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土井利勝、人の印象

2010年05月16日 00:01

951 名前:土井利勝[sage] 投稿日:2010/05/15(土) 12:48:51 ID:WvQmC/3f
「人物はよほど親しくならないと分かるものではない。
玄関で見た来客をたいしたことはないと思っても、書院でじっくり話すと見直すことがある。
その時に見直さなかったとしても、居間で話をしてハッとさせられることだってある。
つまり、人間は少しの印象だけで判断できるものではない。

……とはいえ、やはり玄関先の印象を良くすることが一番大事なことだ。
玄関先から書院に通して話す人など十人中、四人か三人、居間ともなれば一人いるかどうか。
見直されるような人物でも玄関で終わっては意味がなかろう?特に若者は心に留めるがよい。」




952 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/15(土) 13:15:03 ID:/n6j8nFy
至言だ

955 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/15(土) 19:08:40 ID:Jz9RsHjR
>>951
お~、オレもこう思ってるんだよ。
よくさ、人は見かけだけで判断するもんじゃないっていうけど
見かけでもよく見られたほうがいいわけじゃん

オレはいつもそれをうまく説明できなかったんだけど
土井さんのこの言葉なら誰でも分かるな
さすがに歴史に名を残す人は違う

土井利勝の気配り

2009年08月16日 21:07

424 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/08/14(金) 22:31:10 ID:cyARl3T4
土井利勝の気配り

寛永6年5月、利勝は三歳から書院飾りの道具を贈られた。
大名からの贈り物は返品されることが多かったが、
利勝は、三歳の息子の忠利に、ありがたく頂戴いたしますと返事をし、
三歳も大喜びであった。

さて、この年の8月末日から9月にかけて、家光と秀忠が利勝邸に御成りになることになっていた。
前日、見舞いのため、忠利ら諸大名が利勝邸を訪れると、忠利一人御成りの間に招かれた。
「なんだろう?」と不審に思いながら御成りの間に入ると、そこには絵が描かれておらず、
床の上段には三歳の贈った道具がずらりと並んでいた。

息を詰める忠利に、利勝は、
「忠興様の志ですし、見事な道具でしたのでこのように飾らせていただきました。
小堀遠州は部屋の絵について色々案を出していましたが、せっかくの道具を鑑賞する邪魔になるので、
絵は描かせませんでした。ごらんください。」といい、
傍らにいた小堀遠州に、
「これで絵を描かせないことに合点が行ったか。」
といったので、忠利は感動し、三歳の喜びの手紙を出した。

三歳は、
「それほど気に入り候つるか!満足このことに候。」ともう一度大喜び。

贈り物贈った人をこれほど喜ばせる、利勝の見事な工夫のお話。




425 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 22:40:49 ID:XvbHB3zo
>>424さんの出典は「江戸城の宮廷政治」からですね。


426 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 23:12:29 ID:dvgst/dB
>>424
対応がいちいち上手だなこの人は。

427 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 06:35:33 ID:CmQx3RzT
乙。
この三歳は三斎入道(細川忠興)だよね?

428 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 08:07:22 ID:I1unJ4AV
めんどくささ極まる三河気風の中から、時々こうも手際のいい人が生まれるのが面白いな

429 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 08:49:12 ID:t24OTNLC
むしろ鍛えられたと見るべきでは

430 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 08:54:54 ID:Fy+egMgJ
めんどくささ極まる連中を相手してるからこそ(ry

431 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 10:55:16 ID:9Zy3Tq4P
>>424
ほとんど原文ままで吹いた。

432 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 13:18:41 ID:F6+qxjLf
流石はめんどくさい対策本部長w

433 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 13:25:55 ID:MoStrd+c
この気遣いに加えて、徳川家康そっくりの顔立ち。
相手はさぞ恐れ入っただろうね。


土井利勝「これは天下泰平の兆し。」

2009年08月16日 21:07

434 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 14:20:00 ID:h3FJKT5o
引き続き言葉の魔術師の妙技をお楽しみください

寛永9年(1632)、肥後加藤家の改易がほぼ決まり、諸侯の間で後釜が取り沙汰される中、
ある噂を聞いた将軍家光は激怒し、土井利勝以下の老中全員を招集した。

「余の近習が申すに、世間では『肥後国は細川が拝領』という話が主流になっておるとか。
このことは、その方ども老中と余のみで決議した機密のはず。
・・・誰じゃ!うぬらの内、誰が漏らしたのじゃ!」

「いや、これは天下泰平の兆し。重畳、重畳!」
「何と利勝、何を申すか?!」

「我らの誰が機密を漏らしましょう?それは天に誓って、決まり切ったること。
さて、良きご政道とは上下相和するものにて、これに当たらざれば下の者は必ず背き、
これに順ずる仕置であれば、ご威光が直接届かぬ者まで悦び、心が通ずるもの。

しかるに今度の件は、上様の思し召しと天下諸人の考えが一致し、もはや事の厳なること、
まさに上下相和すると言うべし。
さてこそ上様の御世も長久、天下泰平の兆しと存じ奉る。」

家光もそういうものかと納得し、無事に肥後には細川家が転封された。




435 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 14:22:26 ID:Yk3jZDMM
よくもまぁとっさにこういう事が言えるもんだなw

436 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 14:27:39 ID:CmQx3RzT
『葵・徳川三代』の林隆三演じる利勝は確かにそんな感じが。

437 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 15:11:28 ID:WwgcgjGb
こういったお方はどんなことがあれば言葉に詰まるんだろう?困らせてみたいものだ

438 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 15:12:58 ID:whbaYvUQ
めんどくさい奴にめんどくさくない事を言われた時じゃね?

439 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 15:31:05 ID:MoStrd+c
それにしても、親藩、譜代、外様問わず片っ端から改易しまくって、
政敵である本多上野介まで葬り去ってるのに、ここまで悪評の少ない人も珍しいな。

440 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 15:34:58 ID:HMHyk4oO
>>437
お前の馬は忠義の馬と言われたとき

441 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 15:45:03 ID:hjUxRvFl
>>439
日本史上有数の、政治の天才と言われる所以だな。
土井利勝の政治は幕府が命令しなくても、気がついたら大名のほうから、幕府の意に沿うように
自主的にやっていて、まるで魔法のようだといわれたそうな。

442 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/15(土) 15:59:57 ID:whbaYvUQ
幕府の意(改易してえー)に沿うように自主的にやっちゃうのか……正しく魔法だ。

456 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/16(日) 02:25:47 ID:NEd67XuZ
土井さんは三河武士ではあるけれど
一説には家康の隠し子とか、あるいは水野家本家の忘れ形見とか…

どちらにしても水野家の血を引いてても、
短気じゃない、稀な人物が生まれたという事か


安藤直次と土井利勝・いい話

2009年05月20日 00:15

692 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 01:17:44 ID:G4FulQ1D
寝る前に一席。

安藤直次と土井利勝 家康駿府時代のお話。

当時直次は既に紀州付家老として働いていたが、
ある時家康が利勝に「ちょっと直次の元で働き方と言うものを学んで参れ」と仰せになった。

で直次に近侍していると、ある時頼宣の小姓が
「若様の云々の時間をずらしたいのですが」と申すので、直次は
「よかろう」と簡単に許可した。

ところが数日後、また小姓が来て
「やはり都合が悪いので元に戻したいと存じます」といったところ、直次は
「それはよろしくあるまい」と却下した。

日を改めて、また同じ小姓が
「よく考えてみたのですがやはり元の方が都合がよろしいと存じます」と言ったが、今度も直次は
「いや、よろしくあるまい」と却下した。
利勝が近くのものにそれとなく聞いてみると万事こんな調子だと言う。

また日を改めて、またまた同じ小姓が
「同僚とも相談してみましたがやはり元の方がよろしいと存じます」と言った。しかし直次は、
「よろしくあるまい」と却下。

しかし小姓も諦めず、
「尚も相談してみましたがやはり今の遣りようでは都合が悪くございます」と言上してきた。
今度は直次、「ならばよろしかろう」と許可したと言う。

まあ例によって細かく指図しちゃうと部下が育たないと言う話なのですが、
絡みが結構珍しいと思ったのでここに記す。





734 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 23:23:24 ID:nOJ96KhQ
>>692
家康が何を学んで欲しかったのか、よく分かる逸話でいいね
小さいことでも、真剣に考えるって難しい・・

土井利勝と怒りの収まらない山崎家治・いい話

2009年05月17日 00:17

627 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 01:22:18 ID:4MmEmY5j
将軍秀忠の時代のこと。都から勅使の公家達が江戸にやって来た。
彼らの接待を勤めたのが大名の山崎家治だった。

接待が終わると勘定方が支出の明細を帳簿にした。帳簿に接待役の
大名が捺印するのが先例であったので、勘定係が家治にそうするように
お願いした。

が、家治は怒りだして「接待役はお上の命によるものだから、幕府側の
支出が記録された帳簿に私の印は押せない。例えご老中の仰せでも
従うつもりはない!」と言った。家治は頑固者で、自分の主張を曲げず、
幕府の勘定係は困ってしまった。

怒りの収まらない家治は老中の土井利勝の屋敷に上がり込んできた。「先程
こういうことがあったが、例えご上意だとしても私は承服できません!」
と言って家治は利勝に食ってかかった。

周りの者達はどうなるのだろうとハラハラしていたが、利勝は冷静に
「確かにあなたのおっしゃる通りですね。ご上意だとしても印を押したく
ないというお気持ちはもっともです。でしたら、あなたのご家来に捺印
させてはいかがですか」と言った。

家治はこの答えに満足したようで「そうです、その通りです!どうして
私の印が押せましょうや!」と言った。すると利勝は「ご家来が捺印された
うえで、大事なご家来がなされたことに誤りがないことの証に、あなたが
捺印されるのが適当だと考えます」と続けた。この発言に家治怒るかと思えば、
「いやはや、全くあなたのおっしゃる通りです!帳簿の終わりに私が捺印
しましょう」とあっさり了解してしまった。

こうして頑固者の家治は丸め込まれたので、勘定方は胸を撫でおろしたという。




630 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 02:41:40 ID:vkBEPTzY
めんどくせえ・・・

631 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 07:45:39 ID:HhNdf4ps
三河だけじゃなくて近江武士もめんどくさかったという話ですな

632 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 07:59:49 ID:dmip8jb6
土井も慣れてる感じだなw

633 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 08:42:54 ID:RX/5OM5G
理想の上司だな。人の使い方を知っているという
アイツはおれの思う通りに動かないダメだ、で切ってしまわない
アイツはこういう奴だからこう使えばおk、ってのは能力ないと出来ないよな

634 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 09:11:18 ID:81Jum663
実社会でも一癖ある人間の方が能力高い場合が多いな。
戦国時代ならなおさらその傾向が強そう

636 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 12:19:03 ID:KzAaUYG/
>>634
扱い間違えると並程度でお茶濁しやがるが正しく扱うと抜群の働き見せてくれるのとか居るな

ん?俺の知人でもそういうタイプいるが岡崎の出だったよーな…

江戸城禁煙令・いい話

2009年03月16日 00:17

814 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/14(土) 23:43:58 ID:k+QIANcy
江戸城禁煙令


父親の影響か、徳川秀忠もかなりの健康マニアであったようだ。ただ、父親と違うのは、
家康は案外、他人の嗜好には立ち入らない人間だったが、秀忠はそうではない。
自分が良いと思うことは、満面の善意で、人にも勧める人間である。

そんなわけで江戸城内に、こんな命令が出された

『喫煙厳禁!』

当時既にタバコは、世の中にかなり広まっていた。
当然徳川家中にも、である。ニコチン中毒者がこういう時考える事。それは禁煙!
ではない。
当然、「隠れて吸う」である。

そんなわけで江戸城内の御番衆の湯飲み所は、いつのまにやら秘密の喫煙室と化していた。

さて、ニコチン患者達が今日も安らかにタバコを吸っていると、そこにひょっこり顔を出した人間がいた。

「よっ?なにやってんの?」

老中、土井利勝であった。
一同驚愕、大慌てで各々とっさにタバコ道具を隠す。なかにはキセルでやけどする人間までいる
有様であった。
しかし利勝騒がず、部屋の中に着座し、

「そなた達が今吸ってたもの、私にも振舞ってくだされ。」

などと言い出した。一同すっかり困り果てたが、何度も所望するのでしかたなく、
袖の中やひょうたんに隠したタバコやキセルを出し、利勝に差し出した。

彼はこれを二三服吸うと

「思いもかけず珍しいものを頂いた。ありがとう!」

そういって帰ろうとした、と、そこで振り向き、

「今日のことは私も一緒だから当然誰にも言わないけど、私に見つかるくらいだからここは危ないぞ。
上様がお嫌いなものなんだから、五月蝿いのに見つからないうちに、な。」


そこでこれ以降、湯飲み所での喫煙はピタリと無くなった、とのことである。




815 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 00:08:42 ID:cVwZkuZz

見つけたのが正ナントカさんだったら全員やりすぎな程の厳罰でしたね

816 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 00:18:24 ID:TG5csUFl
正×「それで土井殿、その隠れて吸っていた侍衆とは誰なのですか?」

817 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 00:28:11 ID:K+imW4/Q
>>814
カーネギーという人の、職場の人間関係についての本で
これとほぼ同じエピソードがあった。
アメリカの大企業の重役か社長の話で、禁煙の場所で
喫煙をやめない社員のところを偶然通りかかって、
怒るかと思いきや1本所望、和やかに談笑して最後にさらっと
柔らかく禁止事項を伝え、その時から喫煙がなくなって…という。
人を動かすコツって古今東西やっぱり共通するものがあるんだな。

820 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 02:05:08 ID:8K55dJjI
ヒゲをはやすとやたら家康に似ていたらしい土井利勝さんは案外本当に家康の隠し子かもしれん。
なんか役目をサボって遊郭に遊びに行った若いもんに対処した家康に似てる…

武将の髭はどこへ消えた?・いい話?

2009年03月16日 00:16

820 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 02:05:08 ID:8K55dJjI
ヒゲをはやすとやたら家康に似ていたらしい土井利勝さんは案外本当に家康の隠し子かもしれん。
なんか役目をサボって遊郭に遊びに行った若いもんに対処した家康に似てる…

821 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/03/15(日) 10:12:20 ID:eyxGWy/5
>>820
江戸時代に武将が髭を生やさなくなった逸話だね。

武将の髭はどこへ消えた?

「天下と共に利勝を譲る。」と徳川秀忠に賞された土井利勝。
大老に就任した彼の周辺で、ある噂が囁かれた。
「利勝様は亡き大御所様に容貌が似ておられる…よもや御落胤
ではあるまいか?」
利勝は家康とは系図上、従兄弟にあたるので、容貌が似る事に
さほど違和感は無いが、忠実な幕臣である利勝にとって、はた
迷惑な噂であった。
利勝は考えた。
「まずいな…このまま噂が広がれば、良からぬ事を考える者も
出てくる。それに下手をすれば自分の立場も失うかもしれぬ…」
そして利勝が出した答えは、「そうだ髭を剃ろう!髭が無くなれば
大御所様の面影は薄れるだろう。」
利勝は躊躇なく、髭を剃り落とした。周囲の者は驚いた。当時、
武将の髭は武人としてのシンボルであり、武将で髭の無い者は
「宦官(タマ無し野郎)」と蔑視される時代であった。
当然、周囲の者達はあせった。時の権力者、「大老土井利勝」が
髭を落としたとあっては、自分達が髭をたくわえるのは、利勝に
逆らう行為である…と考えた。結果として、利勝以下ほとんどの
武将が髭を剃り落としてしまった。
もちろん利勝に「大御所様に似ていると困るから。」以外の意味は
無いのだが、当時の武将達はすでに「右にならえ」状態であったのだ。

こうして江戸期の武将達からは髭は消え去り、「髭をたくわえる事は
幕府に対する謀反の意思表示である。」と言う不文律まで出来てしまった。
以後、髭の復活は幕末、明治維新まで待つ事になるのであった。

利勝も苦笑いの、ちょっとかわいい話でした。(出典 落穂集より意訳)




822 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 11:55:40 ID:5pTmRcTY
>>820
そのエピソード初めて知ったわ…

無知でスマソ

825 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 16:08:25 ID:iW1T4HrE
不文律っつーか、4代将軍のときは正式に大ひげ禁止令が出たからなぁ。
なにせ戦乱の世を終わらせ平和を築いたってのが徳川幕府の売りだからね。
ひげを生やすのは強そうに見せたがるから、そんな考えだから戦争が起こる
のだっていう、現代ならピースボートに乗り込んでるんじゃないかってくらいの
凄い発想。
まぁ「大ひげ」と言ってるだけにアゴヒゲくらいは大目に見てもらえたらしいが
ある程度身分のある人ならそんなリスクは犯さない。

828 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 16:44:05 ID:u/PpwCqS
中世後期から、装束や風俗の規制が分国法にも出てくるんだよな
髭禁止!てのも、その流れにあったんジャマイカ、と想像
江戸期になると髪型や服装まで規制対象になるしな

829 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 17:49:30 ID:bNrPWAKa
自由にやらせるとどっちがカッコいいかで刃傷沙汰になるから
規制せんとあかんかったのかね

834 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 19:57:45 ID:YGhYxUn4
髭を生やすのは兜を被った時にあごひも?が取れない様にだか蒸れない様にだって聞いたよ。
加藤清正も「何時まで髭生やしてんだ、やる気か!」って幕府に詰問されたって。

838 名前:現代ネタですまそ[sage] 投稿日:2009/03/15(日) 20:58:53 ID:hY0wVkqY
>>825
水戸光圀のドラマ版を演じた石坂浩二が、ヒゲを蓄えるのに一クール費やして葛藤してみせたっけな