152 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/11/04(火) 15:34:58.32 ID:68eTn+ig
徳川家康家臣、蜂屋半之丞(貞次)は聞こえたる武辺者であったが、ある時の合戦で、
眼前の敵を見逃して退いたことがあった。
家康はこれを知ると、「どうして眼前の敵を見逃し退いたのか」と尋ねた。
蜂屋は答えた
「我々に向かってくる敵ならば、隙あらば我が身にもその矢が当たるでしょうから、その敵を討ち取らずに
退くことはしません。
ですが、戦いを好まぬ敵は、たとえ眼前に居たとしても、そのまま捨て置いて引き取るべきです。
敵であったとしても、今後我々に従えば味方になります。であれば、向かってこない者を殺すことを、
私は好みません。生かしておいて、我らに従わせる事こそ本意であると考えています。」
家康はこれに深く感心し、「お主は智仁勇兼備の者だ」と賞賛した。
(明良洪範)
徳川家康家臣、蜂屋半之丞(貞次)は聞こえたる武辺者であったが、ある時の合戦で、
眼前の敵を見逃して退いたことがあった。
家康はこれを知ると、「どうして眼前の敵を見逃し退いたのか」と尋ねた。
蜂屋は答えた
「我々に向かってくる敵ならば、隙あらば我が身にもその矢が当たるでしょうから、その敵を討ち取らずに
退くことはしません。
ですが、戦いを好まぬ敵は、たとえ眼前に居たとしても、そのまま捨て置いて引き取るべきです。
敵であったとしても、今後我々に従えば味方になります。であれば、向かってこない者を殺すことを、
私は好みません。生かしておいて、我らに従わせる事こそ本意であると考えています。」
家康はこれに深く感心し、「お主は智仁勇兼備の者だ」と賞賛した。
(明良洪範)
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