122 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 14:51:55 ID:ULQ1rfC6
三河の地で徳川家康の父、松平広忠が、織田信長の父、織田信秀の侵略を受けてい
た頃の話。
後世「三河武士団の鉄の結束」みたいなコトを言われるが、実は度々三河武士団は
分裂し、他国に通じて内乱に明け暮れるコトも多かった。
この時も松平家一門の松平忠倫他、多くの武士が織田家に寝返り、今川家の救援を
仰いだ広忠と対立していた。
織田勢とそれに味方する三河勢に押され、岡崎城は既に孤立した状態。
しかし今川家の救援はまだ来ない。手も足も出ない広忠はなりふり構わない策を取る。
「……松平忠倫を斬れ」
広忠は筧重忠を呼び出し、百貫の知行と引き換えに、三河における織田方の中心人
物、松平忠倫の暗殺を命じた。
重忠は、弟の筧正重と共に忠倫の居城、上和田砦に忍び込み、就寝中の忠倫を見事、
暗殺してのける。
しかし、余程緊張していたのか、そして主命を果たしたコトで気が抜けてしまった
のか、重忠は腰が抜けたように崩れ落ち、一歩も歩けなくなってしまう。
正重は慌てて兄の元に駆け寄ると、兄の腕を取り、こう言った。
「百貫の内、いくら出す? ケチなコト言ったらココに置いてくぞ?」
脅迫である。
しかし重忠はその言葉を聞いて、
「おまえ、人をゆするの、上手いなぁ」
と笑いながら、その度胸を褒め称えた。
重忠は弟に背負われ、無事に上和田砦を抜け出し、百貫の知行を貰ったという。
いや、そこ、感心するトコですか、兄ちゃん!?
まぁ、本人が褒めてんだから、いい話なんでしょう。
やはり思考回路が一般人とは一味違う三河武士兄弟のお話でした。
123 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 15:19:34 ID:nP9pUT1O
見捨てて自分の手柄にするような弟じゃなくてヨカッタね!お兄ちゃん!
124 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/11/03(水) 16:17:20 ID:YYLqJ/Q6
兄は家督と所領を継げるけど、弟は独立のための領地が欲しい
こんなところだな
125 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 18:17:54 ID:qBIMlKWz
腰抜けてるわりに兄貴の方も結構余裕だな
126 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/11/03(水) 18:20:22 ID:SzSntFrg
筧は江戸時代は旗本になったんですか?
127 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 18:22:19 ID:kI4Y1R10
弟を信頼してるというのもあるんだろうな
身内を信頼できるというのは戦国時代では珍しいね
129 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 18:40:19 ID:0p3M5rUG
>>125
むしろ生々しい話をされて正気に戻ったんじゃないかと思う
130 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 23:16:33 ID:wIpRkGQF
>>122
筧正重って三河一向一揆に加わって平岩親吉を討ち取りかけた人だっけ?
131 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 00:15:53 ID:JTgYhWaZ
>>130
その通り。筧正重は旗奉行に抜擢↓されたりもしている。
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2258.html
132 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 01:51:53 ID:xPjEUdgK
>>130
一向一揆の時は兄が徳川、弟が一揆に分かれて戦ったみたいね。
133 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 02:48:22 ID:0vjofXrR
両方に顔を立てたのかっ!
134 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 08:52:07 ID:ZRW2JChT
三河一向ってなんであんなにぐちゃぐちゃなのー?
135 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 09:14:59 ID:CRjOOLvA
グチャグチャじゃない一向一揆なんて存在しません。
越前一向一揆なんて何がなんだか分からんよ。
136 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 10:29:52 ID:4RedspJJ
>>135
伊勢の一向一揆討伐に奮戦したのに恩賞がなかったから
地元越前の一揆衆を守護代と織田の代官にけしかけてやったぜェーヒャッハァアー!!!
137 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 13:56:18 ID:f06Fzv3T
>>132
本家対分家の構図が多いんじゃなかったっけ?
141 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 23:27:17 ID:KUjAs5+c
小林吉隆「>>136あいわかった!そこを動くなよ!」
153 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 13:07:55 ID:VVy/2V3J
>>141
いずれにせよ、いい話スレ向きではございませぬな。 >135-136
三河の地で徳川家康の父、松平広忠が、織田信長の父、織田信秀の侵略を受けてい
た頃の話。
後世「三河武士団の鉄の結束」みたいなコトを言われるが、実は度々三河武士団は
分裂し、他国に通じて内乱に明け暮れるコトも多かった。
この時も松平家一門の松平忠倫他、多くの武士が織田家に寝返り、今川家の救援を
仰いだ広忠と対立していた。
織田勢とそれに味方する三河勢に押され、岡崎城は既に孤立した状態。
しかし今川家の救援はまだ来ない。手も足も出ない広忠はなりふり構わない策を取る。
「……松平忠倫を斬れ」
広忠は筧重忠を呼び出し、百貫の知行と引き換えに、三河における織田方の中心人
物、松平忠倫の暗殺を命じた。
重忠は、弟の筧正重と共に忠倫の居城、上和田砦に忍び込み、就寝中の忠倫を見事、
暗殺してのける。
しかし、余程緊張していたのか、そして主命を果たしたコトで気が抜けてしまった
のか、重忠は腰が抜けたように崩れ落ち、一歩も歩けなくなってしまう。
正重は慌てて兄の元に駆け寄ると、兄の腕を取り、こう言った。
「百貫の内、いくら出す? ケチなコト言ったらココに置いてくぞ?」
脅迫である。
しかし重忠はその言葉を聞いて、
「おまえ、人をゆするの、上手いなぁ」
と笑いながら、その度胸を褒め称えた。
重忠は弟に背負われ、無事に上和田砦を抜け出し、百貫の知行を貰ったという。
いや、そこ、感心するトコですか、兄ちゃん!?
まぁ、本人が褒めてんだから、いい話なんでしょう。
やはり思考回路が一般人とは一味違う三河武士兄弟のお話でした。
123 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 15:19:34 ID:nP9pUT1O
見捨てて自分の手柄にするような弟じゃなくてヨカッタね!お兄ちゃん!
124 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/11/03(水) 16:17:20 ID:YYLqJ/Q6
兄は家督と所領を継げるけど、弟は独立のための領地が欲しい
こんなところだな
125 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 18:17:54 ID:qBIMlKWz
腰抜けてるわりに兄貴の方も結構余裕だな
126 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/11/03(水) 18:20:22 ID:SzSntFrg
筧は江戸時代は旗本になったんですか?
127 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 18:22:19 ID:kI4Y1R10
弟を信頼してるというのもあるんだろうな
身内を信頼できるというのは戦国時代では珍しいね
129 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 18:40:19 ID:0p3M5rUG
>>125
むしろ生々しい話をされて正気に戻ったんじゃないかと思う
130 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/03(水) 23:16:33 ID:wIpRkGQF
>>122
筧正重って三河一向一揆に加わって平岩親吉を討ち取りかけた人だっけ?
131 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 00:15:53 ID:JTgYhWaZ
>>130
その通り。筧正重は旗奉行に抜擢↓されたりもしている。
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2258.html
132 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 01:51:53 ID:xPjEUdgK
>>130
一向一揆の時は兄が徳川、弟が一揆に分かれて戦ったみたいね。
133 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 02:48:22 ID:0vjofXrR
両方に顔を立てたのかっ!
134 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 08:52:07 ID:ZRW2JChT
三河一向ってなんであんなにぐちゃぐちゃなのー?
135 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 09:14:59 ID:CRjOOLvA
グチャグチャじゃない一向一揆なんて存在しません。
越前一向一揆なんて何がなんだか分からんよ。
136 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 10:29:52 ID:4RedspJJ
>>135
伊勢の一向一揆討伐に奮戦したのに恩賞がなかったから
地元越前の一揆衆を守護代と織田の代官にけしかけてやったぜェーヒャッハァアー!!!
137 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 13:56:18 ID:f06Fzv3T
>>132
本家対分家の構図が多いんじゃなかったっけ?
141 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 23:27:17 ID:KUjAs5+c
小林吉隆「>>136あいわかった!そこを動くなよ!」
153 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/11/05(金) 13:07:55 ID:VVy/2V3J
>>141
いずれにせよ、いい話スレ向きではございませぬな。 >135-136
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