宗祇と酒。そして酔漢

2011年09月28日 22:01

宗祇   
119 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/27(火) 22:22:25.70 ID:X+xEZQO/
姉妹スレで酒関連の話題が出てるので


連歌師として有名な宗祇がある年京に上ろうとして東海道を歩いていたが急に喉の渇きを覚え、酒場に入ったものの
一銭も持っていなかった。
呆然として店の入り口に立っていると、酒場の主人が出てきてどうしたのかと尋ねたので、酒が飲みたいのですが
銭がないのですと答え、
つぼの中に匂ふと見れば梅の花さけがな一つ春のきどくに
と一首詠んだ。これを聞いて酒場の主人は
つぼの中に匂ひし梅も散り果ててかすみぞ残る春のきどくに
と詠み返して、酒を出してあげた。
ここで終われば風流なよい話なのだが、この様子を初めから見ていた店内の酔漢がこのやりとりに感心し、
自分も宗祇に酒を振る舞おうとしたが宗祇がそれを断ると、
自分の酒が飲めないのかと怒り出し、宗祇の手を取って捻りあげ、歌を詠むように要求した。宗祇は仕方なく
なら酒や此手をとりてうちはらに兎にも角にも捻る人かな
と詠み、酔漢を振りほどいて去っていった。



せっかくの風流な話を台無しにした酔っ払いの悪い話





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