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この中でも信友は、

2018年10月22日 17:29

353 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/10/22(月) 16:18:02.48 ID:wL/yqqre
この戦い(長篠の戦い)も未だ半ばであるのに、勝頼の右備の穴山梅雪、本陣の後備の
武田左衛門信光(信堯)ならびに上野介信友(武田信友)らは勝頼を捨てて甲斐

目指して逃げて行く。この中でも信友は、信玄入道の父・信虎が我が子・信玄のために
本国甲斐を追い出されて婿の今川義元を頼み駿府に寓居した頃、かのところで設けた子

である。信友は駿河で成長し、父・信虎と謀を合わせ信玄に内通して今川家の諸功臣を
仲間に引き入れ、ついに氏真を追い出して信玄に駿河を奪わせた。

その功により、今は勝頼の方に扶持されていたところであったが、近年は癩病を患って
面相は変わり人の交わりも叶わず。よって甲斐勢は、「今回は是非幸いと目を驚かす

働きをして花々しく討死することだろうよ!」と頼もしく思ったが、人よりも先に逃げ
出したために諸軍は興さめてぞ覚えける。

――『改正三河後風土記(四戦紀聞・甲陽軍鑑・武徳編年集成)』



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