泣いた黒鬼?

2010年01月18日 00:16

65 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/16(土) 21:47:21 ID:COOk51eI
「泣いた黒鬼?」

今川・武田・徳川に仕えた歴戦の武人にして苦労人、岡部正綱が亡くなった。
後継者の長盛は16歳。
世間は「あんなお子様じゃ岡部の家名は荷が重いんじゃないの?」と笑った。
この世評を憂慮した三人の岡部家重臣が集まった。

桜井縫殿助「今度の戦では俺たち三人の誰かが討死してみせなければ、世間の評価は変わらんだろう。
      だから俺は討死することに決めたよ」

大塚八右衛門「いや。信玄公にも特別な旗印を許された俺こそが適任だろう」

剣持次郎右衛門「俺だって信玄公からも家康公からも賞せられた男だ。俺が死ねば世間も納得するさ」

三人とも亡き正綱に長盛を託された男たちである。忠義も武勇も劣らない。意地の張り合いで決着がつかない。
最終的に桜井が押し切った。

「この三人なら誰が死んでも世間は納得するだろ。そもそも俺が言い出したんだからさ。
討死は俺に譲ってくれ。二人は俺の分も長盛様を頼むよ」
       
やがて小牧・長久手の合戦にて、宣言どおり桜井討死。
奮起した岡部軍は羽柴秀次軍を痛撃し、その武名を轟かせた。
桜井の死に様と長盛の武功の前に、もう誰も岡部家を侮るものは無かったという。

岡部長盛は以後も武名を上げ「黒鬼」とまで称されていく。
そんな彼の第一歩を飾った忠臣の話。




75 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/01/17(日) 10:51:21 ID:RoVrXbcz
>>65
http://gnusoku.blog41.fc2.com/blog-entry-884.html

この話だな


いい家臣団だよね
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