三原弾正貞吉と鴛鴦

2010年12月05日 00:00

860 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 12:56:34 ID:LzixUZCQ
昔々、筑後国に、三原弾正貞吉という豪族がおった。
大友宗麟の傘下に属し、本郷城(現小郡市の辺り)を領しておったそうな。
ある日、この男が宗麟の元へ参勤する途上、通りかかった大池にふと目をとめた。
その水面では鴛鴦(おしどり)のつがいが仲良く遊んでいたそうな。

三原「鳥のくせにリア充だと!?許せん!!」

家庭運に恵まれず、色々とストレスのたまっていたこの男は、弓で片方を射殺してしまった。
それから数日後、宗麟との所用が終わっての帰路、再びその大池を通った時のことじゃ。
見ると、あの時の鴛鴦が一羽だけで水面に浮かんでいた。

三原「お前もあの世に送ってやんよw」

この鴛鴦も射殺された。
が、家来に命じて死骸を引き揚げさせたこの男は、信じられないものを見たんじゃ。
殺された雌鳥は、羽の下に雄の亡骸を抱いておった。死してなお、つがいの愛情は消えていなかったということじゃ。
この男は、はじめて自分のやったことがどれほど罪深かったかを知った。

三原「ごめんよ、ごめんよ……」

打ちのめされたこの男はその場で武士を捨て、仏門に入ってしまったそうな。
無方坊と名乗った彼は、やがて人々の喜捨を集めて立派な仏像を造らせた。
慈悲深い笑みの薬師如来像の周囲に、鴛鴦のつがいが仲良く飛んでいるこの仏像は「鴛鴦観世音菩薩」と
呼ばれたそうな。
後に、その地方の領主となった黒田家の重臣栗山備後が譲り受け、
亡き先君如水公の為に建立した円清寺に、今もご本尊として祀られておるそうな。

ちなみに、これと同じパターンの話は日本全国にあるそうじゃな。




862 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13:02:34 ID:7HUk1dFo
>>860
最後の一行で台無しw

863 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13:38:55 ID:hO55I8B1
おしどり夫婦とか言って、仲のいい夫婦の代名詞だけど
最近の生物学的研究では、メスもオスも浮気しまくりらしいなw

864 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14:44:32 ID:MDbymgJ9
浮気しまくりでも、それはそれこれはこれで仲が良いてことか?
深いな。

865 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 15:38:50 ID:BH1DBcKE
不倫は文化とかまるで公家のように雅でおじゃるな

866 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 15:43:05 ID:V7bLqyDz
>>860
悪い話なのか?

867 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 16:59:30 ID:LzixUZCQ
>>866
どっちか悩んだのじゃが、宗麟の名前が出たら自動的に……

868 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 17:02:39 ID:b88vgr6P
改心したとはいえ苛立ちを鳥にぶつけた悪い話だろ、と書き込もうとしたんだけど
>>867の基準はそれ自体が(宗麟の扱いが)悪い話だw

873 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 20:48:39 ID:Jkv0mX8x
>>863
「鴛鴦」と「オシドリ」は別物だと考えた方がいいと思うよ。
実在の「キリン」(ジラフ)と伝説上の「麒麟」が別物って言うのと同じ。

「鴛鴦」は鴛が雄、鴦が牝だったかな?それぞれ片方の翼しか持っておらず、雌雄が一対と
なって初めて空を飛べるという中国の伝説上の生物。
その為、夫婦円満の象徴とされる。

「片翼の天使が相方を見つけて……」という三文小説(漫画)は良く見かけるが、その元ネ
タは数千年前の中国だったというお話だね。
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