名城、唐沢山城に纏わる悪い話

2010年07月02日 00:00

626 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/30(水) 22:42:16 ID:q185LHSp
名城に纏わる悪い話を1つ。

佐野家と言えば、戦国時代においては、上杉と北条の間で入ったり来たりという、
まあ関東の小大名のテンプレと化した行動を取る大名なのだが、彼らには他大名にはない
絶対的な切り札を有していた。
それこそ、関東七名城にも謳われる事になる唐沢山城。
その堅固さは、北条氏康や軍神、上杉謙信の猛攻を悉く退け、北関東でも屈指の堅城であった。

しかしながら、この城の立地条件が、名城の命運を潰えさせる事になる。
ラスボスの小田原征伐では、佐野房綱がラスボスに付き従って奮戦したお陰で所領安堵され、
関ヶ原では、権現様に従ったことで所領安堵と、実に堅実な選択を佐野家は行い、城もこのまま
佐野家の本拠として永劫に続くと思いきや、当主の佐野信吉のある行動が、まさかのどんでん返しを
生んでしまうことになる。

(・∀・)「徳川殿から所領安堵されて我が家も安泰。実に執着至極」
(゚Д゚)「殿! 一大事でござる。江戸の方をごらんあれ」

城から見てみると、江戸の町が火事でボーボー。
実は唐沢山城。山城の為か、周囲への見晴らしがよく、現代でも晴れた日には、城跡から
新宿の高層ビル群が見えるほどの立地条件であったのである。
こりゃ家康公に急いで馳せ参じれば、お褒めの言葉をいただけるかも、と思ったか
信吉は一目散に江戸に早馬で駆けて、早速火事見舞いに。

(・∀・)「内府様。この度は火事にあわれ、心よりお見舞い申し上げます」
権現様「ご丁寧にどうも。でも火事を知るの早かったね。下野からここまで結構な距離あるのに」
(・∀・)「いえいえ。我が城から江戸が見えますので」
権現様「な~んだそうか。HAHAHA・・・・・って、ちょっと待て。もう一度言ってみ」
(・∀・;)「(あれ・・・なんか空気がおかしい)いえ・・・我が城から江戸が見えまして・・・」
権現様「ほ~う。つまり、君はいつも、我等を城から見下ろしているのか。ふ~ん」
(・∀・;)「(あれ・・・もしかしないでも地雷踏んだ?)いえ・・・滅相もない」
権現様「ちょっと・・・『お話し』しようか?」

褒められるつもりが、完璧に不興を買ってしまい、信吉はお家存続の為に、唐沢山城を破却することに。
天下の名城も、その立地条件によって、落城してしまった話である。




627 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/30(水) 23:53:58 ID:/JUm9rZY
総統閣下のお気に入りか

629 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/07/01(木) 00:42:07 ID:9sVyiINp
>>626
佐野家と云えば鎌倉時代に「三本の木」で有名なんだけどその家系とは関係ないのかね。

630 名前:だぅ[] 投稿日:2010/07/01(木) 00:48:50 ID:vJBERTEm
タヌキってほんと潰すことに長けてるよね

631 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:06:07 ID:L/x9Zk63
何をすれば潰されないかをまとめた裏タヌキまにゅあるが欲しいところ

633 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 08:24:36 ID:nYL0t1S3
北関東の話だと、いつ大関さん達がでてくるのかとドキドキして読んじまうw

634 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 08:36:40 ID:+b4RElxJ
>>631
惟任日向守「それよりも魔王の勘に絶対触れない覚書などが欲しゅうござる」
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