992 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 02:13:03 ID:tMfKk9i2
讃岐の国には、日本武尊を祭る神社があった(おそらく白鳥神社の事であろう)。
讃岐の大内郡、寒川郡、山内郡、香河郡の四郡はこの神社の神域として、
『この地域で鶴を取るものがあれば、神の祟りあり』
そう、言い伝えられていた。そのためであろうか、この地域にはたくさんの鶴が棲む事で
有名だったそうだ。
ところで、宇喜田秀家がある時、讃岐の領主、生駒親正の屋敷に遊んだ。
この折、秀家が尋ねる
「貴殿の領内に多くの鶴が棲む所があると聞きましたが、そうなのですか?」
「ええ、仰る様に我が領内の四郡に、鶴が多く群生しておりますが、そこは神の祟りを憚って、
狩を禁止しているのです。」
これを聞いて秀家
「なるほど、確かに讃岐の中の人間なら、そう言うものに憚りがあるのでしょうが、
他国の者がにはそう言う憚りは関係ないので、鶴を取っても大丈夫でしょう。
私の鷹をそこに遣わしますから、鶴を取らせていただけませんか?」
まあ、つまり秀家は、そういう禁忌を迷信であるとして、地元の人間には、昔からの風習でもあるし、
世間体などもあって、そういった禁忌を守る必要もあるのだろうけど、他国者にはそう言う
地元の風習を守る必要は無いのだから、狩をしてもいいでしょう?と言っているわけですね。
豊臣家ご一家でもある秀家の頼みである。生駒親正も「どうぞお心のままに」と言うほか無い。
秀家は早速、蒼鷹三羽に鷹匠を添えて讃岐に派遣した。そうして明日の狩の準備をしていたところ、
どうしたことかその夜、三羽の鷹は皆地面に落ちて動けなくなり、鷹匠たちも怪しみ、
備前へと戻っていった。
この事があってから程なく、宇喜多家では家老達との紛争が起こり、さらに関ヶ原で敗北し、滅びた。
これに讃岐の人たちは、「神域で鶴を狩ろうとしたため、神罰を受けたのであろう。」と、言い合った
そうである。
993 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 02:39:30 ID:iTGB/2yY
実際に鶴を狩ったのならともかく、未遂で57万石没収&遠島か……
この神罰パネェw
994 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 07:29:24 ID:kKhLh3ew
>>992
地元出身だが、いまや鶴なんてまったく見かけない。
鷺なら大量にいる。
数百年前にはいたのかなぁ。
995 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 07:38:13 ID:HQdIirWb
鶴って今は釧路湿原にしかいない
タンチョウヅルのことでしょ。
水の少ない讃岐にも、昔は沢山いたんだなぁ。
996 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 07:43:36 ID:nlT20loZ
昔はそんなにうどん茹でてなかったんじゃね?
997 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 08:41:01 ID:XMMmeEfo
白い固まりを大量に茹でて食ってるのみて、鶴が怖くなって逃げちゅったんだなw
998 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 09:30:56 ID:ru2Gdiw+
カラスは黒いものを見ると仲間がやられたと思って攻撃してくるというのにツルときたら
15 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 18:25:42 ID:kKhLh3ew
前スレの讃岐の白鳥の話の件だが、讃岐は昔から溜池が多いので
湿地を好む丹頂鶴にとって生息しにくい環境というわけでもない。
郷土料理の中に泥鰌料理もあるくらい。
讃岐の国には、日本武尊を祭る神社があった(おそらく白鳥神社の事であろう)。
讃岐の大内郡、寒川郡、山内郡、香河郡の四郡はこの神社の神域として、
『この地域で鶴を取るものがあれば、神の祟りあり』
そう、言い伝えられていた。そのためであろうか、この地域にはたくさんの鶴が棲む事で
有名だったそうだ。
ところで、宇喜田秀家がある時、讃岐の領主、生駒親正の屋敷に遊んだ。
この折、秀家が尋ねる
「貴殿の領内に多くの鶴が棲む所があると聞きましたが、そうなのですか?」
「ええ、仰る様に我が領内の四郡に、鶴が多く群生しておりますが、そこは神の祟りを憚って、
狩を禁止しているのです。」
これを聞いて秀家
「なるほど、確かに讃岐の中の人間なら、そう言うものに憚りがあるのでしょうが、
他国の者がにはそう言う憚りは関係ないので、鶴を取っても大丈夫でしょう。
私の鷹をそこに遣わしますから、鶴を取らせていただけませんか?」
まあ、つまり秀家は、そういう禁忌を迷信であるとして、地元の人間には、昔からの風習でもあるし、
世間体などもあって、そういった禁忌を守る必要もあるのだろうけど、他国者にはそう言う
地元の風習を守る必要は無いのだから、狩をしてもいいでしょう?と言っているわけですね。
豊臣家ご一家でもある秀家の頼みである。生駒親正も「どうぞお心のままに」と言うほか無い。
秀家は早速、蒼鷹三羽に鷹匠を添えて讃岐に派遣した。そうして明日の狩の準備をしていたところ、
どうしたことかその夜、三羽の鷹は皆地面に落ちて動けなくなり、鷹匠たちも怪しみ、
備前へと戻っていった。
この事があってから程なく、宇喜多家では家老達との紛争が起こり、さらに関ヶ原で敗北し、滅びた。
これに讃岐の人たちは、「神域で鶴を狩ろうとしたため、神罰を受けたのであろう。」と、言い合った
そうである。
993 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 02:39:30 ID:iTGB/2yY
実際に鶴を狩ったのならともかく、未遂で57万石没収&遠島か……
この神罰パネェw
994 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 07:29:24 ID:kKhLh3ew
>>992
地元出身だが、いまや鶴なんてまったく見かけない。
鷺なら大量にいる。
数百年前にはいたのかなぁ。
995 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 07:38:13 ID:HQdIirWb
鶴って今は釧路湿原にしかいない
タンチョウヅルのことでしょ。
水の少ない讃岐にも、昔は沢山いたんだなぁ。
996 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 07:43:36 ID:nlT20loZ
昔はそんなにうどん茹でてなかったんじゃね?
997 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 08:41:01 ID:XMMmeEfo
白い固まりを大量に茹でて食ってるのみて、鶴が怖くなって逃げちゅったんだなw
998 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 09:30:56 ID:ru2Gdiw+
カラスは黒いものを見ると仲間がやられたと思って攻撃してくるというのにツルときたら
15 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/06(金) 18:25:42 ID:kKhLh3ew
前スレの讃岐の白鳥の話の件だが、讃岐は昔から溜池が多いので
湿地を好む丹頂鶴にとって生息しにくい環境というわけでもない。
郷土料理の中に泥鰌料理もあるくらい。