673 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/10/21(火) 13:18:11 ID:VRa4pw0W
海賊退治の仕方
織田信秀から信長の時代にかけて織田弾正忠家に仕えた家臣に、熱田神宮大宮司家、千秋季忠という
者がいた。
彼の領地、羽豆崎近辺には海賊が出没し、それに織田家の被官なども共謀し、住民を苦しめていた。
ある時彼は海賊の首領に会いに行った。
「先日熱田神宮の勧進で、十万貫を得ました。このお金で熱田社修復のための材木を、紀州より運んで
もらえないだろうか?」
首領は承知し、部下全員を従え出発、首尾よく材木を輸送してきた。
ところが、戻ってきてみると、根拠地がなくなっていた。
海賊が留守にしている間に、季忠の軍勢がそれを焼き払ってしまったのだ。
季忠は約束どおり代金を払おうとするが、海賊達は泣きながら「金よりも住むところをください」と懇願する。
そこで季中は、遠江の鷲津浜に住居を与えてやった。
これ以降、羽豆崎には海賊の出没する事はなかったとか。
海賊退治の仕方
織田信秀から信長の時代にかけて織田弾正忠家に仕えた家臣に、熱田神宮大宮司家、千秋季忠という
者がいた。
彼の領地、羽豆崎近辺には海賊が出没し、それに織田家の被官なども共謀し、住民を苦しめていた。
ある時彼は海賊の首領に会いに行った。
「先日熱田神宮の勧進で、十万貫を得ました。このお金で熱田社修復のための材木を、紀州より運んで
もらえないだろうか?」
首領は承知し、部下全員を従え出発、首尾よく材木を輸送してきた。
ところが、戻ってきてみると、根拠地がなくなっていた。
海賊が留守にしている間に、季忠の軍勢がそれを焼き払ってしまったのだ。
季忠は約束どおり代金を払おうとするが、海賊達は泣きながら「金よりも住むところをください」と懇願する。
そこで季中は、遠江の鷲津浜に住居を与えてやった。
これ以降、羽豆崎には海賊の出没する事はなかったとか。
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