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その行司に切腹を仰せ付けた

2022年05月01日 16:07

466 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2022/04/30(土) 21:35:32.11 ID:aWJlUSl/
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-13382.html
大友宗麟、猿のために岩屋重氏を殺すこと

前に出した「大友興廃記」のこの話
薩州旧伝集(戦国から江戸初期にかけての薩摩君臣言行録)の巻五を読んだら

寛陽院様(島津光久、忠恒の子)の御代に、ある行司が鉄砲を持って吉野山に入りあちこち探索していたところ、あやまって深い谷に滑り落ち、途中の柴木で支えられた。
とうてい上がれないので困っていたところ、大きな猿がかずら縄をさげ下ろしてきた。それを引き寄せたところ手応えがあった。
そこで縄を手繰り寄せて首尾よく谷から上がると、数十匹の猿がかずら縄を引いてくれていた。
行司は鉄砲で大猿を一発で射殺し、帰ってその話をした。
それを聞いた寛陽院様が行司を召し出して話をさせたところ、寛陽院様は不機嫌になり、その行司に切腹を仰せ付けたということだ。

と、ほぼ同じ話があった。



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島津光久の側室、陽和院殿の江戸初期セレブ女性の京風マナー講座

2009年06月27日 00:04

704 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/26(金) 02:55:39 ID:dMcfxStj
>>698
そんな光久さんの数多い側室の中でも、ちゃんと名前が残っている人のお話


島津光久の側室に、陽和院殿という人がいた。

この陽和院殿、後光明天皇掌侍、交野時貞の娘で、公家の娘らしく古今の教養に溢れ、
とにかく大変な才女であったそうだ。

そんな彼女が侍女などに、今時の女性に対しての評をしたことがあった。

「最近の若い女の子はね、花見だ寺参りだなんて言っては、流行のファッションで着飾って
出かけて行くじゃない?あれってみんな、見に行くんじゃなくて、見られに行ってるのよね。
女として、そういう心がけはどうなのかしら?

京の朝廷の内裏じゃ、昔も、そして今も、開くと五、六尺になるような檜扇をかざして、
姿を人に見せないことを、『女の慎み』ってしてるのよ?

ところが関東じゃ、そんな慎みなんてありえない。もう自分からお化粧やヘアメイクを工夫して、
菅笠なんかのおしゃれなアイテムを付けて、顔をあらわにして見せびらかしてるけど、
こんなの恥ずかしいことだって思わないのかしら?

昔から、男は心美しく、女は姿美しく、なんて言うけど、作った美人じゃ、
本当に心の美しい男性からは、振り向いてもらえないわよ?

女の慎みってものはね、花を見るなら人無き所の花を眺めて、人がたくさんいるような場所には
あえて行かないもの。
寺参りに行く時も、本堂より奥に行っちゃ駄目よ?
だって、法師なんて言っていても、戒律をきちんと守ってるお坊さんはめったにいないんだから。
凡情解脱なんて、中々出来ないものなのね。
そんなお坊さんと二人っきりになったりしたら、自分から災いを招くようなもの!
そう言う事も、気をつけるようにしましょうね。」

陽和院殿による、江戸初期セレブ女性の京風マナー講座でした。





705 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/26(金) 02:57:58 ID:c+YppTWn
なにやら篤姫を見直してるかのような気分になってきたw

706 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/26(金) 06:28:15 ID:4WSk7QOE
光久「上の口でそんなことを言っても下の口は見られたがっているようじゃの」
悪い話スレなので