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この両大将の御軍法は

2020年04月03日 17:52

868 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/02(木) 23:06:06.70 ID:pq0QyS8J
信長様の御軍法は、御敵を仕りたる者は、子々孫々までも御果たし、その跡をも返す程に厳しくいたして、天下を
治められた。
内裏の御修理などを仰せ付けられ、王法の衰えたるをも御取り立てた後、仔細有って上京の騒ぎを払うためとして、
京の地子(固定資産税)を御免に成り、万事に賞罰正しく仰せ付けられた故に、万民に至るまで仰ぎ奉らず、という
事がなかった。

さりながら、一度御敵仕った者には、御詫言申し上げて御旗下に成ったとしても、御心を許されず御憎み浅からず、
それ故に謀反人が多く出たのである。そういった時は、強いばかりでは成らざる事なのだ。

このような点について、太閤様(秀吉)はよくご覧になっており、御敵を仕る者には厳しく仰せ付け、また詫言申し上げ
御旗下に成ったならば、御譜代同然に、御懇ろに成り、過去のことに御心を置かれないように成られた。
故に昨日まで御敵を仕った者であっても、身命を捨て忠節を致すべきと考えるように成るのだ。
故に謀反人も無く、早く天下を御治められた。

この両大将の御軍法は、このように裏腹に違っている。この心持ちは小身の召使いの者であっても、心得有るべきだ。

細川幽齋覺書



869 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/03(金) 00:02:20.84 ID:zBA7abq5
息子は妻を見たというだけで下人を斬っちゃうのにな
信長より怖いやん

870 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/03(金) 00:07:19.30 ID:FSVCIVoW
べた褒めされてる太閤様だけど家臣になった人間に対して優しいかというと

871 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/03(金) 00:29:08.54 ID:Bm35P5Cg
>>868
お前義昭から信長に乗り換えといて何言ってんのって感じ

872 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/03(金) 07:45:29.96 ID:cYYaqcw6
>>868
>御旗下に成ったならば、御譜代同然に、
この結果徳川に天下取られるんだから皮肉というか面白いもんだ

でも秀吉が俺は信長ほど甘くないぞって言ってたこともあるし
信長も結構優しいよなぁ、松永とか何度も許してるし

873 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/03(金) 08:07:02.83 ID:bLU5IFlR
太閤様は推し量り難い越えちゃいけない線があってそこを越えると誰だろうがキルするイメージ

874 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/03(金) 08:39:05.04 ID:hcIxRMmR
お爺ちゃんは家康の結果を知らんからな

876 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/03(金) 11:29:37.76 ID:FSVCIVoW
今の研究的には天下取られるというか、奉行が横車押しまくったせいで任されてた徳川が天下取らんと治まらんほど豊臣家がぼろぼろになっていったって感じみたいだし
譜代同然に扱う事自体は悪くはなかったんじゃね、むしろ1代しかなくて家に忠誠のない元からの家臣連中こそ箍外れると何しでかすかわからん的な
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武士の「話」について

2020年04月02日 18:26

864 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/02(木) 03:31:39.34 ID:pq0QyS8J
人には何かしら好きな事が有るものだ。弓鉄砲、或いは馬、鞠、兵法、料理、乱舞、歌、盤上、鵜、鷹、
数寄の道、何れであっても好きな事が有のであれば、仮初にてもその事を話すものだ。
また人の話であっても、自分の好きな事であれば聞くものである。
また人により、武道の話をいたし、また人がそれを話すのも面白がって聞く者は、良き心がけの者であると
存じておくべきであろう。

大方、人々の心中は話、或いは愛する友を以て知れるものであると、松長という名人が申された(松永久秀の事か)。
誠に相違無いと見える。
とかく、どんな諸芸であっても、自分の心に染まらぬ事は、成らざる事であり、その心得が有るべきである。

常々ものを良く申していても。戦場に於いては有無のことを申さぬ人がある。
また敵との間が遠い時は何かと口を利くが、敵が近くなると物を言わない人もある。
そういった具合の将は、常々どれほど口を利き、物を良く申していたとしても、それは用に立たない事である。
殊に敵が遠いほど物を申し、近くなって合戦前になると萎れたような体となって居るのは、殊の外に見苦しい事である。

常には少々無口であっても。戦場に於いては諸人も聞き届くように下知をいたし、物の埒を申し分ける者は、
常に物を良く口を利く者より、増しているものである。

細川幽齋覺書

武士の「話」について



865 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/02(木) 20:19:20.89 ID:fNTnUbyo
これは落ち着いてる幽齋さんですね
いつもこうなら良いのに

「松明の心得」「城はやし」「言葉争い」

2020年04月01日 17:21

856 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/01(水) 12:05:31.82 ID:ihS7+uPT
城に竹束で仕寄を据える時、本陣までの道などが悪くて遠くにある場合は、城中から夜討ちなど致すことがある。
そのような危険がある時は。十人二十人であっても、松明に火をつけ両手に持ち、本陣の方から竹束の裏まで
行って帰り、幾度もこれを繰り返せば、夜討ちは無いものである。これを松明の心得と申す。

竹束にて仕寄、城を取り巻いた時には『城はやし』と申す事がある。
井楼の上に二、三人も上がり、拍子木を打って音頭を取り

『城になふなふ 明日は首をたもろふ ゑいゑいわっ』

と、竹束の裏に在る同勢一度に声をそろえ鬨の声を作り、鉄砲をはたはたと打ち掛ける。
それを致すのは夜の五時(午後八時頃)、又は夜明けにも致す。何度もこのように致せば。
城中に居る女子供、また籠城などした事のない不案内者は殊の外騒ぎ慌てるものである。
このすると、二十日持つ城も十日持ちかね落城するものである。

また『言葉争い』と申す事がある。口かしこき者井楼に上り、「御陣へ申度事候」と申せば、敵方よりも
「何事にて候」と答える、そこでこの方より申すのは

「御籠城、御大義に候。とても御持ちこたえること、中々成るまじきようです。御降参候へ。
そうでないのなら、何方からであっても突き破り、こちらに御出候へ!
御首を早く申し受けたいものです。とにかく、御首を申し受けなくては成らないものなのですから。」

などと敵の心に掛かることを申すのだ。ではあるが、慮外がましい事を言えば敵方からも悪口が帰ってくる。
敵の心を暗くするような事だけを申すものである。

細川幽齋覺書



鷹にとらせ申度候御免候へかしと申候得ば

2020年03月31日 16:39

835 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/31(火) 00:59:48.13 ID:agh7N04f
対陣している時、又は城を取り巻いている時などで、敵陣を攻めるにあたっての足がかりを見たくても、
それが出来ない時は、敵方に断りを申して、見たいと思う場所に鳥などが居る場合は、
「鷹に取らせたいので、御免候へかし。」
と申せば、大体は許すものである。
(鳥など居候はゞ、鷹にとらせ申度候御免候へかしと申候得ば、多分ゆるす物にて候。)

そういった時は、鷹に鳥を取らせることは二番にいたし、足がかりを専らに見るべきである。
そして鷹に鳥を取らせたら、敵方に送るのだ。そうしておくのは、重ねて見たい場所があった時の為である。

昔はこのような謀の為に、出陣には大将衆も、鷹を据えさせていたものだ。
現代ではこう言った事をしなくなったが、この心持ちは、色々に応用できるものだ。

細川幽齋覺書

細川幽斎の時代の、敵陣の模様を見るための謀。何というか、非常に牧歌的ですね。



837 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/31(火) 02:51:15.22 ID:Fdmi6ahG
鷹狩したいですといってはいって通してたのか、なにか通す側にも政治的メリットとかがあるんだろうか
軍事訓練的側面とか領内視察的側面とか、戦国期の鷹狩だけで一冊本できそう

合戦場にて鑓を合わせる時に

2020年03月30日 16:55

826 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/29(日) 22:46:14.26 ID:PwHbEMaN
合戦場にて鑓を合わせる時に、色々稽古もあるのだが、先ず敵の真ん中を目当てに致し、ひたすら
叩くようにするべきである。そのようにすると、敵は嫌がり仰向けになるものだ。その時胸板を突けば
転んでしまう。惣別、武者は上をかぶくものであるから、造作なく転んでしまうのだ。
ただし敵より叩きつけられ。下鑓になってはこれは成らぬものであるので、心得の有るべきことである。

細川幽齋覺書

昨今は「鑓は叩くもの」と言われがちですが、ここでは叩いて起き上がった所を突いて転ばせる、とされているのですね。



細川幽斎による、鉄砲隊運用の心得

2020年03月29日 17:14

816 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/29(日) 02:32:51.34 ID:PwHbEMaN
合戦で鉄砲の者を召し連れ、鉄砲を討たせる時は、たとえ敵が五間か十間の遠くに在ったとしても、
何か木陰などが有ればそこに召し連れ参り、そういった場所で撃たせるべきである。
そのようにすれば、こちら側に手負いは出ない。

何も知らない衆は、少しでも近くにと思い、敵から見晴らしの良い場所に鉄砲の者達を置いてしまう。
それ故に敵から散々に打たれてしまうのである。そうなれば、手負いが二、三人も出れば、此の方は
崩れてしまう。

鉄砲の命中率など、五間十間遠くても同じことである。(鉄砲の中りは五間十間遠く共おなじ事にて候)
そういった時は、此の方に手負いがないように見立てることが肝要である。

また、旗本より程遠くに在る時は、鉄砲大将の指物を、敵に近い場所に、塚でも、また小高い場所でも
有るならば、そこに指物を持たせ遣わし、立てておくのだ。そのようにすれば、脇より見て、
「誰々は早くもあそこまで仕寄せしている。」と見えるものである。

こう言ったことは、自ずから行うべきことで、鉄砲大将などは心得有るべきである。

細川幽齋覺書

細川幽斎による、鉄砲隊運用の心得



818 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/29(日) 09:16:16.15 ID:Zk6eD4N+

>>816
これは面白いな
ドラマなんかだとこれ見よがしにオープンな場所に
鉄砲隊が列をなしてたりする

819 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/29(日) 11:14:23.06 ID:r1fXkJh+
>>818
その方がかっこよく見えるからかな
でも今だと、いやそうじゃない、と816みたいに解説する方が受けるかな?

820 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/29(日) 12:30:06.93 ID:MVE+KsKB
映像での見栄えと戦い方って別の話だものねー
しかもこれの場合、あくまでも細川幽斎ならこうするってだけで本人も言ってる通り見晴らしのいいとこに鉄砲隊配置させる人もいるみたいだし

弾と火薬が豊富にあるなら隠れて連射のがいいんだろうけど、少ないならまた変わるだろうし

821 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/29(日) 14:37:26.35 ID:Zk6eD4N+
>>819
見栄えの問題は確実よね
そもそもあんなオープンフィールドばっか日本にはないし

でも最近お金かけられないからドラマも
丘や林に布陣とかしてリアル志向ですとか
やらないかなぁ

822 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/29(日) 14:54:15.21 ID:eVE4ARRj
>>821
戦国時代の山は禿山だらけだから、フィールド自体はオープンだったりする。斜面だけど。