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徳川頼宣『主君の賢愚は家臣の善し悪しで』

2010年10月08日 00:01

541 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 20:22:39 ID:w9Iow6TQ
ある日、徳川頼宣が居城の馬場で乗馬を楽しんでいると、にわか雨が降ってきた。馬場に近い櫓で雨宿りをした
頼宣は近習とともに、何とはなしに櫓上から見える、城を出入りする家臣たちを観察していた。

特に目を引いたのは、小姓・青柳伝四郎だった。上は練り絹の羽織に羅紗の合羽、下は緞子の袴に数奇屋足袋、
塗りの高下駄という豪奢な姿の伝四郎は、同じく美々しい装束の中間に唐傘を差させ、悠々と城を退出して行った。

そこへ二千石取りの番頭・藪三左衛門がやって来て、伝四郎を追い抜いて行った。洗いざらしの木綿羽織を着た
三左衛門は、袴をたくし上げスネを丸出しにして、いかにもむさ苦しく男臭い供の者と一団になり、裸足で泥だらけに
なりながら、あっという間に駆け去った。

「三左衛門どののアレは何じゃ、上士たる者が見苦しい・・・」
「三左衛門を見よ、あれこそ武士よ。」思わず笑い出した近習たちに、頼宣は逆の事を言った。

「二千石取る侍が、身なりに構わず泥にまみれて、疾く家に馳せ帰る。それに屈強の郎党が、遅れず付き従う。
あれが戦場で真っ先を駆け、一番槍の手柄をも立てる者の心意気!さすが若年を細川三斎のもとで過ごし、
厳しく鍛えられた男はモノが違う。

それに比べて、伝四郎が様子の鈍いことよ。あの格好では今にも事が起きれば、家に帰り具足に着替えるも苦労で
人に後れを取り、当家の恥となろう!

・・・が、『主君の賢愚は家臣の善し悪しで分かる』というから、伝四郎の恥は、わしの恥でもある。」

そう言って頼宣は、ため息をついた。




542 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 20:29:29 ID:WdcBnVuU
どうでもいいことで家臣を一刀両断し過ぎじゃないのか、南龍公w

543 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 21:11:33 ID:bLv1JCUq
厳しく鍛える=お前も歌仙にしてやろうか!

544 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 21:38:03 ID:jKy8ICjc
南龍公は器が大きいなぁ~


545 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 22:05:10 ID:JwZchOY6
でも世の中が収まると、上の人間が贅沢しないと経済が停滞しちゃうんだよね。
どっかで「無駄」なことしないと、消費が行き詰って生産がとまっちゃう。

546 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:32:57 ID:wKpsglzu
それは食料確保ができる時代の発想だろう?
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