610 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 11:23:49 ID:YAGREETr
>>447の、丈六寺で長宗我部元親に謀殺された新開道善。
この道善の家臣に、賀島秀家と言う者がいたのだが、秀家には、一人の娘があった。
賀島家は、正福寺と言う寺を那寺としていた。そこでの、あるときの法事の際、
正福寺の若坊主であった多聞という僧が、賀島家の娘と出会い、お互いに一目ぼれをしてしまった。
しかし武家の娘と修行中の僧、人の目もあり、なかなか会う事も叶わなかったが、それでも娘は
隙を見て家を抜け出し、寺の鐘突き場で逢瀬を重ねた。
が、ある時ついに、二人の逢引しているところを、住職に見つかった。
娘は、親の目を盗んでふしだらな事をしたと、部屋に押し籠めをされ外出を禁止された。
しかし恋心を抑える事はできず、深夜こっそりと家を抜け出し、多聞に合いに行った。
ところが多聞のほうは、娘と恋仲になった事が、修行中の身でけしからんと、破門を受け、
寺より追放される事となっていた。
多聞と娘は
「もう、この世で添い遂げる事はできない」と思いつめ、
離れ離れにならぬよう、腰紐で二人の体を堅く結びつけると、琴江川の淵に身を投げた。
この事があってから、正福寺で鐘を突くと、「タモンタモン」と鳴るようになった。
住職が調べたところ、鐘の一部が裂けていた為、これを徳島に修理に出すことにした。
その荷車が、二人が身を投げた淵の側まで来ると、鐘は突然荷車より崩れ落ち
淵の中に沈み、「タモンタモン」と鳴った。
これ以降、土地の人々はこの淵を、『多聞ヶ淵』、と呼ぶようになったそうである。
612 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 12:35:10 ID:RHYu0LkY
>この事があってから、正福寺で鐘を突くと、「タモンタモン」と鳴るようになった。
もうちょっとマシな鳴り方してくれよw
613 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 12:39:15 ID:O+ItgutD
( ●д゚) あたりが関わってたら「ドキュンドキュン」と鳴りそうだなその鐘
>>447の、丈六寺で長宗我部元親に謀殺された新開道善。
この道善の家臣に、賀島秀家と言う者がいたのだが、秀家には、一人の娘があった。
賀島家は、正福寺と言う寺を那寺としていた。そこでの、あるときの法事の際、
正福寺の若坊主であった多聞という僧が、賀島家の娘と出会い、お互いに一目ぼれをしてしまった。
しかし武家の娘と修行中の僧、人の目もあり、なかなか会う事も叶わなかったが、それでも娘は
隙を見て家を抜け出し、寺の鐘突き場で逢瀬を重ねた。
が、ある時ついに、二人の逢引しているところを、住職に見つかった。
娘は、親の目を盗んでふしだらな事をしたと、部屋に押し籠めをされ外出を禁止された。
しかし恋心を抑える事はできず、深夜こっそりと家を抜け出し、多聞に合いに行った。
ところが多聞のほうは、娘と恋仲になった事が、修行中の身でけしからんと、破門を受け、
寺より追放される事となっていた。
多聞と娘は
「もう、この世で添い遂げる事はできない」と思いつめ、
離れ離れにならぬよう、腰紐で二人の体を堅く結びつけると、琴江川の淵に身を投げた。
この事があってから、正福寺で鐘を突くと、「タモンタモン」と鳴るようになった。
住職が調べたところ、鐘の一部が裂けていた為、これを徳島に修理に出すことにした。
その荷車が、二人が身を投げた淵の側まで来ると、鐘は突然荷車より崩れ落ち
淵の中に沈み、「タモンタモン」と鳴った。
これ以降、土地の人々はこの淵を、『多聞ヶ淵』、と呼ぶようになったそうである。
612 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 12:35:10 ID:RHYu0LkY
>この事があってから、正福寺で鐘を突くと、「タモンタモン」と鳴るようになった。
もうちょっとマシな鳴り方してくれよw
613 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 12:39:15 ID:O+ItgutD
( ●д゚) あたりが関わってたら「ドキュンドキュン」と鳴りそうだなその鐘
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