776 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 22:55:12 ID:uQipr9fi
北条さん家の教養 その一端
永禄三年(1560)、第四代古河公方足利晴氏が死んだ時、その妻芳春院(氏綱の娘)が
詠んだ歌六首
亡き跡を 嘆くばかりの 涙川 流れの末は 永き滝つ瀬
睦まじく 結ぶ契りの 睦言も むなしき空に 紫の雲
あはれさの あとに残りて あぢきなや あけぼの照らす 有明の月
満ち潮に み法の船の み(水)馴れざお 弥陀の誓いと 身はなりにけり
たれも皆 頼みをかけよ 他念なく 他力の心 ただ仏なる
二つなく 不捨の請願 不思議やな 深き願ひぞ 不退とはなる
各句の上の字を並べると全部「なむあみたふ(南無阿弥陀仏)」になる
教養とはちょっと違うかもだけど、初めて見た時スゲー感心した覚えがある
幻庵さんとかにミッチリ仕込まれたんだろうなあ
777 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 22:57:07 ID:R5bwm38Z
>>776
縦読みうめぇwww
あ、でも、本物は縦書きだから横読み?うめぇ
779 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23:00:14 ID:vgls2+1C
夏衣キツゝナレニシ身ナレドモ別ルゝ秋ノホドゾモノウキ
虫ノ音ハ涙モヨホスユウマグレサビシキ床ノオキフシモウシ
アハレゲニ思フニツレズ世ノナラ七ナレニシ友ノ別モゾスル
見ルカラニ猶アハレソウ筆ノ跡今ヨリ後ノ形見ナラマシ
誰トテモ終ニユカン道ナレドサキダツ人ノ身ゾ哀ナル
吹ハラフ嵐ニモロキ萩ガハナタレシモ今ヤオシマザラメヤ
伊達政宗が原田宗時を弔った漢詩『国風六首』も、実は頭文字が
南無阿弥陀仏になる。
780 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23:05:59 ID:rCSAwqB3
島津義久が甥の久保(忠恒の兄)を弔った際に詠んだ歌も
頭文字が南無阿弥陀仏だったりします。
南 なく虫の 声は霜をも 待ちやらで あやなく枯るる 草の原かな
無 むらさきの 雲にかくれし 月影は 西にや晴るる 行くへなるらむ
阿 あめはただ 空に知られぬ 習ひあれや うき折々の 袖にかくれて
弥 みし夢の 名残はかなき 寝覚かな 枕に鐘の 声ばかりして
陀 たづねても 入らましものを 山寺の ときおく法の ふかきこころを
仏 ふでをみぎり 弓を左に もてあそぶ 人の心や 名に残らまし
横読み?の南無阿弥陀仏って結構メジャーだったのかな?
783 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23:17:39 ID:tkYs3VGa
>>776-780
笑点でよく単語の頭文字をお題にしてることあるだろ?
それと同じ感覚なんじゃないか?
806 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/26(金) 04:51:56 ID:ZSDBP3/O
>>780
冠とか沓って技法は昔からあってな・・・
844 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/27(土) 22:31:12 ID:ij6isIwG
>>776
うわーwまとめのコメント見て気づいた!
これ句の頭だけじゃなく五七五七七の頭もナムアミダブで揃えてる!
すげーw感動!!
846 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/27(土) 22:34:23 ID:xAhuWoRe
>>844
マジだ…
良く考えつくもんだ
北条さん家の教養 その一端
永禄三年(1560)、第四代古河公方足利晴氏が死んだ時、その妻芳春院(氏綱の娘)が
詠んだ歌六首
亡き跡を 嘆くばかりの 涙川 流れの末は 永き滝つ瀬
睦まじく 結ぶ契りの 睦言も むなしき空に 紫の雲
あはれさの あとに残りて あぢきなや あけぼの照らす 有明の月
満ち潮に み法の船の み(水)馴れざお 弥陀の誓いと 身はなりにけり
たれも皆 頼みをかけよ 他念なく 他力の心 ただ仏なる
二つなく 不捨の請願 不思議やな 深き願ひぞ 不退とはなる
各句の上の字を並べると全部「なむあみたふ(南無阿弥陀仏)」になる
教養とはちょっと違うかもだけど、初めて見た時スゲー感心した覚えがある
幻庵さんとかにミッチリ仕込まれたんだろうなあ
777 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 22:57:07 ID:R5bwm38Z
>>776
縦読みうめぇwww
あ、でも、本物は縦書きだから横読み?うめぇ
779 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23:00:14 ID:vgls2+1C
夏衣キツゝナレニシ身ナレドモ別ルゝ秋ノホドゾモノウキ
虫ノ音ハ涙モヨホスユウマグレサビシキ床ノオキフシモウシ
アハレゲニ思フニツレズ世ノナラ七ナレニシ友ノ別モゾスル
見ルカラニ猶アハレソウ筆ノ跡今ヨリ後ノ形見ナラマシ
誰トテモ終ニユカン道ナレドサキダツ人ノ身ゾ哀ナル
吹ハラフ嵐ニモロキ萩ガハナタレシモ今ヤオシマザラメヤ
伊達政宗が原田宗時を弔った漢詩『国風六首』も、実は頭文字が
南無阿弥陀仏になる。
780 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23:05:59 ID:rCSAwqB3
島津義久が甥の久保(忠恒の兄)を弔った際に詠んだ歌も
頭文字が南無阿弥陀仏だったりします。
南 なく虫の 声は霜をも 待ちやらで あやなく枯るる 草の原かな
無 むらさきの 雲にかくれし 月影は 西にや晴るる 行くへなるらむ
阿 あめはただ 空に知られぬ 習ひあれや うき折々の 袖にかくれて
弥 みし夢の 名残はかなき 寝覚かな 枕に鐘の 声ばかりして
陀 たづねても 入らましものを 山寺の ときおく法の ふかきこころを
仏 ふでをみぎり 弓を左に もてあそぶ 人の心や 名に残らまし
横読み?の南無阿弥陀仏って結構メジャーだったのかな?
783 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23:17:39 ID:tkYs3VGa
>>776-780
笑点でよく単語の頭文字をお題にしてることあるだろ?
それと同じ感覚なんじゃないか?
806 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/26(金) 04:51:56 ID:ZSDBP3/O
>>780
冠とか沓って技法は昔からあってな・・・
844 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/27(土) 22:31:12 ID:ij6isIwG
>>776
うわーwまとめのコメント見て気づいた!
これ句の頭だけじゃなく五七五七七の頭もナムアミダブで揃えてる!
すげーw感動!!
846 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/27(土) 22:34:23 ID:xAhuWoRe
>>844
マジだ…
良く考えつくもんだ
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