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諏訪部定勝とその妻・いい話

2009年03月23日 00:19

88 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 03:56:26 ID:+wV8XA8/
秩父に日尾城という北条支配下の城があった
城主は諏訪部定勝
甲斐に近接していたが天嶮の要害秩父山渓のおかげで直接侵攻を受ける事は稀であった
か、敵の侵攻が全く無かった訳ではない
さて、城主の定勝は大の酒好き
敵の侵攻を防ぎ祝いの宴で大好きな酒を飲む事もしばしば
しかし定勝、決して下戸ではないのだが限界を超えると…
 寝 る
暴れるよりマシだと思った諸兄、それは甘い
敵もさるもの頃合いを見計らって戻ってくる
「そろそろ敵将は酔いつぶれておるはずじゃ、かかれー!」
こうなると城内はパニック

…にはならないのである

なぜならば定勝の妻がせっせと家臣に指示を出し、自ら馬に跨り迎撃に飛び出るから
遅ればせながら定勝も馳せ参じて「二日酔いで頭痛いから手加減抜きじゃ!」と駄目押し
日尾城の攻防戦は‘ 毎 回 ’こんな感じ
これは定勝が小田原城に出向いて留守の時も同じ

定勝も自分の酒癖は知っていたろうが…
「銃後を任せられる女性に出会えることは軍人としての幸福である」とはある昭和の軍人の言
任せ過ぎな気もするが

残念ながら小田原征伐時、諏訪部定勝は病死しており妻も落飾していた
この夫婦が健在なら小田原征伐時に逸話が生まれていたかもしれない




89 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 04:55:57 ID:kmHGVHiy
これはいい夫婦w
戦国の強い嫁というと小松殿が思い浮かぶが、
それ以外でもけっこう強い(少なくとも普通程度は
武働きできると思われる)人多いんだな。
前に黒装束で鎖鎌みたいなの持って夫の退却助けた
嫁の話あったが、あれも夫婦のラブラブぶりより
むしろ嫁普通に強えー!とびっくりした覚えがある。

90 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/03/22(日) 04:56:58 ID:7wzd9Zsy
奥さんのいい世話の話

91 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 08:20:12 ID:J0bM90MY
奥さんの下のいい世話となっ!?

92 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 10:30:10 ID:yM8g0OyR
松永先生とか、勝寿院一人に6男2女生ませた森パパとか?

93 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 11:52:29 ID:D/uJZUiX
>>87
そして佐賀県小城市の市長さんのご先祖様じゃよ

94 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 13:19:24 ID:c/YhEGWw
>>88
銃後どころか前線任せてね?



参考
富田信高と謎の黒武者の正体・いい話
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-1432.html


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諏訪部主水助とその奥方・いい話?

2008年10月18日 15:41

555 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 23:50:47 ID:0uijQydO
北条氏邦の家臣、日尾城主の諏訪部主水助は秩父衆との取次ぎを任されている重臣だったが、
酒癖が悪いところが玉に瑕であった。

永禄のころ、三国同盟が敗れて武田氏が敵方に回ると、甲武国境の日尾城は最前線の重要拠点となったが、
主水助はある日来客があって酒を飲み、寝潰れてしまった。
ちょうどこの日武田軍が兵を動かして城下にせまったため、家臣達は殿様を起こそうとするがまったく起きない...。
みんなが困り果てていたこのとき、主水助に替わって城兵の指揮を執ったのはなんと奥方であった。
この奥方の勇戦によって武田の先鋒、山県昌景は兵を引いたという。

酒のんで寝てるところを夜襲されたとか、篭城戦で女武者が現れた話はよくあるが、
白昼堂々眠り込んでた人は戦国時代通してそうそういなかったんではなかろうか?
なんかいい話とは言えないかもしれないが、こういうのどかな合戦もあったってことで。