神祖、猷廟楽を遊ばされし御事

2016年06月28日 15:22

895 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/06/28(火) 03:08:29.10 ID:HtJd3PKa
神祖、猷廟楽を遊ばされし御事

先年楽翁(松平定信)話で聞いたことを、林子が話した。

彼の藩に平松氏の人がいる。金次郎の後胤であるとか。
藩でも代々番頭等の役にはいいつけるが、軽い役はいいつけないという。
その者の家伝の品に横笛が一管ある。
言い伝えとして、長久手一番槍の時、当座の褒賞として神祖から手ずから賜ったという。
管もちょうどその頃の新品だろうと察せられる年代の品だという。

林子(林述斎)の意見では、
神祖は大事業の他に、瑣義末事、小技曲芸までお手の届かないことはない。
この逸話からも音楽も遊ばれることが分かる。
そうでなかったら急な御陣中でも携えることはない。
不思議なばかりで、天地の事大小となく包まれることよ
と仰感させられる。

また猷廟(家光)は篳篥を遊ばれたと見え、
御家紋付きの管が、そのころ奥勤めしていた御旗本衆の家に持ち伝えていた。
近頃執政の沼津侯(水野忠成)がいかがしてか、その器を手に入れられて、
多くの楽器陳列の中に並べて見せられた、
とその人の物語で聞いたという。
(甲子夜話)

権現様はなんでもやってるなあ



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世に”一富士二鷹三茄子”という事がある

2016年06月13日 11:19

706 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/06/13(月) 02:04:39.09 ID:ZCjPkN6A
 或る人より聞いた。
駿海産の甘鯛を生干しにたのは”おきつ鯛”と称して名品の一つである。
今は興津鯛と書いて、興津の産であるなどと考える人もいるが、誤りである。
これは駿城に烈祖が在られたとき、奥女中のおきつと云う者が宿下りして戻ったとき生干甘鯛を献じた。
これが非常に御口にかない、戯れに”おきつ鯛”と御定めあってから名高くなり、その地で専ら”おきつ鯛”と呼ぶに至ったという。

このようなことにさえ転訛は多いものである。

 また楽翁(松平定信)が話されたことに、
世に”一富士二鷹三茄子”という事がある。この起こりは、神君が駿城に御座いましたとき、
初茄子の価が高く、数銭を払わなければ買えなかったので、
その価の高さから

「まず一に高いは富士の山だ。その次は足高山だ。その次は初茄子である。」

と言われたという。
かの土俗は、足高山をタカとのみ略語で言ったので、今では鷹と訛り、
その挙句には三物はめでたいものを寄せる等と考え、画に描いて掛けてもてあそぶとまで至るのは
余りあることである。

(甲子夜話)



707 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/06/13(月) 02:13:55.79 ID:OcMckIT/
うっかり信じてしまいそうなホラ話だな

710 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/06/13(月) 14:09:26.65 ID:WDc3Al78
権現様また命名してる・・・(´・ω・`)