47 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/10/26(火) 01:26:16 ID:jRdGAN47
遠江に横地城という城がある。別名を金寿城。
文明8年(1476)今川義忠の攻撃により城主横地太郎秀国が討たれ落城。
ところがこの後、今川義忠が駿河に帰還する途中、残党の襲撃に会い討死。
これから駿河は義忠の嫡男龍王丸(今川氏親)を要する一派と、今川一門の
小鹿範満を要する一派との内戦が起り、その調停のため京より、北条早雲こと
伊勢新九郎盛時が派遣され戦国史に華々しいデビューを飾ることに成るのだ…が、
で、ここで語りたいのは、その横地城において行われた、ある特殊な軍事訓練について、なのである。
横地城の城兵は戦闘訓練として、城の近くにある膝つき谷と言う谷の底に連れていかれ、
そこに膝をついて待機。
すると谷の上から、太鼓の合図と共に金の玉が谷底に向かって落とされる。
これと同時に谷底の兵は駆け上がり一斉に玉を探し出す。
玉を見つけた兵は谷の上に駆け上がり、賞を得、大いに讃えられた。
これが横地城の軍事訓練であった。
このような訓練が行われてていたため、この谷は一般に、膝つき谷ではなく
訓練に由来した別の名で呼ばれ、今もその名が残る。曰く
『金玉落としの谷』
金玉落としの谷、由来のおはなし。
遠江に横地城という城がある。別名を金寿城。
文明8年(1476)今川義忠の攻撃により城主横地太郎秀国が討たれ落城。
ところがこの後、今川義忠が駿河に帰還する途中、残党の襲撃に会い討死。
これから駿河は義忠の嫡男龍王丸(今川氏親)を要する一派と、今川一門の
小鹿範満を要する一派との内戦が起り、その調停のため京より、北条早雲こと
伊勢新九郎盛時が派遣され戦国史に華々しいデビューを飾ることに成るのだ…が、
で、ここで語りたいのは、その横地城において行われた、ある特殊な軍事訓練について、なのである。
横地城の城兵は戦闘訓練として、城の近くにある膝つき谷と言う谷の底に連れていかれ、
そこに膝をついて待機。
すると谷の上から、太鼓の合図と共に金の玉が谷底に向かって落とされる。
これと同時に谷底の兵は駆け上がり一斉に玉を探し出す。
玉を見つけた兵は谷の上に駆け上がり、賞を得、大いに讃えられた。
これが横地城の軍事訓練であった。
このような訓練が行われてていたため、この谷は一般に、膝つき谷ではなく
訓練に由来した別の名で呼ばれ、今もその名が残る。曰く
『金玉落としの谷』
金玉落としの谷、由来のおはなし。
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