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酒井正親と媚びない神谷某

2010年11月02日 00:11

75 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/01(月) 19:21:55 ID:GWSBmuas
酒井正親という人がいる。松平清康の時代から松平家に仕え広忠、家康を支え、
家康が人質として駿府に送られた時は、ともに駿府に赴いた、家康初期の忠臣の一人である。

そんな酒井正親は桶狭間の後家康が三河を回復し独立を達成すると、当然のことながら
徳川家に置ける重臣の一人として大きな権勢を持った。

ところで徳川家中に神谷某という身分の低い侍があった。
この神谷は権勢を誇る重臣である正親に親しもうとせず、出会っても頭も下げず傲然としていた。
重臣に対して、無礼というべき態度である。
これを見た正親はすぐに家康の元に行き、神谷のことを告げた。曰く

「神谷という男は真に用いるべき者です。どうかその俸禄を倍にしてください。」

正親は再生した徳川家が、下の者達が権勢に諂うような家風になってはならぬと
このように薦めたのだ。

これは後年、家康が土井利勝に語ったことだそうである。

酒井正親、自分に媚びぬものを賞させる、というお話。




76 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/01(月) 19:26:57 ID:B60EEf9n
>>75
カッコイイなー

85 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/01(月) 21:50:47 ID:soExALX+
>>75
すげー!
新社会人の奴らもこれ真似して上司無視してみなよ!査定上がるよ^^

86 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/01(月) 21:56:25 ID:kTeM64Lc
こうして面倒臭い伝統が培わされていくわけですね^^
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