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最上の狙撃兵と大井右近

2011年05月31日 00:02

841 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/30(月) 02:41:29.14 ID:Vs8ItAoL
最上ネタねぇ…
良い話ネタだから良い話の方に。

ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2761.html
この谷地城攻防戦に関する別の話。
まとめでは戦闘前に下った事になってるが、
激烈な戦闘があったという異聞もある。その話。

谷地城は最上勢に猛烈に攻められていた。
特にある場所が最も激しい攻撃に晒されていた。
守る直江軍も必死に守ろうと弓を射掛けるが……、
運の悪い事に、最上勢には練達の狙撃兵がいた。
矢狭間から弓を射掛けようとすると、
その狙撃兵がもみ臼を盾に城兵を狙撃してくるのである。
しかもその腕前は正確で、城兵は次々と撃たれていき、
落城も時間の問題かと思われるほどになった。

それを知って駆けつけて来た直江側の武将に、大井右近という者が居た。
右近は最上方の狙撃兵の様子をしばし観察し、
それから鉄砲を用意して隙を見て矢狭間にセットした。
そして、対決の時が来るのを待った。

弾込めを終えた最上の狙撃兵は、安全なもみ臼の後ろで狙撃体勢に入る。
絶対に安全なもみ臼という塹壕の後ろで、
城兵を撃ち倒す簡単な仕事であるはずであった。
が、狙撃兵がもみ臼の後ろに隠れた時、
もみ臼に開いている柄を差し込む穴がその人影で暗くなる……。
右近がその機を逃さず予め狙いを定めていた鉄砲の引き金を引くと、
銃弾は真っ直ぐにもみ臼の穴を通過し、
狙撃兵の眉間を一発で撃ち抜いたのである。

この一発がもたらした結果は絶大であった。
最上方はもみ臼の背後に身を隠して攻撃する事を断念するだけに留まらず、
その攻め口からの攻撃自体を断念する事になったのだ。

たった一丁の銃で城兵を圧迫し、一発の弾丸で城の一つの攻め口を守る。
そんな戦国武士達の腕の良い話。




843 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/30(月) 02:45:05.36 ID:FtHh/XoU
>>841
「ここにいたのかゴ・・・いや。ミスターデューク・東郷!!」

844 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/30(月) 09:12:55.16 ID:nO8wSedL
腕がいいってレベルじゃねーぞ!

845 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/30(月) 10:31:20.85 ID:opguE85J
>>841
さいとうたかおの劇画で脳内再生されたw

846 名前:人間七七四年[] 投稿日:2011/05/30(月) 11:42:03.41 ID:jEqvvZJ1
>>841
そ、その鉄砲はワンオブサウザンド!!
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