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この人が人質の少年に送った手紙

2010年01月30日 00:09

432 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 02:22:55 ID:HDRP39yT
つかやっぱりさ、目の前に子どもがいたら
人間ちょっとはほだされなきゃ嘘だろ

ってことで、
あんまり子どもに優しいイメージが一般には無さそうな
この人が人質の少年に送った手紙

お手紙頂戴しました
珍しい気持ちで読ませて頂いています
こちら小田原では貴方のご家族に会いました
皆さんとても元気そうです、安心してくださいね
貴方の噂も話したりしました
春には小田原に帰るということだから、
色々と教養など身に着けておいたほうがよいですね
どの兄弟達も大きくなっています
呆れられてしまったら大変ですよ
追伸、お手紙嬉しいです
腕前が上がりましたね。もっと励んで下さい
二、三日のうちにここを立ちますから、
二十日頃には駿河に帰ると思います
家内にもこのことを伝えておいて下さい
帰ったら色々会ってお話しましょう。かしこ

今川義元から北条氏規への手紙




434 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 02:48:26 ID:xOlOg5RX
氏真が外交的にアレ程強気になれない子になっちゃったのは義元が
優しい親父だったから甘やかしちゃったのかも、と考えることも可能だし

435 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 02:54:36 ID:C/gtZ3/J
人質時代に家康と面識あったって説もあるよね<氏規

436 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 03:24:42 ID:QGX+FoUg
>>432
義元は家康の近習が元服した時に主従セットの槍送ったりしてるし、案外優しいとこあるんだよね
ただ氏規の親父には厳しかったらしいけどw 親と子は別だってことかね

今川代々の教養

2009年12月09日 00:09

960 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 19:22:04 ID:wdYZdNZh
桶狭間の戦で今川義元は討ち取られたが、その知らせを聞いても
信長と戦い全滅した部隊があった。
他にも孤立した砦に籠って降伏を拒んだり、主君の遺体を取り戻す
まで退こうとしない者もいた。
これは平生の今川代々の教養がそうさせたのだろうといわれた。




今川義元と玄広恵探の霊

2009年11月02日 07:24

927 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 23:55:37 ID:s39h4rwa
桶狭間の戦いの直前の事。突如、今川義元の枕元に死んだはずの
玄広恵探が現れた。恵探は義元の兄で、花倉の乱で義元に殺された
人物である。

「おのれ地獄から戻ってきたな!」

義元は動揺する事なく恵探に斬り掛かったが、ひょいとかわされた。

「待て。私はこたびの出陣でお前が死ぬ事を教えに来たのだぞ」
「敵だったぬしが何故警告するのだ。予を惑わしているのであろう」
「ああ、私はお前が憎い。お前が死んでもかまわないが、
今川の命運が尽きるのを放ってはいられなかったのだ」

そう言うと恵探はフッと消えてしまった。そして恵探の言葉通り
義元は桶狭間で死んでしまった。





今川義元と家隆の歌・いい話

2009年04月26日 00:06

23 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 22:23:54 ID:Wu3b2GB1
あまり話題にならない今川義元公の逸話。

ある戦で義元は家臣に偵察を命じた。しかし家臣は戦いに巻き込まれて
やむなく敵兵と戦い、その首を持って帰って来た。義元は家臣が
任務を全うしなかったことを怒った。

「偵察したらすぐ戻れと命じたはずだ。それが功名を求めて戦うなど
言語道断、忠義を欠いておる!軍法に従って裁かれるものと思え!」

叱られた家臣はガックリと肩を落としながら、こう言った。

「苅萱に身にしむ色はなけれども見て捨て難き露の下折れ。」

これは歌人の家隆(藤原家隆?)の歌であった。その様子を見て
何か文句を言っていると思い、さらに怒った義元は側近に家臣が何を
言ったのか尋ね、その内容を知った。すると義元はしばらく
家臣の言った歌を口ずさんでからこう言った。

「当意即妙に家隆の歌を連想するとはたいしたものだ。」

義元は家臣の機転のよさに感心して怒りを解いたようであった。
こうして機嫌をよくした義元はこの家臣の罪を許したと伝える。




27 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:02:16 ID:VA1h2ZHe

>>23
そういう逸話、いい意味で似合うな、義元

31 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 13:52:36 ID:gjOBlMEZ
無学で申し訳ないが、>>23の歌の意味を教えてもらえないだろうか。
検索してみたけどわからんかった。

32 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 14:08:06 ID:paH/tCa+
「秋の刈萱には、この身に染み込むような趣があるわけではない
しかし、露に濡れてしっとりと垂れる様を捨て置くには、あまりに惜しいではないか」
みたいな感じなのかな

33 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 14:30:30 ID:Uk5Qv9Kx
まあつまり「確かに不必要な事だったかもしれませんが、敵を前にしてそのままスルーするのは
余りに惜しかったのです。」って事を歌に託して言ったわけですな。

40 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 23:27:19 ID:14Tnsblf
>>33
オレは主君から見限られそうな自分の身を秋の刈萱にみたてたのだと思った。
感じ方も人それぞれだな

51 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 08:49:30 ID:q3FoUt/T
>>34

襲撃してそいつから剣を奪っただけにしかw

52 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 08:54:17 ID:Qlq8UZoS
お救いした と言うべきだな

59 名前:31[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 13:58:35 ID:RBBtWKMn
>>32
>>33
レスサンクス。勉強になりました。

咄嗟にこういう返句ができる人になりたい……

服部友貞のいろいろと格好の悪いお話

2009年04月15日 00:00

650 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 21:45:28 ID:dlirfJsA
桶狭間の戦いの時のことである。
今川方についていた尾張荷ノ上の坊主、服部友貞は二十艘ばかりの軍船をしたて
大高城近くの河口まで乗り入れたが、結局、大した働きも見せず船を帰すことになった。
その穴埋めとしようとしたのか、帰りがけの駄賃として熱田に船を着け町口へ火を放とうとした。
船を降り大した抵抗も無く町へ攻め入る服部勢。
ところが。
これは熱田の町人たちの策だったのである。
服部勢を近くまで引きつけておいて一斉に反撃に出る熱田の町人たち。
この策にまんまと嵌められ数十人討ち取られてしまった服部勢、命からがら逃げ出すと
すごすごと本拠地へと引き上げて行ったそうな。

服部友貞のいろいろと格好の悪いお話。




651 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 22:32:48 ID:A+Sf5OAJ
>>650
大高城ってクッキング城代がいた所?

652 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 22:45:39 ID:dlirfJsA
>>651
クッキング城代が誰かは知らんが、桶狭間の時に家康が兵糧入れを行った城。
義元もここから桶狭間に出たんじゃなかったかな?

653 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 23:13:25 ID:A+Sf5OAJ
今川家臣で家康と交代した人だったと思うから、多分そうだと思う
いや、まとめサイトにあった筈なんだが見つからないんだな

654 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 23:47:58 ID:TLrzZ5EO
お話の人は鳴海城に入城していた岡部元信(五郎兵衛/長教/元網/真幸)か
大高城に入城していた鵜殿長照のことかな?

鳴海城、大高城は義元が討死にしたとされる戦場よりもう少し西側。
大高城を救援するための後詰だからね。

クッキング城代、鵜殿長照・いい話

2009年02月17日 00:41

892 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 21:06:11 ID:ryGp4kds
クッキング城代

今川家臣にして尾張大高城代の鵜殿長照は困っていた。
大高城は織田軍の包囲を受けており、落城こそ免れていたものの深刻な兵糧不足に陥っていたのである。

( `・ω・)「大殿は必ず援軍を送ってくれるはずじゃ。もう暫くの辛抱じゃ」
(ヽ’ω')「しかし殿、このままでは援軍が来る前に我ら皆飢え死にしてしまいます・・・兵もあの通り」

  ゴハンマダー?     オナカヘッター!
  ハ_ハ チンチン       ∧,,∧
  ( ゚∀゚)/    ☆チンチン(゚∀゚ )
  /  つ 、-, ―☆\、-,⊂  )
 (_ ,)|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| (_ ,)


( ;・ω・)「ううむ・・・しかし兵糧は残り少ない・・・合戦の前には兵士に振舞ってやらねばならん・・・」
(ヽ’ω')「しかしこのままではその合戦をすることも出来ませぬ・・・」
( ;・ω・)「どうすれば・・・一体どうすれば・・・」
(ヽ’ω')「いっそのこと打って出て華々しく・・・」
( `・ω・)「・・・そうだ!」

長照は家臣に命じて城の近くの山から野草や木の実、
木の皮などを運び込み、それらを磨り潰し粉にし始めた。

(ヽ’ω')「殿、これは一体・・・」
( `・ω・)「ふふふ、普段はそれらの粉を水で練って団子にして主食とするのじゃ!」
(ヽ’ω')「な、なんと・・・さような方法が!」
( `・ω・)「色んな種類のものをとってきたから飽きもこないぞ」

  ハ_ハ コレイガイトイケルナ!  ∧,,∧
  ( ゚∀゚)     ナカナカダナ!(゚∀゚ )
  /  つ○        ○⊂  )
 (_ ,)|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||(_ ,)


( `・ω・)「後は援軍を待つのみ! 皆の者、後もう少しの辛抱じゃぞ!」

こうして長照は大高城を守り抜き、兵糧を運んできた松平元康と無事任務を交替することが出来たのだった。




893 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 21:29:43 ID:NS24UCZO
>>892
かっこいいな

894 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 21:30:11 ID:fKMTprgP
食料が無いのはそれなりに粘れるんだな。鳥取の餓殺しがいい例か
逆に水の手を断たれるとどうしようもないから各地に白米伝説が残って居るんだろうな