さすが江戸は田舎で御座いますな

2015年11月18日 06:50

656 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/11/17(火) 21:47:52.41 ID:L/oM8auj
高野山の按察使法印徳川家康の御前に出た時、家康は聞いた
「お前は真言宗をぬる聖道と世上に言いふらしたそうだが、それはどういう事か?」

法印は言った
「歌があります。『冬寒く、夏暑ければかたおちぬ。春秋ぬるく花も実もあり。』」

この答えに家康はついつい笑い出した。

またある時、家康が同じ高野山の法昌院に
按察使法印は博学の僧であると聞いているが、左様なのか?」
と尋ねた。

法昌院はこれに
「なるほど、按察使の事を博学の者のように世上で申しているのが、すでにお耳に達しましたか。
さすが江戸は田舎で御座いますな。
あの程度の学文の位の小僧は、高野の中には五百も七百もおります。」
そう申し上げた。

家康はこれを聞いていた時。少々機嫌が悪いように見えたという。

(武功雑記)



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