鈴木右近の切腹

2014年07月06日 18:51

249 名前:鈴木右近の切腹[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 14:33:08.50 ID:2nLgC1Uj
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-3811.html
でもちょっと触れられてるけど出典があったので
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-4040.html
の逸話で
「どんなに死出の山が険しくても、わたしが御手を引いて差し上げますよ」
真田信之と殉死の契約をした鈴木右近
木村縫殿に殉死の際の介錯を頼んでいたのだが
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-4806.html
の逸話のように縫殿が死んだためその息子の渡右衛門に改めて介錯を頼むことになる。

250 名前:右近の切腹[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 14:34:10.32 ID:2nLgC1Uj
万治元年戊戌十月十七日、一当公(真田信之)九十三歳にて御卒去。
鈴木右近は十八日に殉死すると言ってたのにどうしたのか、自室に篭ったままであった。
嫡男の治部右衛門は江戸にいて不在であり、次男の弥左衛門は気が気でなかった。
家老以下、真田家家中に父の殉死の予定を伝えてきたのに、万一、長引くようなことがあれば
どうしたらいいのだ、と心配でしょうがなかったが、
右近の日頃の気性を思うと、たとえ天地がひっくりかえっても自分をまげない男なので、
意見もできないとあきれ果てていた。
右近は長年妻子にも触らせなかった箱を開けて書付をいちいちとりだしてことごとく
焼き捨て、残りを入納したそうだが、何が書かれているかを知る者はいなかった。
なんだかんだで十八日夜になって右近は正眼山法泉寺に移ったようだ。
隣家の竹内親兵衛、長谷川善兵衛が法泉寺に訪ねていくと、
右近「殉死の見届けをしてくださること、ありがたいことです。
私が焼かれる火葬場の様子をみたところ、山のようになって見苦しかったため
平らにならすよう指図をしてきたところです。」
ずいぶん念のいったことだと思っていると、同族の弥左衛門がやってきて、
切腹が遅れていることを問いただした。

251 名前:右近の切腹[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 14:34:59.30 ID:2nLgC1Uj
右近は「用意はできました」と答え、
取り寄せた棺桶のできを見、内外の寸法も十分だと満足していた。
そうこうしているうちに、介錯人の羽田六右衛門を木村渡右衛門が召し連れて
右近と対面した。切腹前の儀式が終わった後、
右近「まことに申し上げにくいことですが、このようなことをしたことがなく、この歳になるまで
殉死を見たこともないため、作法を心得ません」
木村「わたしも心得ているわけではありませんが、近藤平之丞に聞いたところでは
主君の御位牌に拝礼するのはもちろんですが、拝礼の後、御位牌に背を向けて切腹するのが
作法だそうです」
右近「若いのにそこまで調べてくださったこと、言葉に尽くしがたいほど感謝しております。
ところで、どうせなら後世に残るように立ったまま切腹したいのですが、いかがでしょうか」
木村「冷淡なように聞こえるでしょうけど、ご老衰の身でそんなことをしてもしかたないでしょう」
右近「ともかくも指図通りいたしましょう」
右近は気色にも死の恐怖というものをいっさい見せなかった。

252 名前:右近の切腹[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 14:37:46.29 ID:2nLgC1Uj
やるべき儀礼を終えたのち、右近は刀を腹に押し立て引き回した。
切り口を主君に見せようと思ったのか、霊前(位牌)の方へ振り返った所、介錯人の羽田六右衛門が
振り下ろした刀が肩骨に打ち込まれてしまったため、木村渡右衛門はすかさず右近の首を
自分の膝の上に引き寄せて、首を掻き切った。
木村は慌てた様子もなく手早くことをなしたものだ。

この物語はその時同席していた長谷川善兵衛から直接聞いて書き置いたものである。


「真武内伝 附録」より
用意周到にしたのに最後の最後できれいに運ばなかった気もしますが、全体的に考えていい話ってことで

253 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 15:05:15.07 ID:2nLgC1Uj
よく考えたら渡右衛門に頼んだのは介錯ではなく見届けでした




254 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 17:58:09.47 ID:nhVGFlMZ
真田のお兄ちゃんの場合享年があの御年だけに
昔からの家臣で殉死するほどつきあい長い人って相当限られてたんだろうなあ

255 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 20:08:27.89 ID:Umjsc1MS
結論:はじめての切腹は失敗するので経験をつんでからしよう

256 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 20:57:10.07 ID:qSzwb+rS
経験を積むって、生涯に一度しか出来んでしょうにw

257 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 21:16:24.09 ID:C7mlVC+m
殉死の作法はともかく切腹だけならやらなくても立ち合うだけで経験は積めるんじゃないか?

258 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 21:57:49.48 ID:lkckB1fN
追い腹なんてよくやるよなあと思うが
新参で寵愛されていたとかならわかるけどさ

259 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 22:03:27.39 ID:74f8CjY5
右近もだいぶ年なんじゃないか?

260 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 22:07:04.57 ID:ceGbtxhr
数えで85らしい
主君より8歳も若いのに

261 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/07(月) 00:27:31.43 ID:0lSG9xVp
当時で85なんていったら今の120歳ぐらいの感覚なんじゃないか?

262 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/07(月) 01:15:23.93 ID:P0qED9OS
ないない

263 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/07(月) 09:05:19.07 ID:6KnR0Lkx
>>261
なんか90ぐらいで今の120歳ぐらいってどっかで見たことが…

264 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/07(月) 13:19:57.16 ID:9Bf/qtyn
>>244
一応用心してりゃ用意しとくだろ。天下泰平でも生水に当たってこてっと逝ったり赤穂浪士に討たれたりキチガイにタマ取られたりってアクシデントもあるわけだし

265 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/07(月) 13:24:33.27 ID:g8GLLUXD
えーと、最初の一年で成人して、あとは一年ごとに現代人にあてはめて大体4歳づつ位の感覚で…

266 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/08(火) 00:23:38.29 ID:Jof1AIYs
武者は犬ともいへ、畜生ともいへ云々

267 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/08(火) 00:40:10.81 ID:yNf5Xzp9
なるほど。20歳になれば大老というわけですね

268 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/08(火) 02:00:12.72 ID:CGapS9WN
又左衛門とかいう犬も初陣の頃は立派な中年犬

269 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/07/08(火) 02:30:32.26 ID:bKa214Jq
真田の当主に徐福がいますね・・・
スポンサーサイト