71 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/07/19(金) 18:32:59.89 ID:xe2nw55u
先年より小競り合いを続けている松尾(城主は小笠原信嶺)は大敵で
あったが下条家は強かったので一度も遅れを取らなかった。
九兵衛(下条氏長)などが深入りして危うい目に会われた事もあったが、
大将(下条頼安)はつつがなく、一村たりとも取られず落ち着いていた。
このような所へ松尾の菩提寺である上川路の開善寺と吉岡(下条家)の
祈願寺である南原山文永寺が相談し吉岡と松尾を和睦させようとした。
幸い松尾に御息女がおられたので、御縁組あればと両寺がとりもち
首尾よく天正11年12月に御祝言が済み、入魂の場と相成った。
明くる年の正月20日、舅に対して頼安公が心を許して年頭の礼に訪ねた
ところ、松尾はこれを油断させて討ち取った。
昔から聟を討ち取る例は多いとは言うが、そうであっても残念の次第
である。
(下条由来物語)
下条頼安、小笠原信嶺に騙し討ちにされる
先年より小競り合いを続けている松尾(城主は小笠原信嶺)は大敵で
あったが下条家は強かったので一度も遅れを取らなかった。
九兵衛(下条氏長)などが深入りして危うい目に会われた事もあったが、
大将(下条頼安)はつつがなく、一村たりとも取られず落ち着いていた。
このような所へ松尾の菩提寺である上川路の開善寺と吉岡(下条家)の
祈願寺である南原山文永寺が相談し吉岡と松尾を和睦させようとした。
幸い松尾に御息女がおられたので、御縁組あればと両寺がとりもち
首尾よく天正11年12月に御祝言が済み、入魂の場と相成った。
明くる年の正月20日、舅に対して頼安公が心を許して年頭の礼に訪ねた
ところ、松尾はこれを油断させて討ち取った。
昔から聟を討ち取る例は多いとは言うが、そうであっても残念の次第
である。
(下条由来物語)
下条頼安、小笠原信嶺に騙し討ちにされる
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