桜井佐吉さん、駆ける

2010年08月31日 00:00

815 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/08/30(月) 12:26:16 ID:vhmFO/kw
賤ヶ岳での桜井佐吉さんの話

>>793の後賤ヶ岳に駆けつけ、前線を見て回った羽柴秀吉は

「秀長のところから美濃まで使者に来た桜井佐吉はわしに付いて来てたはずだな。
ここに呼べ!」

と命じた。しばらくして桜井がテクテクやってきた。徒歩で。岐阜まで急使として派遣されたほどなので、
桜井は本来立派な馬に乗っていたはずなのである。なのに、徒歩

「お前、馬はどうした?」

秀吉が尋ねると桜井

「あー、馬なんですけどね、こっちに引き返す途中関ヶ原あたりで、乗り潰れたか、
死んじゃったんですよ。かわいそうに。」

「死んだ?じゃあ…」

「はい、しょうがないからそこから、走ってここまで付いてきました!」

なんと櫻井佐吉、美濃の関ヶ原から近江の賤ヶ岳まで、武装した姿で
騎馬の秀吉たちの横を、徒で並走していたらしいのだ。
この距離はだいたい、40~50キロほどであろう。

これには秀吉も感心したのか呆れたのか

「そ、そうか。道中それに気づかなかったことはわしのミスである。
ああそうだ!わしの栗毛で菊額の馬、あれを代え馬として連れてきてあったな!?
なに?実に元気で移動の疲れも見せていない?
よし、あの馬を佐吉に与えよ!」

桜井佐吉、こうしてその場で秀吉の馬を拝領したとのこと。

そして秀吉、最後にもう一つ心配してやった

「そう言えば具足や指物とかはちゃんとあるのか?なければ用意してやるが…」

「いやだなあ秀吉様?」
佐吉、当然といった顔で

「甲冑を着て指物も指して、ここまで走ってきました!」

桜井佐吉という人、本物の体力お化けだったようである。
そんな、早くに死んだいろんな意味で惜しい人物の逸話。




816 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 13:33:02 ID:u/+Bw7gf
40-50kmってフルマラソンの距離じゃないか。
甲冑って数十キロなんだろ?普段どう鍛えてるんだろうか

817 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 18:07:05 ID:9BXms+Ud
そら大怪我でも鎧着たまま崖登れるわw
惜しい人材だ

818 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 19:49:46 ID:7Ga7BqRg
一日に千里を走る赤兎馬についていくために一日九百里走る馬に乗り、残りの百里は馬を背負って走った周倉みたいな逸話だな。

820 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 02:23:39 ID:bchbBoPW
マラトンの兵士は走り終えた後息絶えたというのに・・・

821 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 09:32:59 ID:4M3pU4WT
なんかこの人は出世しなくて良かったんじゃないか?
一兵卒として栄える人だと思うw

822 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 12:55:36 ID:9FclMytf
>>815
大砲の音に驚いて壊滅した仙台藩の武士は五里(20km)走って逃げている

823 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 15:16:13 ID:unnydQr1
>>822
おっとドンゴリの悪口はそこまでだ
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桜井佐吉さんの賤ヶ岳

2010年08月29日 00:00

688 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/28(土) 13:07:10 ID:EYyAo2pJ
いい話スレに出てた桜井佐吉さんの賤ヶ岳の活躍

前田利家の突然の敵前退却などで総崩れになった柴田軍に、羽柴軍は総攻撃を仕掛ける。
この時桜井佐吉も賤ヶ岳より余呉湖畔に向かって駆け下りたが、後ろを振り向くと山の中腹に
名のある敵と思われる武者の姿が見えたので、再び急斜面を取って返した。

賤ヶ岳の上に陣取っていた秀吉たちは「なんと無茶なことをするものか」と、桜井を見守っていたが、
駆け上がって来る桜井に、木陰に隠れていた敵が槍を突き出した!
桜井は落馬し、さらに30メートルはあろうかという崖の下に真っ逆さまに落ちた。

「あ、死んだ」「死んだな」「ありゃあもう助からないな」

秀吉の陣の者達は口々に言う。
兜の前立ては砕け、顔は血だらけでピクリとも動かない。
将来を嘱望された桜井佐吉も最後はあっけなかったな。
そんな空気が流れた、その時である。


むくり


桜井が、起き上がった。
そして血まみれの顔のまま、自分が落ちた崖を腹ばいになって登り始めたのである。

「あいつ、生きているぞ!」

賤ヶ岳の本陣の者達が騒ぎ出す。皆信じられないといった表情だ。
そして桜井は崖を登り切ると、木陰に向かって槍を投げた。

しばらくして桜井は、賤ヶ岳の本陣の方に向かって大きく槍を振った

「首、取ったどーーーーーーーーーーー!!!!!」

槍の先には先程桜井に向かって槍を突き出した、敵兵の首が刺さっていた。


桜井佐吉さん、戦場で受けた借りを驚異の生命力と精神力ですぐさまきっちり返す、と言うお話。
でもこの怪我が元でまもなく死ぬんでこっちにw




689 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/28(土) 13:19:51 ID:OITD+Ttc
甲冑着て片手に鑓持って崖登り・・・か

690 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/08/28(土) 22:29:42 ID:TyZpj/W8
どのぐらい負荷が掛かったんだろう…
鎧も着てるだろうからトン単位になりそうだ