砕けるものなら砕いてみよ

2014年09月27日 18:45

375 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/26(金) 20:00:18.13 ID:XYmsWdGL
池田勝入の家臣に、森本政右衛門忠勝と言う者があり、彼は優れた荒武者であった。
この森本政右衛門が18歳の時のこと

勝入の元に、稲葉伊予守一鉄より備前焼の焼き物が贈られてきた。しかし政右衛門はこれを見て言った

「これは備前焼ではありません。偽物です。こんなもの、伊予守の面前で打ち砕いてみせましょうか。」

勝入はそれを聞くと
「それは無礼なことだ。しかし伊予守の面前で打ち砕くことが出来るものなら、打ち砕いてみよ。」

「どうして彼の面前で打ち砕くことが難しいでしょうか!」
そう答えると焼き物を持って稲葉一鉄の元に向かった。一鉄はそういうことだとも知らず対面すると、
政右衛門はその焼き物を取り出して

「これは備前焼にあらず、偽物でありますからお返し申す!」

そう言うと側の柱に打ち付けて砕き、そのまま走って逃げた。
この事態に一鉄は「そいつを止めろ!」と下知したが、政右衛門は逃げ延びて勝入の元へ帰った。

勝入は政右衛門の身を心配して門の内で待っていた所に彼は帰ってきて、「しかじかしました。」と、
証拠として砕けた焼き物の一片を見せた。
その後、政右衛門は勝入に申し上げた

「先程殿は、『無礼であるが砕けるものなら砕いてみよ』と張り合いをかけられました。
このように煽られては、若き者達は、例え骨を砕かれようとも必ずやってやると思うでしょう。
今回私が、逃げ切って帰ってこられたのは幸いでした。どうか、以後お慎み有りますように。」

(明良洪範)

森本政右衛門、稲葉一鉄の目の前で焼き物を砕く、というお話。




376 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/26(金) 20:14:21.86 ID:1tk20FeK
やれるもんなやってみろ(チラッチラッ)という主君のネタフリに応えたいい話じゃないか(白目)

377 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/26(金) 20:25:58.62 ID:yY2ICs9n
鬼武蔵に家康がいない岡崎を攻めましょうといわれて、
よしやってみろと乗っかり不幸にも逃げ帰れなかったお話ですね

378 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/27(土) 11:44:49.06 ID:Y4GRFGo0
>>375
池田勝入に森 ときたから、あの人の逸話か?
と思ったら別人だった。

379 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/27(土) 12:19:23.36 ID:iPkEM/Cw
四天王のあの方と森本を混同してたら成敗されるところだったセーフ

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