633 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/18(土) 21:02:09.96 ID:1C5sJy7C
織田信長の軍が、丹波国小山城主・長澤治部太夫と申すものを攻めた時、
攻め手は織田七兵衛(信澄)、明智日向守(光秀)、滝川左近(一益)という面々であった。
この時
織田信澄に、80石の知行で仕えていた
藤堂高虎は大いに働き、無類の高名を成した。
小山城攻めの後、
織田信澄は自身の母衣衆10人を選定したが、そのうち一人がどうしても
決まらなかった。そして家中の侍たちを様々に吟味した上で、
藤堂高虎をこれに選ぶと決定した。
これを聞くと、高虎は信澄に訴え出た
「私の現在の知行は80石です。この知行では母衣衆として満足な働きを成すことはできません。
どうか御加増をお申し付け下さい。」
しかしこの訴えは叶わず、そのため高虎は失望して、信澄の元を立ち退いたとのことである。
(藤堂家覺書)
634 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/19(日) 00:31:39.80 ID:gtYAqGtm
高虎には美学があるな。
いい話でもよかったかも
636 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/19(日) 08:58:40.38 ID:RQBqzfZL
>>634
美学関係ないよ
この知行じゃあ馬を買うどころか維持費すらむりぽだってことなんだから
信澄に金銭感覚全然ないのか高虎へのイジメかのどちらかだろ
そりゃあ失望するわ
637 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/19(日) 10:51:57.80 ID:gtYAqGtm
>>636
馬も飼えない=戦で役に立てないから去る。
に美学感じる
638 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/19(日) 11:23:26.80 ID:7uhF6O8H
戦働きできなければ喰っていけんがのう
639 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/19(日) 11:31:57.60 ID:gtYAqGtm
80石なら従者も動員せず、軍資金も上に甘えられるだろ。
食ってはいけるが、高虎はその立場をよしとしなかったんでしょ?
641 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/19(日) 13:56:56.58 ID:RQBqzfZL
>>639
いやだから母衣武者ってのは
ほろを付けて馬に乗ってるものなんだよ
いわばネット環境無しで2chに書き込めって言ってるようなもの
643 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/19(日) 18:20:42.25 ID:gtYAqGtm
>>641
役職?と知行の釣り合いが取れないってことだな。
説明Thank You
644 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/19(日) 18:59:34.39 ID:21FkBzKA
>>641
いや、母衣衆は本来戦場の使い番でしょ。
この時の信澄の母衣衆がどういった立ち位置なのか定かではないが、話の流れから抜群の功を上げた名誉の者を上げた形なので信澄としても戦場での隊としての戦力を望んだわけでもなさそう。
名誉だけ与えて実をくれない信澄の吝さに失望したって話だと思う。
649 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 03:24:03.39 ID:RorCYiM7
>>644
使い番って戦場での使者や伝令なんだけど
馬無しでやっていけるの?
650 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 08:41:08.67 ID:Vi04hVmr
頑張ってくれてるからと、名誉職として与えようとした可能性は?
戦場でも傍から離さないか、理由をつけて馬やら何やら下賜しようとしたとか
651 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 08:56:06.79 ID:FBpMFycF
名誉職扱いはどう考えても無理筋だろ
652 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 09:12:11.21 ID:Mg0CMXgc
母衣衆は主君の身辺を守る親衛隊で、ここぞという時戦線に突撃させる機能もあるので、
馬だけでなく最低でも10数名規模の配下を従えていないといけない。
それにこの当時母衣衆は名誉職ではなく、バリバリの実戦部隊だよ。
653 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 10:11:43.43 ID:wBqh+PpR
いや、戦力として期待したんならそれ相応の石高(この時代だと貫高?)も与えるだろ。
(万石で動員数250人を当てはめれば高虎に期待される動員数は80石だから2人)
そうしなかったということは信澄にとって母衣衆はつまりそういうことだったとしか思えない。
どうにかこうにか数合わせのために10人目として選抜されたとういう事情もあるし。
もしバリバリの実戦部隊として高虎を抜擢しといてこの扱いなら、単に信澄がバカ殿だったという話になるな。
いわゆる信長の赤母衣衆・黒母衣衆(たしか書状などでは確認できなかったのではないかな?)だってそれなりに大身のものから小身のものまで名を連ねており任務も一様ではなかった。
> それにこの当時母衣衆は名誉職ではなく、バリバリの実戦部隊だよ。
オレは知らんのだけど、どこの家中でどのように遇されていたとかの具体的な例はある?
信長の赤・黒、秀吉の黄以外で。
654 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 10:44:24.14 ID:/OZKFzWl
して他の9人の母衣衆の姓名、知行と高虎と比較吟味された者どもの名はなんと?
655 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 15:50:08.69 ID:jfhU2P6R
現代でいえば仕事が出来るアルバイトが、チームリーダーとかいう
肩書き付けられて、責任と業務量だけ増えて、時給そのままで、
店長に「君には期待しているよ」と言われたようなもんだろ。
656 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 18:17:55.99 ID:HGFZ4pVY
>>655
それもPC、会計ソフト、営業車は自前で買えってね
657 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 19:20:16.88 ID:0FkxAK+S
営業車にいたっては購入費だけでなく、燃料代や駐車代といった
維持費も自前でやらなきゃならんから、賃金を上げてもらわなきゃ
仕事も生活もままならなくなる
658 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 19:36:23.81 ID:a7bqs9Ri
今の時代で例えるなら、主君を七度変えれば一人前どころか下手すりゃ社会不適合者扱いだからな
まあだからといって当時が良かったと言うわけでもないが
なにせ今はモノホンのクビが飛ぶわけでもないしな
665 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/05/21(火) 06:46:28.19 ID:fw4VHsUy
>>662
信澄にとっての母衣衆がその程度の意味しかなかったと言ってるだけだよ。