は石谷十蔵、横田甚右衛門(尹松)、大久保彦左衛門(忠教)、今村九郎兵衛、であった。
みなみな戦場生き残りの、老勇者たちである。

この頃今村は槍奉行、大久保彦左衛門は御旗奉行であった。
まず、今村が彦左衛門に食って掛かる

「わしは長久手でもどこの鑓場でも、人が十回かかるほどの働きをやって来たというのに
何のご褒美もなかったわ!彦左、おぬしはどれほど優れた働きをして、その様な結構なお役を
頂いたのだ!?」

これに彦左衛門
「わしは長篠で、鬼神のごとくと言われた岡部丹波を切り落とし、本多主水(彦左衛門の郎党)にその首を
取らせたわ!その他にもちくちくした事は数多あるが、まあ、甲州者などでは逃げたことが高名になるそうだ。」

これを聞いて黙っていられないのがその甲州者、そして高天神落城の際脱出した旧武田家家臣横田甚右衛門である。

「それがしが高天神城にこもったのは、『この籠城は運を開くことは出来ません』と勝頼様に申したのに
同心いたして頂けなかったゆえ、しからば一応勤め、どうしても駄目になれば敵を切り抜け、再び勝頼様に
お目見えいたしますと君臣約束した故である!!」

そう聞いても彦左衛門
「それは狭間潜(さまくぐり:城中から狭間(さま)を潜って逃げる者。転じて、逃亡者、臆病者)というものじゃ!」

「はっ!しかしあの時わしは三河者の頭の上を越えて行ったが、そのわしを指さす者すらおらんかったわ!」

「それはまあいい、ほかに何か無いのか?」

「ふん、そうだな、芦田小屋(芦田城)でも最も骨を折ったのはこのわしであった!」

この言葉に彦左衛門
「ほほう!芦田小屋から横田が逃げたという話は聞いていなかった!」

これには横田たまらず
「皆の衆あれを聞いたか!?三河衆は口が悪いから、人の武辺を言い貶す!全く意地の悪いことだ!
近藤石川といった連中に起請を書かせた上で言わせれば、ありのままに話すのだろうが。」

老勇者たちのいがみ合いヒートアップ。今にも発火せんばかりの空気の中、
ここで板倉重宗が割って入った

「いやはやいやはや!皆様はもはや老年でもあり、孫や子の事ばかりお話されると思っていたのですが、
武辺争いをなさるとは、近頃奇特なる事で、若き者の後学の為にも良いことです。
さあどうぞどうぞ、いくらでもやってください!さましく御重宝というべきものです!」

…と

この板倉重宗の言葉に気恥ずかしくなったか逆に白けたか、老勇者たち黙ってしまい、座敷の空気も
静まったそうである。

年寄りの冷や水ならぬ年寄りの武辺争い、と言うお話。
しかしまあこの人達、仲が悪いというより、そう言うコミニュケーションだったんでしょうねw




446 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/01/27(木) 22:50:41 ID:Q9lZeOBv
>>444
乱世を生きた武人の気質なんだろうな
日露戦争時に薩長出身者が幕末の活躍を話してると、
桑名藩雷神隊だった立見尚文が、
「キミら、オレの隊からは逃げてたよね?」
みたいにチャチャ入れたりしてるしw

449 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/01/28(金) 01:06:37 ID:swpyhMCd
しかし重宗もどうかしてるな
あの彦左がのほほんと孫の話なんてするわけがないくらいわかりそうなもんだが

450 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/01/28(金) 01:10:14 ID:iRVaeWLn
だからあてつけというかしらばっくれというか、そういう事なんだよと思うよw>重宗
「あんたらもう孫がいるような歳なのに、そう言う子どもみたいな意地の張りあいしてて
それはどうなの?」
って底意で言っているんだよ。


451 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/01/28(金) 01:40:36 ID:hii+OybT
戦場往来の爺ちゃんたちは我が強すぎるねえw

452 名前:人間七七四年[] 投稿日:2011/01/28(金) 03:58:35 ID:MhR7EtTZ
どうにも収まりのつかない口喧嘩を全員誉め上げてて収める、
さすがは板倉Jr.という話




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