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浮世の笑い

2014年04月26日 18:50

90 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/26(土) 03:04:53.67 ID:iOXbuZnl
浮世の笑い

「仕える御家が無くなり、新たな領主に仕官をせずに出羽から越後、越後から江戸へと移り住み
頭も丸め腰の物も降ろした」
「現世は夢か幻か。川の流れに漂うヒョウタンの様にぷかぷかとした気持ちで世の中の事の
良し悪しの判別をする事もなく、思うままにただただ面白おかしく書き綴った
だからこれを読んだ者はきっと手を叩いて笑ってくれる事であろう。だから書名を「笑いの書」とする」
「侍と言えども人は人。上が無能なら下も苦労する。上に立つ者だけに留まらず、それに続く者まで
要領が悪いとかの話になれば、さらに下で仕える者にとっても本当に洒落にもならない」
「多少なりとも名が売れてる人にも苦労はある。隣の芝生が青く見えるのは誰にとっても同じ事だろう」

「可笑記」

作者(斎藤親盛)の親は元・川北三奉行の一人の斎藤筑後守広盛(大宝寺・志駄・最上・志村に仕える)。
「可笑記」で指摘されている無能な上の者とはさてさて誰の事になるのやら…




91 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/26(土) 03:22:04.21 ID:iOXbuZnl
>>90
だから書名を「笑いの書」とする
⇒(前述のそういった訳)だから書面を「笑いの書」とする

「而(しこう)して」は仙台弁の肯定の「だから」の意味に近いのだろうか?

92 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/26(土) 04:03:57.52 ID:WkVGfwGg
江戸でも芝生ってあったの?

95 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/04/26(土) 05:32:49.39 ID:iOXbuZnl
>>92
Wiki
平安時代に書かれた日本最古の造園書「作庭記」には、「芝をふせる」という記述が見られるために、
芝が造園植物材料としてこの時代には認識されていたものと思われる。また、明治時代に入り
諸外国との交流が活発化すると、各地で西洋芝が導入された。

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