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秀忠と政宗と酒井忠世

2022年05月26日 16:35

204 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2022/05/25(水) 23:28:29.94 ID:8WaBkeoQ
槐記享保十年十月二十二日の記事より 秀忠と政宗と酒井忠世

進藤夕翁の話に「台徳院殿の御時、酒井雅樂頭(恐らく忠世)と奥州の政宗が御相伴になって、台徳院殿自らが放った鷹で獲った雁を二人に下されたが、二人ともにその雁を褒めたところ、その時分俳諧が流行っていたのであろうか、『一句詠めるか』とお尋ねあるとすぐさま雅樂頭、
 下さるる 御汁いくたび かえる雁
と詠まれた。御感心のあまり『政宗、脇を付けよ』とご所望あれば、政宗、
 遅き給仕の あたまはる風
と付けると、おおいに面白がられた。『なにとぞ第三句はお上がお付け下さいませ』と二人が申し上げると、
 山々は こぶしの花の 盛りにて
と付けられたとのことです」
家煕様も「昔の人は」と大笑いされたが、三人の性格の違いがまざまざと表れているのは実に驚くばかりだ。



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ただそのままに差し置かれるべき

2021年11月11日 17:14

175 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2021/11/11(木) 14:28:38.25 ID:4d0f0d9e
ある雑記に曰く、大猷公(徳川家光)の御代、老臣の面々に仰せに成られた

「豊国社が現在廃れているが、これは道理に当たらない事だ。秀吉に於いては敵と称する類に非ず、
そもそも当家(徳川家)興立の事も、彼の恩義に寄ってのものである。であるのにかの霊社を捨てるのは
いかがだろうか。頃く修理を加え、祭祀の礼を以てすべし。」

この時、酒井雅楽頭忠世が云った

「上意の趣、謹んで承りました。但しつらつら考えてみた所、神霊は人の敬に集まり、神威はこれより
生じます。これを廃する時は威が無く、威が無い時は祟りを成しません。
今、たとえ上意の如くしてこれを祭ったとしても、正しく社稷の嗣である秀頼公は御敵として亡命しており、
である以上どうして神霊が祭を受けられるでしょうか。
恣に今これを取り繕えば、これ則ち御武威の虚となって、邪気がこれに乗じて禍害を成すでしょう。
ただそのままに差し置かれるべきです。」

この意見を公も信じられ、その後これについての御沙汰は無かったという。

新東鑑

豊国社についての徳川家光酒井忠世のやりとり



天下を治めるものに、我意はならぬものだ

2014年09月11日 18:51

762 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/10(水) 19:44:20.59 ID:I/gLwwtb
酒井雅楽頭忠世は、徳川家光のもとで大老を務め、補導第一の良臣であった。
彼はいつも正言を申すため、まだ歳若き家光には煩わしく思い、忠世に何か言われた時は、
いつも機嫌が悪かった。

ある日家光が大手前を通った時、「あの家は誰の家か」と尋ねると、「雅楽頭の家で御座います」と答えられた。
そのとたん、家光は顔をしかめた。それほど酒井忠世を嫌っていたのである。

ある年の事、八朔の賀に御三家はじめ諸大名江戸城に登城した時、家光は前夜より二の丸に在って、未だ
還御無かった。
酒井忠世は二の丸に渡り、「拝賀の者は皆集まりました。早くお還りあって賀儀を受けられますように。」
との言葉を伝えるよう家光の御傍の者達に言ったが、彼らは家光の事を憚って、誰も取り次ごうとしなかった。

そのため忠世は直接家光の御前に出て、その旨を言い聞かせた。この事に家光は激怒した
「忠世、取次なしに私の前に出るのは推参である!必ず咎めを与える!」

「それがしの事は後日、どのようなお咎めも蒙りましょう。今朝はとにかくお還りください。」
これに家光も拒否できず、やがて本丸へと還り諸大名の拝謁を受けた。
その後何の沙汰もなく数日が過ぎたが、忠世は西の丸の大御所秀忠の元を訪れ

「私は性質愚鈍であるのみならず、歳も取り、また殊に御前もよろしからねば、老職を
お許しありますように。」

そう、大老職の辞任を申し出、また八朔の日のことも申し上げた。秀忠はこれに何も言わなかった。

間もなく、家光が西の丸の秀忠のもとに渡ることがあり、忠世も召され左右に侍った。
そこで秀忠が
「忠世は年老いて、さぞ本丸での職務にも労しているだろう。今日は殊に冷気が強い。
これを取らせる。」
そうして自らかぶっていた頭巾を取ると、手ずから忠世に与え「直ぐにこれを被るように」と言ったが、
忠世は御前を憚り被ろうとしなかった。家光はこれを見て
「上意であるぞ。何故被らないのか」
と言ったため、終にこれを被ると「良く似合っている」と笑った。

その時、秀忠は家光に向かい
「将軍は雅楽頭を気に入らぬそうだな。彼は東照宮(家康)このかたの旧臣であり、天下大小の
政事に熟練しているので、私が将軍職を譲った時、それに添えて彼を遣わした。
それを気に入らぬというのは。御身の我意というものである。
よいか、天下を治めるものに、我意はならぬものだ。」

そう言い、また八朔の日のことも取り上げ強く教諭し、これを家光も畏まって聞いたが、何の答えも
しなかった。

忠世は、この後どんなお咎めを受けるかも解らないと思っていたが、家光は本丸に帰ると直ぐに
忠世を召して

「今日は御隠居様(秀忠)より殊の外お叱りを受けた。よく考えて見れば、お前が天下の政道を大事と思って
言う言葉を、私は悪しざまに聞いていた事は、今更悔いても甲斐のないことである。

雅楽頭よ、今後は尚更に、思うことを残さず言ってほしい。」

そう、さわやかな表情で言った。その後城構えの工事御覧のため出かけたが、この時家光が
「雅楽、先にいけ、先にいけ」と言うので忠世が先に回った所、さらに「頭巾!頭巾!」と
先に秀忠より頂いた頭巾を被るよう促した。しかし忠世が被りかねた様子だったので
「御免であるぞ!否むこと無かれ!」と言って、終に被らせたという。
(葛藤別紙)



764 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/11(木) 14:59:47.69 ID:Ma+XRQaQ
>>762
ダメだ、「頭巾!頭巾!」と言ってる家光の顔が、クマーのAAみたいになってるように考えちまうww

765 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/11(木) 17:05:23.26 ID:IcA/rOD/
どんな頭巾だったのだろうか

766 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/11(木) 18:46:40.63 ID:DAvsj1i8
赤い頭巾だと思う

767 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/09/11(木) 19:42:44.00 ID:/aHn3j5H
悪代官風とか?

「そんなに咎めちゃいけません。」

2012年11月04日 19:01

162 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 20:21:39.94 ID:0bGScpr4
元和元年(1615)の事だという

幕府重臣である酒井忠世土井利勝が江戸城より退出するときに、御台所の入り口で、
そこで働く下男たちが、料理で切り残した魚鳥の肉を紙に包み、蔦で結ってこれを手に
出てくる所と出くわした。

切れ端とはいえ、幕府の予算で購入した食材の一部を自分たちのために盗んでいるのである。
下男たちは老中たちの姿に驚き慌て、包を袖や懐に隠しながら逃げ惑った。

これに、酒井忠世土井利勝の後に居た老臣が見咎めて言った

「公の私(公務の中に多少の私情の入ること)とは言いながら、憎き奴原の仕業かな!」

ところが忠世と利勝はこれを聞くと、口をそろえて

「そうではありません。江戸が未だ経済的には豊かではなく、それ故に彼らも少ない扶持で
召し使われています。そんな彼らに、ああいった恩恵でも無ければ、どうして妻子を養えるでしょうか?
それに、彼らがあれを自分達の当然の得分だと思っていたら、あんなふうに隠しませんよ。

これはね、今は未だ私たちの目指す仁政が行き届いていないという事なのです。
だからそんなに咎めちゃいけません。」

そう言った。
そして忠世と利勝は

「本当なら、魚鳥の切れ端くらい、隠さずに持たせてやりたいものです。」

とも言った。
その程度の事は問題にならないような豊かな世にしたい、ということであろう
(武野燭談)


酒井忠世土井利勝、切れ端の包に政治の至らなさを知る。というお話




163 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 21:09:56.53 ID:sA2vHhfG
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-6213.html
佐渡守「それはめでたいことです。殿が天下一の大名となり、方々から貢物が届くようになったので、それを
盗む者も出たのです。」

いい方にも悪い方にも解釈できるんだな

164 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:09:01.01 ID:+0d2IRI4
そういう役得はあって当然というかそれを前提とした扶持を貰ってるイメージだったわ
別にそういうわけでもないんだな

165 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:09:22.86 ID:/Xo4EPr5
土井利勝は優秀で公平な官僚のイメージがあるなー

166 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:13:55.07 ID:9vM6Q9bY
これも土井利勝が下人をかばういい話とも受け取れるし。

167 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:17:16.31 ID:+0d2IRI4
あ、何も疑わずにいい話だと思っちゃった
ここ悪い話スレだったw

酒井忠世と、神谷与七郎の無礼慮外

2012年11月02日 20:00

194 名前:1/2[sage] 投稿日:2012/11/01(木) 19:55:23.63 ID:wa9MXoK4
徳川家康の新参の家臣に神谷与七郎と言う者がいた。
ある時この神谷が城中で、当時徳川秀忠の老中であった酒井雅楽頭忠世と行きあった。
神谷はすぐに脇によって「キリッ」と礼をしたのだが、その時酒井忠世は考え事をしていたのか、
神谷に全く気が付かず通りすぎてしまった。

スルーされた神谷の心に、暗い焔が灯った

それからというものの、神谷は酒井忠世に出会うたびに無礼慮外を度々繰り返した。小学生かお前は。
ともかくこの神谷の忠世に対する人もなげな振る舞いはよほど話題になったらしく、ついに
家康の耳にまで達した。

「秀忠の重臣に対してなんという振る舞いだ!神谷には暇を出そう!」

そう言ったが、内々に神谷の行状を聞いてみると、彼は人品能く、殊更に奉公を第一に勤めている、
忠世の件がなければ武士の鏡のような男であった。

「ああいった者こそ才能を確かめつつ能く召し使われるべきなのに、ゆえなくお暇を賜るような
事をすれば、御家の諸奉公人たちはどう思うでしょう?我が身を省みて、御家に対し疑いを抱くのでは
ありませんか?
それに雅楽頭(忠世)のせいで神谷があの様なことになった、などと言われては、あの正直至極な
雅楽頭に悪名を付けてしまいます!

しかし、だからといってこのまま放置しおいては御家老の威厳が薄くなり、御家風も軽くなってしまいます。
さて、どうしましょう?」

近臣の者達、結局家康に丸投げする。『相変わらずウチの家中はめんどくさいなあ』と家康は思ったかどうか。
しかしこういう面倒くさい人間を扱わせることに関しては家康はベテランである。
ナイスアイデアを思いついた

「そうだ!今度神谷に知行の折紙(認定証)を与える時、かねてからの約束よりも少し少なめにして
渡そう。神谷はこれまでの情報を総合すると堪え性のない人間だ。ならばその様な目に合えば
きっと自分から暇を願い出るだろう。その場合他の奉公人へも影響を与えなくてすむ。
それにこれで雅楽頭が不評を被る事も無いだろう。よし、これだ!」

そういって家康は、かねての約束が千石の所を、八百石の折紙を用意し一両日中に
神谷に渡す準備を整えた。

と、これを聞きつけやってきたのが酒井忠世である。彼は家康の御前に出ると

「神谷に知行の折紙を下されるという話を聞きました。あの者は殊の外良き奉公人です。
一廉御用にも立つ者でありますから、たしかあの者への知行のお約束は千石でしたが、それよりも
多く与える事こそ然るべきと考えます!」

『またややこしい事に…』家康はきっとそう思っただろう


195 名前:2/2[sage] 投稿日:2012/11/01(木) 19:56:18.18 ID:wa9MXoK4
「いやまて、あの者は殊の外な慮外者であると聞いておる。だから八百石の折紙を既に用意したのだ。」

忠世、これを聞いて怒った
「それは以ての外のお考えです!!
あの者にそんな事をしたら、今後良き奉公人が、どうして御家に仕えることを望むでしょうか!?
ああ言う者をいかにも厚遇してこそ、勇士・能者も集まるというものです。
大御所様!ああもう、散々のご思案ですぞ!!」

家康公ボロクソである。しかし家康
「お前が言うことを一々判断する必要はない。何故かといえば、我が家において、重臣である
お主に慮外するような者はあってはならぬのだ。であるのにあの者は度々に渡りお主に慮外をいたしたと
聞き及んでおる。だからこそ、約束よりも少ない知行の折紙を与えたならばきっと暇を乞うてくるだろう、
その時暇を出してやろうと考えたのだ。そうであるので、知行増など思いもよらぬ!」

家康は個人のことを言っているのではなく、組織の統帥を考えて言っているのである。
これに忠世

「…私は御存知の通り、御家の御厚恩を以って代々召し使われている者ですが、そんな譜代の私に
新参の者が豪胆にも無礼をしてくることに、却ってその器量の深さを感じ、彼を、一廉御用の役に立つ者だと
見立てました。そして内々に調べてみても、人柄・心持ちの揃った人物でありました。
であるからこそ、この様に申し上げているのです!」

家康ももうグッタリしつつ
「…ではお前は、神谷に知行をどれほど与えようというのか?」

「二千石遣わされて然るべき!!」

「!!!???」

倍である。ついでに言えば実際に与えるのは家康である
「た、忠世くん?それなら最初の約束通り千石渡せばいいんじゃ…ないかな~?」
「二千石然るべき!!」
「えーっと、いきなり倍は与え過ぎのような…」
「二千石!」
「…」

家康がどんど追い込まれていくのを他の老中たちがいたたまれなくなったのか、話に割って入り
「じゃ、じゃあ真ん中取って1500石でいかがでしょうか!?そうしましょう!」
と、一同申し上げたことにより、家康も遂に観念し1500石の折紙をつくり、神谷を呼び出し
これを与えた。この時、家康という人の面白いところは、酒井忠世との論争を、残らずありのまま
神谷に伝えた所である。

神谷は感涙を流してこの折紙を頂戴し、城より退出するとその足で酒井忠世の邸宅を訪ね対面し、

「それがし愚かにして人を知らず、憤りを顕したこと、誠に面目のないことでした。」

そう忠世に謝罪したという。
その後神谷与七郎は働きも能く、人品も忠世が見立てた通り、実直に勤め、その後足軽を付けられる程に
出世したそうである。
(武野燭談)




197 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/01(木) 20:00:49.01 ID:aYuzkYLw
>>195
国替え後でもめんどくさい三河侍…

198 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/01(木) 20:39:37.71 ID:jLOHci8a
やっぱり三河武士はめんどくさい

でもそこがいい

199 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/01(木) 20:44:59.37 ID:c293RWN0
忠世がひたすらかっこいい話w

200 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/01(木) 22:03:40.61 ID:gJQfI2k2
千石を八百石に、のところでつい反射的に
「まさかケチりたいだけじゃ…」と疑ってしまった自分がいる・・・。

201 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/02(金) 00:54:15.29 ID:FUjAttnp
徳川名物三河者コントは実に下らん

202 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/02(金) 09:20:02.83 ID:UCB2mwtq
家康と忠世による脚本かもな
わざわざ経緯を公にして予定より多く知行することを周囲に納得させ
当人の行為を改めさせるばかりか更なる忠誠をも引き出した
上手く解決したもんだなと感心する

酒井忠世が将軍家光の許に伺候すると

2010年10月10日 00:00

601 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 16:47:10 ID:4D0c5eYL
ある日酒井忠世が将軍家光の許に伺候すると
堀田正盛が袴をしどけなくはいた姿でそそくさと飛び出し、去って行った。
その後妙にそわついた顔をした家光に用件を言上した時
忠世がふと書院棚を見るとそのころ流行っていた刑部梨地の印籠が置いてあった。

「あれはなんでございますか?」と忠世が尋ねると家光はただ顔を赤らめ「加賀が…」と答えるばかり。
忠世は「いかに寵愛の者でもかのような場所に印籠を置かせてはなりませぬ。時と場合というものがあります。」と
諫言した。




602 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 17:05:58 ID:fNcIZk/Y
アッー!

603 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 17:22:20 ID:DYF/lBoF
これまで陰嚢を魅せ合っていたのに、これまた印籠とは無粋なことを。

604 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 17:23:57 ID:Li3LeIDf
恐らく印籠とコウモン様を掛けた高度なメッセージ
酒井忠世が即座にソレを読み取ったよい話


605 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 17:53:16 ID:D9Mc9oLb
まったく家光様の性欲は底なしやで

606 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 18:02:07 ID:DuKdLLTC
*ただしイケメン稚児に限る

608 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 18:23:55 ID:UMsIq0T/
>>601
印籠には何が入ってたんだろう?
やっぱりすべりをよくするアブラとか?w

611 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 18:29:33 ID:fIDHaaL3
>>608
おくすり


612 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 19:04:41 ID:1XZGadip
>>608精力増強剤

伊達政宗三連発・いい話

2008年10月16日 10:12

476 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 11:04:47 ID:iKrK589Q
正宗三連発

・伊達政宗、自邸に将軍の御成りが決まり、幕閣一同下見に訪れる。そこで将軍への進物の話になり、
政宗、長さの違う二振りの脇差を出してきて、「どっちがよろしいかな?」と聞いてくる。酒井忠世と土井利勝が
「長いほうかな?」と答えると、その答えを何故か気に入らなかった政宗、急に怒り出し

「短いほうでも、お前のわき腹ぶっ刺せるんだぜ」

と、良くわからない威嚇を始める。幕閣一同笑ってごまかす。細川忠興呆れる。


・伊達政宗、友達で旗本の加々爪忠澄の額を、何を思ったか突然ひっぱたく。忠澄もとっさにひっぱたき返す。
→そのまま場外乱闘。拳と拳で男の友情を確かめ合う。細川忠興呆れる。


・伊達政宗、島津家久を呼んで茶会を企画。余興として能でもしようと思い立ち、喜多七太夫の所に
「役者貸せ」と言いに行くも、七太夫「あいにくその日はみんな予定が埋まってまして…」
これに激怒した政宗「来ないと言うのなら、お前ら全員斬り殺す!」と、堂々のジェノサイド宣言。政宗は本気だ。
困った七太夫、島津家久に泣き付く。訳を聞いて途方にくれた家久、友達の立花宗茂や寺沢広高と相談の結果、

「いたたたたたた?あれ?急に、おなかが、痛、いたたたたたた、急におなかが痛くなったよー、これじゃ茶会は無理、
残念だけど延期するしかないなあーいたたたたた(棒読み)」

と、不登校の小学生みたいな言い訳をして、五日間の延期に成功。細川忠興やっぱり呆れる。




477 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 12:05:31 ID:CCki6Kvx
>>476
なんというDQNw

478 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 13:10:20 ID:wM2GQ6nA
細川忠興のようなDQNに呆れられるところが笑いどころか?

481 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/07/12(土) 17:07:17 ID:BowFtQy6
>>476
島津家久ってとこで笑った

西国無双のDQN忠恒様さえも途方に暮れる役回りにしてしまう
政宗おそるべし