714 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/03/12(火) 08:03:24.12 ID:dhtldici
久世三四郎(広宣)は禄五千石、鉄砲百挺、与力三十騎の頭であった。
元は榊原式部大輔康政の従者であったが(実際には大須賀康高の組下)、旗本に召し出された。
大阪の陣の折、「榊原遠江守康勝は攻口の仕寄りはどのように付けているか、向かいの土手を
取れそうか見て参るように」との命を受け、御使として遣わされた。
久世が馳せ向ってこれを見た所、榊原家の家臣、武功の者共は、久世が今直参と成ったことを心に妬み、
「そこは敵からの鉄砲がきびしく射ち込まれており、危ない故、すぐに帰られよ。」
と言った。
久世は静かに乗り廻って
「昔は榊原家といえば、城方と寄せ手の旗先が行き逢うほど近くまで仕寄をしたものだ。
今のこれは、その間が未だ遠すぎないかと危ぶむ。私が昨今まで、貴殿などと肩を並べ膝を組んで
親しんでいた頃には、こんな事はなかったのに、臆病神がいつの間に憑いたのか。
旗本の者たちがこれを聞けばどう思うか。」
こう言ったところ、これに答える者はなかった。
(武将感状記)
715 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/03/12(火) 10:21:29.40 ID:2UbgfmCZ
15年たてばこうなる
716 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/03/12(火) 18:22:28.97 ID:K/7K7qpL
榊原康政って秀忠の軍監だから、小田原征伐以降はまともに戦ってないんじゃない?
久世三四郎(広宣)は禄五千石、鉄砲百挺、与力三十騎の頭であった。
元は榊原式部大輔康政の従者であったが(実際には大須賀康高の組下)、旗本に召し出された。
大阪の陣の折、「榊原遠江守康勝は攻口の仕寄りはどのように付けているか、向かいの土手を
取れそうか見て参るように」との命を受け、御使として遣わされた。
久世が馳せ向ってこれを見た所、榊原家の家臣、武功の者共は、久世が今直参と成ったことを心に妬み、
「そこは敵からの鉄砲がきびしく射ち込まれており、危ない故、すぐに帰られよ。」
と言った。
久世は静かに乗り廻って
「昔は榊原家といえば、城方と寄せ手の旗先が行き逢うほど近くまで仕寄をしたものだ。
今のこれは、その間が未だ遠すぎないかと危ぶむ。私が昨今まで、貴殿などと肩を並べ膝を組んで
親しんでいた頃には、こんな事はなかったのに、臆病神がいつの間に憑いたのか。
旗本の者たちがこれを聞けばどう思うか。」
こう言ったところ、これに答える者はなかった。
(武将感状記)
715 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/03/12(火) 10:21:29.40 ID:2UbgfmCZ
15年たてばこうなる
716 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/03/12(火) 18:22:28.97 ID:K/7K7qpL
榊原康政って秀忠の軍監だから、小田原征伐以降はまともに戦ってないんじゃない?
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