左甚五郎山形へ

2014年04月09日 18:46

725 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/09(水) 17:06:11.84 ID:O2kLbFHv
左甚五郎山形へ

秀次事件に連座して処刑された愛娘の駒姫を弔うため、最上義光は大石田から高僧を招致
寺を造るのに合わせ山形城から駒姫の居室を専称寺の本堂の一部として移築

また東北一の伽藍を造るのに名工左甚五郎に鎮魂の像を作ってはもらえないかと依頼した

途中の経過はわからない

山形を訪れた左は工房で片肌を露にし
木塊へ蚤を入れ、力士像を作っていた

寺の造営に来ていた人足らは
天下の名人が来ていると聞きつけ
作業の合間に左の工房の入口には野次馬が訪れた

人足「すげえな。元から木の中に力士が埋まってたみたいだ」
他の人足「んだんだ、すげえすげえ。さんすが天下の左だ」

左は手を止めると人足らに振り返った

左「そんなにまざまざと見つめられてもこっ恥ずかしくなります。木材には余裕がありますから、作業の合間に休まれているときに、なにかみなさんで眺められる様なものをついでですからお渡ししますか?」

人足「いいんだが?」
人足「銭こそんなねぇで?」

左「お褒め頂いたので特別ですよ」

専称寺の人足らには
左作の鳥やうさぎ?の像が渡された

(つづく)

726 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/09(水) 17:07:41.33 ID:O2kLbFHv
(つづき)

坂光秀「ほうほう、これは見事な出来栄えじゃな」
伊良子信濃「むう。今にも動き出しそうじゃ」

像の噂を聞き付け町民だけでなく
武士らも造営地を訪れる様になった

???(´・ω・`)「力士像のついでに???にも追加でなにか動物の木彫りを作ってくれない?お礼ももちろん追加するんよ」

左「はい、畏まりました」



やがて専称寺本堂は落成し
梁の四方には左の作った力士像が配された

左は山形滞在の折りに
いくつか木彫りの動物の像を残したといった話がある

慶長から元和に最上の殿様から功績によりこの左の像のひとつを賜った武士がいた

最上家の改易によりこの侍は野に下り商いを始めたが、左の像は家の宝として大切にされていた

しかし明治の大火でこの像は屋敷とともに灰に帰したという

言い伝えによれば日光東照宮のものと姿形の似た
ひなたぼっこをする猫の像だったという話である

「山形の昔話」

伝承通りならまだいくつかの像が見つかるかも知れないロマンのある話って事で

727 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/09(水) 17:11:23.49 ID:O2kLbFHv
※全国各地に彫りの異なる伝・左甚五郎の作品がありますので
山形を訪れた左がどの左だったかは謎ではありますが




728 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/09(水) 23:56:11.30 ID:TDkkNI/t
飛騨に甚五郎という彫り師の工房があったとか
宮大工だっけ?

729 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/10(木) 00:02:43.63 ID:U0k1fWg/
やめてケレ やめてケレ やめてケーレ ゲバゲバ

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