277 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/06/10(水) 01:56:53.83 ID:tKLQnxUk
(桶狭間の戦いの時)
毛利新助(良勝)、服部小平太(一忠)などを初め、高名の輩に一々恩賞を宛て行われ、いずれも
面目を施した。さても今回、服部小平太は早く義元を槍付けたが切り倒され、新助は遅かったが、
ついに義元の首を取って末代まで聞き伝える高名となり、これは只事ではない。天の恵み、仏神の
冥加に叶いたり。
先年の清州騒動の時、新助は未だ毛利十郎(実際は別人)といって若輩だったが、先武衛(斯波義
統)の若君を生け捕って御命を助け参らせた。「代々の国主にかようの大忠を致した故に、天道に
も叶ったのではないか」と、皆人は感じ褒め合った。
――『織田軍記(総見記)』
服部小平太は義元に掛かり合い、膝の口を切られ倒れ伏す。毛利新介は義元を切り伏せ首を取った。
これひとえに先年の清州城において(織田彦五郎が)武衛様をことごとく攻め殺した時、(一族の
毛利十郎が)御舎弟を1人生け捕って助け申され、「その冥加たちまち来て、義元の首を取り給う」
との、人々の風聞であった。
――『信長公記 首巻』
(桶狭間の戦いの時)
毛利新助(良勝)、服部小平太(一忠)などを初め、高名の輩に一々恩賞を宛て行われ、いずれも
面目を施した。さても今回、服部小平太は早く義元を槍付けたが切り倒され、新助は遅かったが、
ついに義元の首を取って末代まで聞き伝える高名となり、これは只事ではない。天の恵み、仏神の
冥加に叶いたり。
先年の清州騒動の時、新助は未だ毛利十郎(実際は別人)といって若輩だったが、先武衛(斯波義
統)の若君を生け捕って御命を助け参らせた。「代々の国主にかようの大忠を致した故に、天道に
も叶ったのではないか」と、皆人は感じ褒め合った。
――『織田軍記(総見記)』
服部小平太は義元に掛かり合い、膝の口を切られ倒れ伏す。毛利新介は義元を切り伏せ首を取った。
これひとえに先年の清州城において(織田彦五郎が)武衛様をことごとく攻め殺した時、(一族の
毛利十郎が)御舎弟を1人生け捕って助け申され、「その冥加たちまち来て、義元の首を取り給う」
との、人々の風聞であった。
――『信長公記 首巻』
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