「蛍丸」

2016年02月10日 18:50

129 名前:人間七七四年[] 投稿日:2016/02/10(水) 00:20:03.96 ID:/thGEHa4
宮崎県五ヶ瀬に伝わるお話。
400年程前高千穂の三田井家落城の際、逃げてきた侍が五ヶ瀬の内の口の甲斐繁左衛門の家に
「助けてくれ」と駆け込みました。
繁左衛門は屋根裏の桶の中に侍を隠します。
しばらくすると、追っ手が繁左衛門の家にやって来ました。
「この家に落ち武者が来たはずだ」
しかし繁左衛門は
「その者なら、いましがた、あちらの方向に走っていきました。うそだと思うなら家中をさがしなさるがよい」
と答えました。繁左衛門があまりにきっぱりと言うので、追っ手の兵はあきらめてその家を出て行きました。
その後侍は礼を言い山道を再び逃げますが、近くまで追っ手が迫っていたので息をひそめ隠れました。
しかしその時、腰に差していた「蛍丸」という刀がまさしく蛍のように光り、気付いた追っ手に討たれてしまいます。
哀れに思った村人たちは、侍を手厚く葬り、祠を建てその霊を慰めたといわれています。
その祠が恵良八幡神社の始まりといわれ、また繁左衛門の子孫宅には侍をかくまった「半切桶」や「はしご」が現存しており、
この物語が語りつがれています。
(ひむか神話街道 第三十一話恵良八幡の伝説 など)

ゲームで有名になった「蛍丸」とは別の刀のお話。



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