琉球、佐敷の小按司・いい話

2009年06月13日 00:03

尚巴志   
418 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 19:43:59 ID:TDeqMJxp
逸話というよりは民話ですが…

琉球の島尻郡に、佐敷の小按司、と呼ばれている若い按司(領主)がいた
当代の小按司、家督を継いだものの、母に渡された財産はわらしべ一本だけ
落ちぶれた家には、新当主に渡す財産とて何もなかったのである
彼はそれを持って出掛けていった

しばらく行くと、味噌屋があり、紐が足りないと困っていた
「もしそこの方、よければそのわらしべを譲ってください」
「これは我が家の全財産だ。ただでやるわけにはいかん」
こうして、小按司は一ヘラの味噌と交換した
またしばらく歩くと、鋳かけ屋(修繕屋)が鍋を直すための味噌が足りず、困っていた
「おお、そこのお方(ry」
「これは我が(ry」
味噌は鍋金となった
次に会ったのは鍛冶屋で、地金が足りなかった
小按司は半分を渡し、半分で小刀を打ってもらった
彼は歩きに歩き、ついに与那原の港までやってきた
そこでは唐船が出港するところだったが、錨が海底に引っ掛かって揚がらなくなっていた
「縄を切りたいのでその小刀を(ry」
ここで交換したのは、なんと金屏風であった

さて、佐敷は当時、南山の領域だったが、南山王がこの噂を聞き付けた
「小按司といえば、あの貧乏按司か。金屏風もみすぼらしい屋敷では台なしだ」
王はそんな勝手なことを言い、屏風を献上するよう談じ込んだ

「ほかならぬ王の命ならば従いましょう…ただ、これは我が家の全財産です。
 代わりに与座の井戸を下さるならば差し上げます」
こうして、小按司は島尻郡の重要な水源を手に入れた
しかも水の利用に税をかけたため、彼の家は急激に成長した

やがて、南山王が死ぬと、人々は水を握る小按司を後継者とした
彼は琉球統一を志し、中山、北山を次々に滅ぼし、臣下の身から三山の王となった

佐敷の按司、名を尚巴志という





420 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 20:02:57 ID:FpxufV9P
あいつ、わらしべだったのか

421 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/06/12(金) 20:23:46 ID:RNo8aHe8
>>418の話は沖縄県民でどれぐらい知っているのかな?
リアルわらしべ長者の話なんだけど


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