松浦八左衛門、後退の訳

2010年07月19日 00:00

229 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/18(日) 11:30:24 ID:FXI1eFE0
関が原の戦いの際、黒田長政の軍は西軍謀主・石田三成の軍に当たった。石田軍の先鋒、猛将・島左近率いる隊の
士気は天を衝くが如くであり、黒田軍の先鋒・菅六之助(正利)の隊は、必死に支えたものの、劣勢に立たされた。

左近隊の銃火がますます激しくなる中、黒田軍の先鋒に加わっていた松浦八左衛門が、馬を返して後退してしまった。
「! 八左衛門、テメェ!侍のクセに鉄砲が怖いのかよ、卑怯者がぁ!戻れ、戻れないなら侍、やめちまえ!!」
六之助は激怒して八左衛門に罵声を浴びせたが、八左衛門はそのまま人ゴミの中に消えてしまった。

怒りの納まらぬ六之助が、気を取り直して前線指揮に戻ろうとした矢先、後ろから叫び声が聞こえて来た。
「そりゃーっ!突撃じゃあああ!!」
(ちっ!ウチの殿と来たら、こんなヤバい時にまで最前線に・・・?!)

イライラして後ろを振り返った六之助だが、主君・長政の姿を認めた瞬間、笑みを浮かべて前に向き直り、
いつもの歴戦の士らしい落ち着きを取り戻して、目前の敵に集中した。

長政が最前線に出たことで、黒田軍は左近隊の猛攻により衰えた士気を取り戻し、小早川軍の裏切りで戦況が
変わるまでを支えきることが出来た。

長政の側には、影のように従い主君の盾となる、松浦八左衛門の姿があった。




232 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/18(日) 21:50:06 ID:wFqcs2tb
左近隊って黒田の側面射撃で早々に壊滅したんじゃなかったっけ
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