そんな一領具足の国のお話

2010年01月01日 03:33

451 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/31(木) 22:57:10 ID:b+q7JUZA
その年の土佐は不作であった。
困り果てた土佐の農民たちは領主一条氏に嘆願をした。
年貢を軽くし頂きたい、春までの食料を供出してはもらえない、できれば徳政をしてはくださらぬだろうか…




と言うのではなく、
「大将貸して大将。これから伊予に略奪に行くから」
これに一条氏は
「儲けの半分はよこせよ?」

そんな一領具足の国のお話。




452 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/31(木) 23:10:12 ID:bOZIaC2B
微笑ましいじゃないかw

453 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/31(木) 23:11:19 ID:2b7V2utu
半分って多くね?
でも大将は大事だよね

457 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/01(金) 15:49:31 ID:zLOtJsXn
年貢と同じ扱いじゃね?

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土佐一条氏の高岡郡統一と猟師の幸運

2009年09月12日 00:14

248 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 18:13:44 ID:6mc8nUKa
土佐一条氏が津野氏を討ち、高岡郡を統一した頃の話。

高岡に住む一人の猟師が、鉄砲を持って山に出かけた。
あちこち獲物を探して歩き回っていると、熊の親子を見つけた。
親熊が大きな石を持ち上げ、仔熊がその下にいる虫をあさっている。

早速木陰から鉄砲を構えた猟師だが、わずかに距離がある。
はて、当てられるか、と悩んでいると、今度は間近に猪が現れた。
猟師、これならば、と猪に発砲した。
が、猪は死ななかった。
手負いの猪は狂ったように暴れまわる。
そして、石を支えていた親熊も、鉄砲の轟音に驚いた。
親熊は石から手を離してしまい、哀れ、仔熊は押し潰されて死んでしまった。

さて、子の死を見た親熊、暴れ狂う猪が原因かと怒り、これに躍りかかった。
一方の猪も痛みに我を忘れ、熊へと突進する。
二頭の獣は争い続け、やがて衰弱して共倒れしてしまった。
隠れて見ていた猟師は労せず二頭の獲物を手に入れた。

帰宅した猟師、やってきた友達に獲物を見せて言った。
「いやいや、こんな身にも御所(一条)と同じ幸福が訪れたわ」
どういう意味か、と問う友達に猟師は説明した。
「もともと高岡は、津野殿と戸波殿が覇を競っておった
ところが両者あい争ううちに、御所が横からやってきて、双方の領地を手に入れた
今や、高岡はことごとく御所のものじゃ
熊と猪の争いで利を得た俺も、御所と同じ幸福にあったということじゃないか」
猟師はそう言い、おおいに笑ったということである




249 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 18:38:36 ID:gDzhcA0k
なんだろう、何故か素直にいい話とは思えない・・・

250 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 19:08:53 ID:Y6FfoxGR
お前は現代の人間で動物に対する同情心があるからだろ
でも戦国時代であってもこの手の狩りは猟師も命がけだろ
この場合でも猪や熊が猟師に向かってくる可能性もあった
そんなことになったら再装填も厳しかっただろう
捕食関係がはっきりしている現代とはまた立場が違うんだぜ

251 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 19:14:54 ID:D2YrGNIE
いや、土佐一条氏の末路の話だろう


一条教房の下向

2009年08月09日 00:21

180 名前:一条教房の下向(1/3)[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 11:17:20 ID:V/SJBskU

じゃあ今度はずっと昔の話
以前のレスで応仁の乱後ならまあOKということだったので、
そんな応仁の乱に巻き込まれたあの人のご先祖さまのお話

一条教房は一時は関白も勤めた公卿だったが、応仁の乱に巻き込まれ
奈良の弟の元に身を寄せるなどして漂白の身となっていた
ところが待てど暮らせど乱はひたすらに泥沼の一途をたどるばかりで
挙げ句父やその他の一族も京を捨て奈良にやってくることになり
こうなると当然だが食べるのにも困るようになってきた
当時の貴族にはよくあることだが、名目上の荘園は持っていても
実質支配はしていないから実入りが無いのである
そこで一条家領のあった土佐国幡多荘に下向することにした
これは当然周囲から猛反対された
「前関白ともあろうものが、土佐のような鬼の住む土地に下ろうなど恥ずかしくないのか」
「ああ、あさましいことだ」
などなど散々に言われたのだ
しかしどう言われても、背に腹は変えられぬと
彼はおっかなびっくりながら土佐に旅立った



181 名前:一条教房の下向(2/3)[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 11:18:11 ID:V/SJBskU
土佐に彼が降り立つと意外なことに地元国人達は彼を歓迎した
これはどういうことなのかというと
当時の土佐は似たり寄ったりどんぐりの背比べな地元の国人達が
ひしめき合って領地の奪い合いをしているような状況だったため
彼等からすると前関白でもある教房の存在というのは、
周囲の国人達と自分達の間に差を付ける圧倒的な材料だったのである
それっとばかりに国人達は教房を御所様と呼び祭り上げた
教房の領地の農民達も鼻高々で自分達の領主の高貴さを自慢した
また当時の土佐人はかなり迷信深かったため
教房が「春日大社に奏じて呪い殺してやる!」と言うと
あっという間に恐ろしがって降参した



182 名前:一条教房の下向(3/3)[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 11:18:52 ID:V/SJBskU
こんな感じではあるが教房も別に遊んで暮らした訳ではない
彼は土佐に京都風の街並みや文化を輸入し
港を整備し、貿易を推奨した
また農道や灌漑、用水設備の充実などにも積極的だったから
農民達からの人気も高かった
あっという間に土佐一条家は土佐随一の家となり
豊かで平穏な生活を手に入れた教房は、父や親族に手紙を書いた
「土佐はとても良いところです、ぜひいらっしゃいませんか?」
しかしやってくるものは誰もいなかった
その後教房は京に戻らず土佐で生涯を終わる


その後の一条家がどうなったのかは、みなさんご存知の通りである





184 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 11:54:42 ID:3XpSAeB6
自分が持ち込んだモードによって地元民の中から
上方流の知識・教養そして謀略を身につけた男が出ようとは
前関白殿も夢にも思わなかっただろうな

185 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 12:33:50 ID:uojzGxh0
つい同情して国親を庇護してあげたら、後はごらんのありさまだよ!

186 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 15:01:24 ID:LdoTzN3H
でもまぁいくら実権を失った公家とはいえ関白にまでなる人は優秀って事だな
カリスマなかったらいくら高貴でも人が付いてこないだろうし
交通網の整備や農地拡大なんてやらんだろう