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小野茶右衛門とその娘、千鶴姫

2009年10月08日 00:06

245 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/07(水) 20:30:16 ID:lZR/vG65
では海賊で思い出した悲恋話。



津軽為信の家臣に、海賊方(海軍)の小野茶右衛門と言う男がいた。
この茶右衛門、海賊行為を働いていたとも言われているが、
その豪腕さを買われて慶長9年ごろ、
深浦以南が津軽領となった時、秋田方面に対する押さえとして森山に配された。
森山館を居城としたが、後に茶右衛門館と呼ばれるようになる。

慶長18年、津軽藩主2代信枚の頃になって、
専横なる振る舞いがあったとされ、
大間越奉行であり「鬼勘解由」と呼ばれた笹森勘解由に攻められた。
館の防備は固かったが、笹森は持久戦に持ち込んで水の手を断ち、
そのため館は落城、茶右衛門は討たれる。
(一説には跡目争いに巻き込まれて謀殺されたとも)

さて、この茶右衛門に、千鶴姫という娘がいた。
千鶴姫は五島久三という男と恋仲だったが、
落城の際に最早これまでと、二人揃って自刃し、心中してしまった。
この二人が自刃した岩は姫岩と呼ばれ、
悲恋物語として村人によって語り伝えられることになる。
この姫岩の近くにトンネルが作られた際、
沢山のかんざしが発見されたという。




250 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/07(水) 23:21:02 ID:KHW4dGW8
>>245
かんざしは地元の信仰で捧げられてたのかなあ
枕を預けたり、服を預けたりする神社があるよな


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