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叩き上げの侍大将与助さんの悪い?話

2009年09月03日 00:13

895 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 20:30:15 ID:lW+KYwTP
>>889
叩き上げの侍大将与助さんの悪い?話

黒田二十四騎の一人に数えられる黒田家の足軽大将益田与助は貧しい百姓の
出だった。
元は黒田家で台所の水汲みをしていたものが、黒田孝高の目にとまって戦場に
出るようになり、だんだんに出世して侍になった。
その出身のためか足軽の扱いが上手く、律儀で謙虚な性分の男だったが、無学で
字もよめなかったそうだ。
そのせいで耳で聞きおぼえた言葉をそのまま使ってしまい周囲を困惑させることが
あった。

ある時も、三百石を加増されたのを「この間御秘蔵の馬を下さったので大なるかん
とうであると思っていたのに重ね重ねのかんとうである」としきりにありがたがった。
この時既に筑前で二千石を知行していた大身であったが、この数十年加増という
言葉をかんとうと覚えていたらしい。

また、人々が集まり話していた時、二人前の弁当は使い勝手が悪いという話題に
なった。
兵士としての経験豊かな与助はこれに対して「確かに常は不自由な道具であるが」
と前置きして「二人前の弁当はせっちんでは使いやすいのだ」と語った。
雪隠で使いやすい弁当箱とは、と聞いていた者は怪訝に思ったはずだが、与助は
「船中」と言いたかったのである。

ある人の病気を見舞った帰りに、立ち寄った別の朋輩の家で、どこに行っていたの
かと問われた与助は「何某の見舞いに行ったのだが、聞いたこともない病気だった。
あれはもう治らないのかもしれない」と深刻に語った。
「医者に聞いたらいんようのようかんとか言っていた」
聞いた人は不審に思って、後日にたしかめたところ、陰証の傷寒の間違いであった
ということだ。


ちなみにこの与助さん、話題の安田作兵衛さんの知り合いだったらしいんですが、
黒田家が一万石で安田さんを召抱えようとした時、家中に不平不満が出るだろうと
いうことで止めに入ったらしいです。
やはり知人の目から見てもこれはどうか…という人だったのでしょうか<安田さん





896 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 20:35:46 ID:pC71ZHNo
>>895
なんか可愛いなw

897 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 20:48:18 ID:YM4iNnql
>>895
黒田二十四騎って叩き上げが多くない?
如水公が若いときからの家臣(母里&栗山)と弟以外そんな感じがするんだけど

898 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 20:51:22 ID:Lud+i24J
黒田家も新興で急拡大した家だから、どうしたって叩き上げが多くなるよね。

906 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 23:40:36 ID:Nn+NwGgW
>>897
栗山も元は黒田家経営の長屋出身の孤児じゃなかったっけ?

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