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まこと山鷹野のいうものには

2018年08月10日 19:01

142 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/08/10(金) 15:19:56.08 ID:xTnmvI7d
関ヶ原の合戦後、左京大夫(浅野)幸長は、それまでの甲斐より、加増を請け37万石の知行高にて
紀伊国を拝領仰せつかった。

その頃、後藤庄三郎熊野に参拝し、その後江戸表へ下った。
この後藤庄三郎徳川家康は聞いた「その方は先ごろ熊野山に行ったが、その帰りに紀伊国へ
見舞いに行ったか?」

「はい、上意の如く和歌山の城下に10日あまり逗留いたしました。」

「ふむ…。逗留中、紀伊守(浅野幸長)は、何かお主への馳走を申し付けたか?」

「紀伊の川と申して、吉野、高野の麓より流れ落ちる大河がありました。この川に船で出ると、
そのお供をいたしました。網を下ろし魚を取らせている所を見物しました。

その後山鷹野に行かれる時も私も同行いたしましたが、これは殊の外目覚ましき見ものでありました。
しかし、その山鷹野で私には合点の参らない事がありました。」

「それは何か?」

「はい、その時は雉や山鳥、その他鹿ムジナの類まで物数多く獲れまして、定めて幸長様のご機嫌は
良いだろうと考えていたのですが、実際には大いに腹を立てておられ、列卒の奉行を始め、その他役懸りの
者達は散々な目に遭っていました。

そしてまた一度山鷹野がありましたが、この時は何も獲れず、殊の外獲物となる動物も少なく、きっと
幸長様は不機嫌であろうと思ったのですが、実際には一段と機嫌よく、諸役人たちに「骨を折り大義である」
などと声をかけ、褒美まで与えていたのです。」

これを聞いて家康は笑いだした

「それはその方たちが合点できないはずだ。紀伊守はそうしていたか。まこと山鷹野のいうものには、
獲物の多少は関係ないのだ。」

そう仰せに成ったという。

(駿河土産)

では山鷹野は何を目的にやってるんですかね?



143 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/08/10(金) 15:25:31.54 ID:qxtBfCSp
畜生とはいえ張り合いがないので立腹していたんだろう

145 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/08/10(金) 16:41:44.84 ID:NjMSuH7B
>>142
大漁だったのは家臣が自作自演で用意してたのかな?
少なかった時はガチだったので機嫌が良かったとか。

147 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/08/10(金) 18:32:35.70 ID:SKO93wDX
武士の感覚で言うとさ

獲物が多い→うわーざっこwつまんねーおもんねー→不機嫌

獲物が少ない→タマ当たんねー逃げるのうめーやり甲斐あるわw→上機嫌

148 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/08/10(金) 19:15:25.23 ID:RFs/7dHc
個人的には>>145の考え
役人たちが獲物を集めてきて放ったのかなと思った

149 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/08/11(土) 00:40:42.42 ID:GyktD+Pu
鷹狩りは軍事演習なので苦労しないと訓練にならないのでは

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「六本槍の衆はこわいなあ」

2015年02月15日 19:57

411 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/02/14(土) 21:12:45.35 ID:E2YAyeVG
大坂冬の陣の最中、城中から兵達が
「六本槍の衆はこわいなあ」
と言って悪口したという

これは大工大和(中井正清)、
   銀師 後藤庄三郎
   京町人 (亀屋)栄仁、
同 茶屋又四郎(四郎次郎清次)
のことである
(当代記)



六本槍のくせに四人しかいませ
んがこの並びだと後の二人は、
角倉素庵と今井宗薫あたりでしょうかね
わざわざ裏方の彼らに言及することで、前線の奴らは怖くないと馬鹿にしたのですね




本多正純の廉潔

2012年12月10日 19:52

720 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/12/09(日) 19:36:22.64 ID:DMf07Ddb
(1611年7月5日。この前日、セバスチャン・ビスカイノ一行は、駿府城において
徳川家康との会見を行った)

『水曜日の午前、使節は皇帝(家康)の秘書官である上野介殿(本多正純)に面会に行った。
羅紗、ガラス器、石鹸その他相応な贈り物をしたが、秘書官は大変に謝意を表し、受け取った後
しばらく手元に留めていた。

しかし、すぐに次のように言った

「私は贈り物を受納したが、これは、ヌエバ・エスパーニャ(メキシコ)での価値では相当の
ものである。ついては、あなた方に自分の方からこれらを贈り返すので、それらは再び、他の
役に立ててほしい。

私にはこれらを受け取れない。もし受け取れば、自分の職務を忠実かつ清廉に果たすことができなくなり、
あるべきよう自分の主人に仕え、自分の担当となる交渉事について主人に真実を報告できなくなるので、
いかなる外国からもこのような進物は受け取らない習慣になっているのだ。」

我々はそれでも、この贈り物を嘉納してもらおうと何度もやり取りしたが、受け取らせるのは無理で、
むしろ彼は大変立派な理由で、受け取りの拒否を釈明した。それは異教徒のものでも、神や教えを持たない
人のものでもなかった。実際、彼には神の教え以外何ら足りないものはなかった。
この事は、同種の職務で王に仕える人々の模範となることだった。

その後、財務長官の家に行った。彼はジョサブロ(後藤庄三郎)と言う名だったが、この国を動かす
人物である。手ずから甘いもので使節と共の人々をもてなし、大変親切に接遇した。

使節は彼にも、羅紗と他のものを贈り物とした。彼は何のためらいもなくこれを納めた。
人の話によると、彼は金銀で600万を持っているにもかかわらず、四分銀(イスパニアの1ペセタ)よりも
八分銀(メキシコの1ペソ。1ペセタの倍の価値)を望む人物だからだ。
善処のため大いに尽力する、と申し出た。これを以って我々は宿へ帰った。』
セバスチャン・ビスカイノ旅行航海報告書)

本多正純の廉潔、についての記録である。




721 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/12/09(日) 19:44:45.55 ID:twLCN4Fg
この辺も正純と三成は似ているなあ

722 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/12/09(日) 20:53:21.21 ID:S3kKq5Re
>>721
三成は普通に受け取ってるでしょ。

723 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/12/09(日) 21:23:14.71 ID:FULY31Rh
受け取った上で、大御所に報告するなり献上するなりすれば良かったのに

725 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/12/09(日) 22:17:43.30 ID:mkdcHAvr
他国からの高価な贈り物だからな
報告、上納すればいいという単純な話ではないでしょ

726 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/12/09(日) 22:33:35.76 ID:0W2BG9LS
>>725
そう考えると受け取らないほうが悪い気がしてきた

727 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/12/09(日) 23:44:58.04 ID:mkdcHAvr
なぜそうなるんたw
他国からの贈り物なんて、うちの国には融通効かせてくれ
の賄賂と考えて対処すべきものでしょ