林春斎、本朝通鑑編纂の際に

2013年04月05日 19:59

林春斎   
164 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/04/05(金) 03:02:56.45 ID:ImF6WZ28

これは酒井修理大夫の家来であり、林春斎(林羅山の三子)の門弟であった、千賀源右衛門が
私(著者)へ直に語ったことである。

江戸において、学士である林春斎がある日、酒井匠佐の邸宅を訪れて物語した

「現在、本朝通鑑(江戸幕府により編集された漢文編年体の歴史書。寛文10年(1670)成立。全310巻)の編纂をしているのですが、
まもなく完成しそうです。

それについての事ですが、信州川中島において武田信玄と上杉謙信との合戦のことについて、上杉家に問い合わせ、そして
上杉家から記録を提出して頂きました。これは紙で40枚ほどのものでしたが、内容を読むと、そこに書かれているものと
甲陽軍鑑に書かれていたものとが、年号や月日から、合戦の内容についてまで大きく違っていたのです。

そこで、どのようにこれを記載すべきか上に問い合わせた所、上では色々相談されましたが、御旗本の歴々にも
武田信玄筋目の衆があり、彼らはこのように発言されたそうです。

『上杉家の提出した史料の通りに、本朝通鑑に記載してしまえば、現在日本中に流布されている甲陽軍鑑の内容が、
皆偽りということになってしまう。さらにそれのみではなく、(甲陽軍鑑をテキストにしている)甲州流の軍法にまで
瑕を付けることになるだろう。

かの甲陽軍鑑を編纂した者は、これが近年の偽作であったとしても、高坂弾正であるとされている。
こういったことまで虚言であるかのように成ってしまえば、我等が年久しく習い学んだ甲州流の軍法も、徒言に成ってしまう。

であるから、甲陽軍鑑が廃れ無いよう考慮して頂きたい。』

この事は上聞にまで達し、これによって、本朝通鑑には甲陽軍鑑の記述と上杉家の文書の記述を併記することになったのです。」
(北越太平記)

何時の時代も歴史書の編纂はいろいろ面倒なことが多かった、というお話。




167 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/04/05(金) 22:53:06.20 ID:fEOQ94as
>>164
さすがに甲陽軍鑑は嘘ばっかだってことは自覚していてるのか

168 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/04/05(金) 23:33:46.98 ID:ETpsvNb6
>>164
これを書いたのが宇佐美定祐らしいってのがまた・・・・。
この人のおかげで、上杉関係の話はあること無いこといい加減な
話が世の中に出回ることになってしまったわけだし

169 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/04/05(金) 23:36:37.70 ID:jbbDzpKO
甲州軍学と越後流軍学ならまだ甲州軍学のほうが信ぴょう性あるような

スポンサーサイト