290 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2022/07/14(木) 15:02:37.22 ID:uooA4Rmw
「朝野雑載」から江戸城天守閣と小堀遠州
江戸城天守閣の上塗りの白土が毎年剥がれて見苦しいため、そのたびに念入りに上塗りをしていたが、風雨が強かったためかえって白土が全て剥がれてしまった。
どうしたらよかろうと御老中が議論していたところ、小堀遠州が登城してきたため
御老中は「遠州は数寄の人であるので、天守閣の白土が落ちない工夫はないだろうか?」と相談した。
遠州が答えていうには「上塗り程度であればほどなく落ちるでしょう。
天守の壁を、下地の時点で白く塗り上げて仕舞えば、風雨が強くて上塗りが少々落ちようとも、見苦しいことはないでしょう」
御老中は手を打って「なるほど、もっとも至極です」とてそのようにしたということだ。
「朝野雑載」から江戸城天守閣と小堀遠州
江戸城天守閣の上塗りの白土が毎年剥がれて見苦しいため、そのたびに念入りに上塗りをしていたが、風雨が強かったためかえって白土が全て剥がれてしまった。
どうしたらよかろうと御老中が議論していたところ、小堀遠州が登城してきたため
御老中は「遠州は数寄の人であるので、天守閣の白土が落ちない工夫はないだろうか?」と相談した。
遠州が答えていうには「上塗り程度であればほどなく落ちるでしょう。
天守の壁を、下地の時点で白く塗り上げて仕舞えば、風雨が強くて上塗りが少々落ちようとも、見苦しいことはないでしょう」
御老中は手を打って「なるほど、もっとも至極です」とてそのようにしたということだ。
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