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266 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/16(火) 20:50:33.27 ID:3XPLdlvt
松平陸奥守様(伊達政宗)は御合口(相手として調子のあうこと)で不意に登城し、御夜話にも
御出仕した。
ある時に御前約で出仕し、正宗は異風を好んだのでいずれも替わり装束であったという。忠秋公
(阿部忠秋)も紅茶裏の御上下を召しなされた。そんな折に、正宗は御酒宴中に御次に御立ちに
なったところ、忠秋公を見なさって、
「さてさて珍しきなり! 紅の袴を着ることは往古ありきたりではあるが、紅の肩衣というもの
はこの歳まで見たことがない! 初めて一覧した!」との由で、かように興じ申されたという。
その時、忠秋公は御脇差に御手をかけ、御憤怒の様子で御睨め付けになられたという。
(原注:正宗は曲者で諸人を嘲り、その上に唾吐きを仕掛け申されたという。向かい仕る兼松某
(若松又七郎か)と申す方は唾を吐き掛けられ、堪忍なりがたく扇子で正宗の顔を強かに打った
という。その時、正宗は「堪忍堪忍!」と申され、「殊勝な若者かな!」と笑い申されたという)
――『石道夜話(石岡道是覚書)』
参考
小姓衆まで裸で御給仕致した
267 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/16(火) 22:08:15.99 ID:+SP1oFkm
>>266
あやうく刃傷沙汰じゃねーかw
268 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/16(火) 22:36:46.11 ID:tH1GGutY
政宗もう60くらいだろ
いいかげん落ち着け
269 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/16(火) 23:52:24.77 ID:G0uW+Lhr
つまり血の気からやっていた事ではなく単に面白そうだからとかカッとなったとかそんな理由ということなのか
自制心が弱くなるから年とった方がむしろヤバくなる人間
270 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 07:06:41.88 ID:Ga9W4yxv
政宗はよくも暗殺されなかったレベル。なかには親の敵と勘違いされて斬られてしまった人もいるのに
271 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 08:23:52.41 ID:THuUE6L7
>>266
>忠秋公は御脇差に御手をかけ、御憤怒の様子で御睨め付けになられたという。
煽られてプルプルしてるAAが思い浮かんだw
272 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 09:05:06.66 ID:jCJ77sYW
かの名老中、阿部忠秋をここまで激怒させる腐れ爺…。
阿部忠秋じゃなければ、切り捨てていたんじゃないか?
273 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 15:27:54.93 ID:ZijLCe+2
辱めを受けた御家人の岩松又七郎は扇子で頬先を殴り正宗に褒められたそうな
そして主人を守らなかった側にいた小姓を正宗は切腹させた
274 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 15:37:43.86 ID:nRszZZgX
葉隠だと若松又七郎になってるけどどうも兼松正尾という人みたいだね
277 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/18(木) 08:37:42.59 ID:5gA42Ipr
>>273
ひどすぎる
280 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/19(金) 02:24:54.45 ID:z7/Ij/C3
政宗は酒が入るとやらかして後になって謝罪の書状を送ったりしてるからなw
281 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/19(金) 11:41:02.99 ID:o6qNcdqI
(`●∀・)まあ俺という存在そのものがやらかしみたいなもんだしな
松平陸奥守様(伊達政宗)は御合口(相手として調子のあうこと)で不意に登城し、御夜話にも
御出仕した。
ある時に御前約で出仕し、正宗は異風を好んだのでいずれも替わり装束であったという。忠秋公
(阿部忠秋)も紅茶裏の御上下を召しなされた。そんな折に、正宗は御酒宴中に御次に御立ちに
なったところ、忠秋公を見なさって、
「さてさて珍しきなり! 紅の袴を着ることは往古ありきたりではあるが、紅の肩衣というもの
はこの歳まで見たことがない! 初めて一覧した!」との由で、かように興じ申されたという。
その時、忠秋公は御脇差に御手をかけ、御憤怒の様子で御睨め付けになられたという。
(原注:正宗は曲者で諸人を嘲り、その上に唾吐きを仕掛け申されたという。向かい仕る兼松某
(若松又七郎か)と申す方は唾を吐き掛けられ、堪忍なりがたく扇子で正宗の顔を強かに打った
という。その時、正宗は「堪忍堪忍!」と申され、「殊勝な若者かな!」と笑い申されたという)
――『石道夜話(石岡道是覚書)』
参考
小姓衆まで裸で御給仕致した
267 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/16(火) 22:08:15.99 ID:+SP1oFkm
>>266
あやうく刃傷沙汰じゃねーかw
268 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/16(火) 22:36:46.11 ID:tH1GGutY
政宗もう60くらいだろ
いいかげん落ち着け
269 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/16(火) 23:52:24.77 ID:G0uW+Lhr
つまり血の気からやっていた事ではなく単に面白そうだからとかカッとなったとかそんな理由ということなのか
自制心が弱くなるから年とった方がむしろヤバくなる人間
270 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 07:06:41.88 ID:Ga9W4yxv
政宗はよくも暗殺されなかったレベル。なかには親の敵と勘違いされて斬られてしまった人もいるのに
271 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 08:23:52.41 ID:THuUE6L7
>>266
>忠秋公は御脇差に御手をかけ、御憤怒の様子で御睨め付けになられたという。
煽られてプルプルしてるAAが思い浮かんだw
272 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 09:05:06.66 ID:jCJ77sYW
かの名老中、阿部忠秋をここまで激怒させる腐れ爺…。
阿部忠秋じゃなければ、切り捨てていたんじゃないか?
273 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 15:27:54.93 ID:ZijLCe+2
辱めを受けた御家人の岩松又七郎は扇子で頬先を殴り正宗に褒められたそうな
そして主人を守らなかった側にいた小姓を正宗は切腹させた
274 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/17(水) 15:37:43.86 ID:nRszZZgX
葉隠だと若松又七郎になってるけどどうも兼松正尾という人みたいだね
277 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/18(木) 08:37:42.59 ID:5gA42Ipr
>>273
ひどすぎる
280 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/19(金) 02:24:54.45 ID:z7/Ij/C3
政宗は酒が入るとやらかして後になって謝罪の書状を送ったりしてるからなw
281 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/19(金) 11:41:02.99 ID:o6qNcdqI
(`●∀・)まあ俺という存在そのものがやらかしみたいなもんだしな
235 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/09(火) 15:32:28.95 ID:xtfu1St6
大神君(徳川家康)は忍の近辺で御鷹野をなされた。その節、岩松万次郎殿(守純)は御先祖である
新田の御末葉で、御尋ねになったところ新田に幽居して郷民どもは尊敬し、助力仕っているとの由が
御聞に達した。
そこで御会い遊ばされる旨を仰せ出された。これにより(岩松が)忍に参られて御目見した時、岩松
は、当家は嫡流で大神君は御末葉(当流之嫡流大神君には御末葉)との由を以前から家自慢申されて
おり、御前でも同様で、「内府は結構な御巡り合わせです。目出度い(内府は結構之御仕合目出度)」
との由を仰せ上げられた。
これにより大神君も驚き思し召し、御物も仰せられず内に御入りになったという。その後「餓死せぬ
ように」と仰せ出されて、御代官所より20石ずつを進め来たるという。
忠秋公(阿部忠秋)が忍を御拝領の折、御代官中より申し継いだので此方様方(忠秋)より20石ず
つを岩松殿に進めなさり、その後、厳有院様(徳川家綱)の御代に忠秋公は仰せ上げられ、岩松は御
先祖様の御筋目なので御知行を下されるように御世話をなされた。
当時は万次郎殿(富純か)の御亡父(秀純か)の御代で、御知行の屋敷まで御拝領を仰せ出された。
御知行の場所も良き所を渡すように御代官所に仰せ渡しなさったので、此方様(岩松)は御家の御厚
恩と思し召したとの由で、御知行の所も百石御拝領したところ、3百俵程を納めたという。
屋敷も3万坪あって林の惣囲いだという。“田島の屋敷”と申す。
(原注:義貞公(新田義貞)の御居城は分かっているけれども、御当家(徳川家)御先祖の有親公・
親氏公の御居住の場所は分からないという。もしかすると、只今の万徳寺比丘尼の所に大木などがあ
り、景色は常ならぬ場所というが、「ひょっとして、ここでもあろうか」と岩松万次郎殿は仰せられ
たという)
――『石道夜話(石岡道是覚書)』
236 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/09(火) 21:03:41.02 ID:g5uv+C8i
系図貸してって呼び出した時のお話か
岩松は足利義兼の庶長子の出であり且つ源姓畠山の祖でもあるからプライドは高いんだろうなあ
237 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/09(火) 23:28:48.29 ID:AaMMFxaz
岩松家を下克上し、守純にとっては親父の仇・由良氏を召抱えてて
そんなのが新田を仮冒して一門面して会いたいって言ってきたわけで……
皮肉の一つもいいたくなるでしょ
238 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/10(水) 07:56:39.66 ID:EhSynLtZ
なるほど
そうでもなきゃ神君怒るよね
大神君(徳川家康)は忍の近辺で御鷹野をなされた。その節、岩松万次郎殿(守純)は御先祖である
新田の御末葉で、御尋ねになったところ新田に幽居して郷民どもは尊敬し、助力仕っているとの由が
御聞に達した。
そこで御会い遊ばされる旨を仰せ出された。これにより(岩松が)忍に参られて御目見した時、岩松
は、当家は嫡流で大神君は御末葉(当流之嫡流大神君には御末葉)との由を以前から家自慢申されて
おり、御前でも同様で、「内府は結構な御巡り合わせです。目出度い(内府は結構之御仕合目出度)」
との由を仰せ上げられた。
これにより大神君も驚き思し召し、御物も仰せられず内に御入りになったという。その後「餓死せぬ
ように」と仰せ出されて、御代官所より20石ずつを進め来たるという。
忠秋公(阿部忠秋)が忍を御拝領の折、御代官中より申し継いだので此方様方(忠秋)より20石ず
つを岩松殿に進めなさり、その後、厳有院様(徳川家綱)の御代に忠秋公は仰せ上げられ、岩松は御
先祖様の御筋目なので御知行を下されるように御世話をなされた。
当時は万次郎殿(富純か)の御亡父(秀純か)の御代で、御知行の屋敷まで御拝領を仰せ出された。
御知行の場所も良き所を渡すように御代官所に仰せ渡しなさったので、此方様(岩松)は御家の御厚
恩と思し召したとの由で、御知行の所も百石御拝領したところ、3百俵程を納めたという。
屋敷も3万坪あって林の惣囲いだという。“田島の屋敷”と申す。
(原注:義貞公(新田義貞)の御居城は分かっているけれども、御当家(徳川家)御先祖の有親公・
親氏公の御居住の場所は分からないという。もしかすると、只今の万徳寺比丘尼の所に大木などがあ
り、景色は常ならぬ場所というが、「ひょっとして、ここでもあろうか」と岩松万次郎殿は仰せられ
たという)
――『石道夜話(石岡道是覚書)』
236 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/09(火) 21:03:41.02 ID:g5uv+C8i
系図貸してって呼び出した時のお話か
岩松は足利義兼の庶長子の出であり且つ源姓畠山の祖でもあるからプライドは高いんだろうなあ
237 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/09(火) 23:28:48.29 ID:AaMMFxaz
岩松家を下克上し、守純にとっては親父の仇・由良氏を召抱えてて
そんなのが新田を仮冒して一門面して会いたいって言ってきたわけで……
皮肉の一つもいいたくなるでしょ
238 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/07/10(水) 07:56:39.66 ID:EhSynLtZ
なるほど
そうでもなきゃ神君怒るよね
966 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 16:42:40.97 ID:5WiQ+ghR
阿部忠秋は悪戯好きの面があり、ある時柳営で大久保忠成の弁当をこっそり食べてしまった。
そして素知らぬ顔をして戻し正午を待った。
正午になってめいめい弁当を取り出したがもちろん忠成の弁当は空っぽである。
一同は驚いたが忠成は気にする様子も無く、
「朝食べ過ぎたので別にいいや」と言って淡々としていたが、しばらくして用向きができたと帰ってしまった。
これに忠秋、「してやったり」と大喜び、屋敷に帰って近侍にこの事を語ると、
「さてこそ、それで初めて納得しました」
「先程大久保様がお立ち寄りになり、腹が空いたから湯漬けでも振舞われよ、と仰せられました。
湯漬けだけというわけにもいかず、沢山の料理をさし上げましたが大久保様は全て平らげた上、
供の衆にも振舞われよと仰せられました。
やむなく食事を出したのですが供の衆の食べること食べること、いささか呆れました。
奇怪な事と思いましたが、殿のお話を伺い、これはまさしく先程の仕返しと納得した次第です」
これを聞いた忠秋は「あべこべにかつがれたのう」と笑ったという。
967 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 21:48:41.97 ID:HQEuFh0X
あべがおおくぼにかつえがられたんです
968 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 22:56:29.64 ID:pGc6Ni5S
忠秋さんの逸話は良い話でも説教臭くなくて自然体で好きだわ
こんないたずら好きってのはちょっと意外だったけど
阿部忠秋は悪戯好きの面があり、ある時柳営で大久保忠成の弁当をこっそり食べてしまった。
そして素知らぬ顔をして戻し正午を待った。
正午になってめいめい弁当を取り出したがもちろん忠成の弁当は空っぽである。
一同は驚いたが忠成は気にする様子も無く、
「朝食べ過ぎたので別にいいや」と言って淡々としていたが、しばらくして用向きができたと帰ってしまった。
これに忠秋、「してやったり」と大喜び、屋敷に帰って近侍にこの事を語ると、
「さてこそ、それで初めて納得しました」
「先程大久保様がお立ち寄りになり、腹が空いたから湯漬けでも振舞われよ、と仰せられました。
湯漬けだけというわけにもいかず、沢山の料理をさし上げましたが大久保様は全て平らげた上、
供の衆にも振舞われよと仰せられました。
やむなく食事を出したのですが供の衆の食べること食べること、いささか呆れました。
奇怪な事と思いましたが、殿のお話を伺い、これはまさしく先程の仕返しと納得した次第です」
これを聞いた忠秋は「あべこべにかつがれたのう」と笑ったという。
967 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 21:48:41.97 ID:HQEuFh0X
あべがおおくぼにかつえがられたんです
968 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/01/03(木) 22:56:29.64 ID:pGc6Ni5S
忠秋さんの逸話は良い話でも説教臭くなくて自然体で好きだわ
こんないたずら好きってのはちょっと意外だったけど
358 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 00:52:36.28 ID:U660Ng4G
津軽信義は幼少時代より母・辰姫とともに弘前藩飛び地大館に幽閉されていた。
その幽閉時代に母は死去、その後は乳母である船橋半左衛門の妻によって育てられた。
信義が藩主になると、国許の家臣をほとんど知らないために船橋半左衛門が重用されることとなったが、
国許の家臣、特に譜代の家臣に不満が募った。
そこで、譜代の兼平信孝、乳井建定らが江戸の町屋に篭城し、船橋追放を幕府に訴えた。
これを受け、津軽信義は土井利勝、松平信綱、阿部忠秋らの尋問を受けることとなった。
まず土井利勝は、
「訴状によれば《主君のためにした》としているが平蔵殿(信義)はどのように考えるか」
対する津軽信義は、
「私が若輩のため、家臣どもはいきなり目安をもって公儀に訴え出てしまった。
藩邸より立ち退いた者には帰ってるように再三の説得をしたが、難題を申して聞き入れてくれない。
私には何が良いのか悪いのか判断がつかない。
この上はご公儀においてよろしく御裁断申し上げる。」
と、15歳ながら神妙な回答をしたため、土井利勝は
「若年ながらこの分別、私達も子を持つ者として考えさせられる。
特に平蔵殿には岳父がおらず親族も少ない。
相談相手もなく辛いことだろう。苦衷のほどはよく判る」
と、落涙した。これにつられて同席した幕閣も貰い泣きし、信義に対して「お構いなし」の裁定が下された。
余談であるがその後、津軽信義は、娘の萬を土井利勝四男・利房に嫁がせている。
尋問部分は白川亨さんの「石田三成とその子孫」に書いてあり、元の出典は『服部長門守宛、乾四郎兵衛、
船橋半左衛門書状』のようです。
359 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 01:02:18.51 ID:Km/8uD4Z
みんな涙脆いなw
それにしても土井利勝、松平信綱、阿部忠秋の三人の前で話すのは緊張しそうだなー
360 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 01:07:25.65 ID:4fW2CcqC
>>358
そういや白川亨さんって、今年亡くなられたね。
武功夜話を真書として扱ったりミスはあったけど、実証的石田三成研究の
端緒をつけた人で、惜しい人を亡くしたものだ。
361 名前:人間七七四年[] 投稿日:2012/11/11(日) 03:43:07.88 ID:BonGPYJ3
で反抗した人達のその後はどうなったんだろう?
362 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 07:49:41.61 ID:AKuoj+Ih
と後の宇都宮藩主が尋ねておられます
363 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 09:17:46.43 ID:WHBQaoke
船橋半左衛門も兼平信孝・乳井建定も喧嘩両成敗で他藩お預けになり、
裁定に反発した藩士たちが両派問わず出て行って、城の警備にも事欠く有様になったそうな。
・・・あれ、悪い話?
津軽信義は幼少時代より母・辰姫とともに弘前藩飛び地大館に幽閉されていた。
その幽閉時代に母は死去、その後は乳母である船橋半左衛門の妻によって育てられた。
信義が藩主になると、国許の家臣をほとんど知らないために船橋半左衛門が重用されることとなったが、
国許の家臣、特に譜代の家臣に不満が募った。
そこで、譜代の兼平信孝、乳井建定らが江戸の町屋に篭城し、船橋追放を幕府に訴えた。
これを受け、津軽信義は土井利勝、松平信綱、阿部忠秋らの尋問を受けることとなった。
まず土井利勝は、
「訴状によれば《主君のためにした》としているが平蔵殿(信義)はどのように考えるか」
対する津軽信義は、
「私が若輩のため、家臣どもはいきなり目安をもって公儀に訴え出てしまった。
藩邸より立ち退いた者には帰ってるように再三の説得をしたが、難題を申して聞き入れてくれない。
私には何が良いのか悪いのか判断がつかない。
この上はご公儀においてよろしく御裁断申し上げる。」
と、15歳ながら神妙な回答をしたため、土井利勝は
「若年ながらこの分別、私達も子を持つ者として考えさせられる。
特に平蔵殿には岳父がおらず親族も少ない。
相談相手もなく辛いことだろう。苦衷のほどはよく判る」
と、落涙した。これにつられて同席した幕閣も貰い泣きし、信義に対して「お構いなし」の裁定が下された。
余談であるがその後、津軽信義は、娘の萬を土井利勝四男・利房に嫁がせている。
尋問部分は白川亨さんの「石田三成とその子孫」に書いてあり、元の出典は『服部長門守宛、乾四郎兵衛、
船橋半左衛門書状』のようです。
359 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 01:02:18.51 ID:Km/8uD4Z
みんな涙脆いなw
それにしても土井利勝、松平信綱、阿部忠秋の三人の前で話すのは緊張しそうだなー
360 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 01:07:25.65 ID:4fW2CcqC
>>358
そういや白川亨さんって、今年亡くなられたね。
武功夜話を真書として扱ったりミスはあったけど、実証的石田三成研究の
端緒をつけた人で、惜しい人を亡くしたものだ。
361 名前:人間七七四年[] 投稿日:2012/11/11(日) 03:43:07.88 ID:BonGPYJ3
で反抗した人達のその後はどうなったんだろう?
362 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 07:49:41.61 ID:AKuoj+Ih
と後の宇都宮藩主が尋ねておられます
363 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/11/11(日) 09:17:46.43 ID:WHBQaoke
船橋半左衛門も兼平信孝・乳井建定も喧嘩両成敗で他藩お預けになり、
裁定に反発した藩士たちが両派問わず出て行って、城の警備にも事欠く有様になったそうな。
・・・あれ、悪い話?
906 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 21:51:58 ID:TO1loJjJ
阿部豊後守忠秋が名物の茶壷を手に入れ、これに見合った箱など作らせるため、細工職人を呼んだ。
ところが、職人が懸命に木材を組んでいるスキに、一緒について来た職人の子供が茶壷で遊び出しており、
そのうち壷の口に突っ込んだ手が抜けなくなってしまい、オマケに忠秋の近習たちに見つかった。
「殿様の大事な壷に、なにをしておる!?早く抜かんか!」
「それが、どうしても抜けないんで!」
「ならば止むを得ぬ。その子の手を切り落とすか。」
「そんな!お、お願いします、どうかお助けくだせぇっ!」
父親と近習の剣幕に、とうとう子供は泣き出してしまい、泣き声を聞きつけて忠秋もやって来てしまった。
騒ぎの原因を聞いた忠秋は、
「なにをいつまでも愚かな事をしておる。早う、こうせぬか。」
と言って脇差に手を伸ばすと、その柄頭を茶壷に叩きつけた。壷は打ち砕かれ、子供の手は抜けた。
すぐさま職人は忠秋の前に土下座し、感謝した。
「大切な壷を割ってまで倅を救っていただき、まことに有難うごぜぇます。この罪は、あっしが受けます!
どうかどうか、倅だけはお助けを・・・」
「何の罪だ?」土下座したままの職人を横目に、訳が分からない、という顔をして忠秋は去った。
職人は、泣いた。
907 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 22:48:24 ID:M5yl7yy3
俺も泣いた
908 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 22:50:25 ID:P1VmSyrn
俺も泣いた
潔さにまったく感服だ
909 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:02:48 ID:r7VS/C1n
これは文句なく良い話
910 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:03:17 ID:mvhlA8n1
これぞいい話
この茶壷は修復されて名前伝わったりしてないのかな
911 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:13:56 ID:arsXuBo8
あれこれ言わずただ一言だけ言って去るのがまた格好良いな
912 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:21:58 ID:cUmdBwFm
阿部△
913 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:44:27 ID:M5yl7yy3
>>912
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919 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:16:00 ID:tUWAV86S
割らなくても手なんて普通に抜けるだろ・・・
920 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:34:50 ID:PPNL95xc
>>919
物にもよるが、茶壷の口はかなり狭いぞ。
後、入れ物の口は入れるより出す方が難しい。徒然草の仁和寺の和尚の話然り。
921 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/12/21(火) 18:41:24 ID:eOqZj02M
良い茶壷だとこんな感じ。たしかにうっかり手を入れると抜けなくなる事もありそう
万休院茶壷 京丹後市指定文化財
http://www.city.kyotango.kyoto.jp/kyoiku/bunka/shiryokan/digitalmuseum/data/images/c36-01_1.jpg
922 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:42:20 ID:awmvwei9
指輪が抜けなくなる事もよくあるでな。
923 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:45:00 ID:Clonsq4H
一瞬「茶壷の中身を掴んでおるのであろう。」って感じの知恵話が来るかと思った。
度量が広い忠秋がかっこいい。
924 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:45:50 ID:vTt+wDc4
指輪が抜けなくなったら消防署にな。
925 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:46:50 ID:H5JTVFtj
一方ブラックジャックは腕を切った後、再びつなげた
926 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/12/21(火) 18:50:57 ID:eOqZj02M
そういえば茶壷で思い出したが、童謡の「ずいずいずっころばし」は
将軍に新茶を献上する御茶壷行列が来たら粗相の無いよう家の中に入るように、って内容だそうで。
927 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 19:16:46 ID:UmyveuxH
壺の中でこぶしを握ってたから抜けなかっただけだったりしてw
928 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 20:29:01 ID:JKOUaWki
なんか小泉八雲のk猥談みたいだな>914
930 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 21:16:49 ID:hvw+D8Wq
ゲヒなら金を流し込んで修理して高く売りつける
三歳なら…
931 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 23:05:43 ID:3emiZKE1
指輪はリングカッターで切ると後の修理がラク ・・・はともかく
>>919
圧迫されてると浮腫んで本気で抜けなくなる
阿部豊後守忠秋が名物の茶壷を手に入れ、これに見合った箱など作らせるため、細工職人を呼んだ。
ところが、職人が懸命に木材を組んでいるスキに、一緒について来た職人の子供が茶壷で遊び出しており、
そのうち壷の口に突っ込んだ手が抜けなくなってしまい、オマケに忠秋の近習たちに見つかった。
「殿様の大事な壷に、なにをしておる!?早く抜かんか!」
「それが、どうしても抜けないんで!」
「ならば止むを得ぬ。その子の手を切り落とすか。」
「そんな!お、お願いします、どうかお助けくだせぇっ!」
父親と近習の剣幕に、とうとう子供は泣き出してしまい、泣き声を聞きつけて忠秋もやって来てしまった。
騒ぎの原因を聞いた忠秋は、
「なにをいつまでも愚かな事をしておる。早う、こうせぬか。」
と言って脇差に手を伸ばすと、その柄頭を茶壷に叩きつけた。壷は打ち砕かれ、子供の手は抜けた。
すぐさま職人は忠秋の前に土下座し、感謝した。
「大切な壷を割ってまで倅を救っていただき、まことに有難うごぜぇます。この罪は、あっしが受けます!
どうかどうか、倅だけはお助けを・・・」
「何の罪だ?」土下座したままの職人を横目に、訳が分からない、という顔をして忠秋は去った。
職人は、泣いた。
907 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 22:48:24 ID:M5yl7yy3
俺も泣いた
908 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 22:50:25 ID:P1VmSyrn
俺も泣いた
潔さにまったく感服だ
909 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:02:48 ID:r7VS/C1n
これは文句なく良い話
910 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:03:17 ID:mvhlA8n1
これぞいい話
この茶壷は修復されて名前伝わったりしてないのかな
911 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:13:56 ID:arsXuBo8
あれこれ言わずただ一言だけ言って去るのがまた格好良いな
912 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:21:58 ID:cUmdBwFm
阿部△
913 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/20(月) 23:44:27 ID:M5yl7yy3
>>912
, '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ
ト.i ,__''_ !
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
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919 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:16:00 ID:tUWAV86S
割らなくても手なんて普通に抜けるだろ・・・
920 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:34:50 ID:PPNL95xc
>>919
物にもよるが、茶壷の口はかなり狭いぞ。
後、入れ物の口は入れるより出す方が難しい。徒然草の仁和寺の和尚の話然り。
921 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/12/21(火) 18:41:24 ID:eOqZj02M
良い茶壷だとこんな感じ。たしかにうっかり手を入れると抜けなくなる事もありそう
万休院茶壷 京丹後市指定文化財
http://www.city.kyotango.kyoto.jp/kyoiku/bunka/shiryokan/digitalmuseum/data/images/c36-01_1.jpg
922 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:42:20 ID:awmvwei9
指輪が抜けなくなる事もよくあるでな。
923 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:45:00 ID:Clonsq4H
一瞬「茶壷の中身を掴んでおるのであろう。」って感じの知恵話が来るかと思った。
度量が広い忠秋がかっこいい。
924 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:45:50 ID:vTt+wDc4
指輪が抜けなくなったら消防署にな。
925 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 18:46:50 ID:H5JTVFtj
一方ブラックジャックは腕を切った後、再びつなげた
926 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/12/21(火) 18:50:57 ID:eOqZj02M
そういえば茶壷で思い出したが、童謡の「ずいずいずっころばし」は
将軍に新茶を献上する御茶壷行列が来たら粗相の無いよう家の中に入るように、って内容だそうで。
927 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 19:16:46 ID:UmyveuxH
壺の中でこぶしを握ってたから抜けなかっただけだったりしてw
928 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 20:29:01 ID:JKOUaWki
なんか小泉八雲のk猥談みたいだな>914
930 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 21:16:49 ID:hvw+D8Wq
ゲヒなら金を流し込んで修理して高く売りつける
三歳なら…
931 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/21(火) 23:05:43 ID:3emiZKE1
指輪はリングカッターで切ると後の修理がラク ・・・はともかく
>>919
圧迫されてると浮腫んで本気で抜けなくなる
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