首をとりて見れば禿にして

2014年02月04日 18:59

462 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 20:11:25.89 ID:/GibQlaY
向井正綱は武田勝頼に仕えて、天正十年の勝頼没落後は処士となった。

天正十一年、徳川家康は正綱を家人に加えたい旨を本多重次に言ったので、
重次はその所在を尋ね、正綱に会って御旨を伝えた。正綱は直ちに参って麾下に属し、
食禄二百俵を賜った。

この年、正綱は重次とともに北条家に属す城々を攻めるべしと伊豆国におもむいた。
正綱はこの時敵と戦い、首を取って見ると、その首は禿で髪が短かった。
(首をとりて見れば禿にして髪短し)

正綱は「御麾下に属して初めてだというのに、こんな首を手に入れて献上するのは本意ではない」
と考えて、その首と槍を捨てて、また敵を追って行った。
(御麾下に属すのはじめかかる首を獲てたてまつらん事本意にあらずとて、其の首と鎗とを捨、)

そして北条家の臣である鈴木弾次郎某と組み合ってついに首を取り、采配に添えて実検に備えた。

その首はおとがいから下歯にかけて斬り落としたので、家康は感心のあまりその刀を台覧した。
後に家康はもう一度刀を見たいとの旨を仰せ下したが、故あって他人に渡しておいたので、
承諾を申上げるのに遅々とした。

重ねて尋ねられた正綱はありのままを申し上げた。すると家康は二百俵で刀を引き取って、
やがてその刀を正綱に与えた。

――『寛政重修諸家譜』




463 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 20:44:01.14 ID:30tm8vPn
は、ハゲでもええやんかっ!

464 名前:人間七七四年[] 投稿日:2014/02/03(月) 20:49:57.46 ID:F2QZ3rpT
ハゲって時点で社会的信用ゼロだよね

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