あの壺は素晴らしいものなのだ

2016年03月12日 14:16

460 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/03/12(土) 12:39:50.67 ID:Hphtd2wu
戸田三郎(勝隆、秀吉家臣)と戸田半左衛門(勝成、丹羽長秀家臣)が、
それぞれの主人の使いで岐阜城下で一緒になった。
用事を果たした二人が、帰り道に美濃の大百姓の家で茶を馳走になった時に
その家にあった古びた壺に目をとめた。
「これは素晴らしい逸品だ。持ち主は壺の価値がさほどわかっていない
ようなので、持ち金があれば買い取っていくのだが」と
半左衛門は残念がった。
そして、二人はそこで別れて帰途についた。
三郎も茶を親しむ者ではあるが、その壺の価値は判らなかった。
風流にかけては優れている弟が言うことなので、あの壺は素晴らしいもの
なのだろうと思い、近くにあった知人の家で金を借りると、引き返して
壺を安く買い取ることに成功した。
その壺を持ち帰ったところ、羽柴殿はそれを見て「素晴らしいものを
持っておるな。さすがは三郎じゃ」と大いに褒められたので、大いに
面目を施したということである。(近江東西記)

「兄貴!あれはいいものだぁぁ」なマクベ戸田兄弟な話。




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兎と鯉を

2015年05月04日 13:53

919 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/05/04(月) 09:40:02.75 ID:/piRYIUZ
三郎(戸田勝隆)と甚右衛門(尾藤知宣)が、ともに狩に出かけたことがあった。
三郎は山鳥と兎を仕留めたが、甚右衛門は何も獲物が無かった。
がっかりした甚右衛門に、三郎が「獲物がなくば面目もたつまい。ならば釣りでもしよう」
と誘い、帰り道の沢で餅を食いながら釣りを始めた。
すると今度は、甚右衛門は見事な鯉を二匹釣り上げたが、三郎は何も釣れなかった。
そこで、二人は兎と鯉を交換して帰った。
秀吉公がまだ長浜城主だった頃の話である。

(松庵説)

(*゚∀゚)=3 ウホ