大村筑前とお城の乞食・いい話

2008年10月16日 13:18

52 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 00:26:31 ID:U49kr7lW
お城の乞食

肥前にある歌舞多城には、城の近くに乞食が住んでいた。家臣から、
「みっともないので追い出してしまえ」との声もあったが、
城主、大村筑前は、それもかわいそうだと、なんとなく許していた。

この歌舞多城が、後藤貴明の軍勢に攻められた。大村側は硬く城に篭り、
戦線は膠着した。
さて、この歌舞多城の城兵に、込屋玄蕃と言う男がいた。彼は大の博打好きで、
籠城の最中にもかかわらず、ちょくちょく城を抜け出し、後藤領にある博打場へ
双六を打ちに行っていたのだ。

ある夜、いつものように玄蕃が博打から帰ってきた。酷く負けが混んだらしく、
気が立っており、城へ続く道の側に寝ていた乞食を「失せろ!」と蹴飛ばした。
そこからしばらく歩いていると、何者かが近づいてきた。後藤方の者たちであった。彼らは
歌舞多城の城兵が博打に出入りしている事を知り、彼に接触してきたのだ。

「我らの合図と同時に、城門を開くのだ。そうすれば博打の借金も帳消しにし、
さらに褒美として、欲しいだけの銭もくれてやろう。」

玄蕃は、承知した。

約束の夜。後藤勢はひそかに歌舞多城の城門前に集まった。そして秘密の合図を送る。
するとかねてよりの約束どおり、城門が開いた。この城はもらった!そう思ったとき、
城の中から軍勢の前に、何かが投げ込まれた。込屋玄蕃の首であった。
城門が開ききると、そこには、完全に武装した、大村筑前をはじめとする大村勢が
待ち構えていた。

「おぬしらの企み、それを聞いた乞食が逐一我らに教えてくれた!
汚い者どもめ、討ち果たしてくれる!」

驚く暇こそあれ。大村勢は一斉に突撃をかけた。後藤勢は何も出来ず蹴散らされ。
壊乱した。

戦後、大村筑前は乞食に褒美を与えようとしたが、乞食は「殿様に頂いたご恩を、
少しお返ししただけでございます。」と、それを断ったという。




53 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 00:34:30 ID:gcX4fEXP
いい話だなー

54 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 00:57:00 ID:60SUalkn
いい乞食だなー

55 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 11:32:23 ID:5Kds+6Dw
城兵が遊びに行ける程度の包囲網ってなんだ?
やる気なさすぎ・・・
そんなんじゃせん滅できないだろうに・・・

56 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 12:44:04 ID:BbD0nK1p
おれもそんな乞食をめざすよ!

57 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 14:05:17 ID:au/rQVs3
>>55
大坂のときも橙武者が遊びに行っていたじゃないか。

58 名前:人間七七四年[] 投稿日:2008/09/17(水) 14:54:22 ID:U49kr7lW
>>55
地方の小勢力の合戦で、そんな完全な包囲を求められてもw
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