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古田織部、微妙に(?)間違った教訓を得た後日談

2011年09月03日 22:03

670 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 13:40:36.56 ID:zAQjJHSq
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-5420.html
このお話で佐竹陣でハゲ頭のおかげで負傷した古田織部さん。その後日談


慶長19年(1614)11月27日、古田織部は将軍徳川秀忠の元を訪れ

「いやはや!先日佐竹義宣の陣に訪れた時、堤の陰より放たれた銃弾が左の眼の辺りに当たりました!」

と語ったが、秀忠はそれに感心のない様子で、すぐに別の話題を始めた。
後で秀忠の近習たちがこの事について語ったことには

「自分の陣所で傷を負うなら忠節というものだろうが、軍令に背いて他人の陣所に行って流れ弾にあたって
負傷するなど、不覚なだけではないか。」
と笑いあったという。

しかし先の逸話で
> 「ああ、この初めての手傷を自分の担当する仕寄で負ったなら、少しは御感に入ることも出来ただろうに、
> よりにもよって他所の仕寄で負うとは、これでは丸損ではないか。」

って自分で言ってるのに、それでも一応、ものは試しに言いに行ってみたんですね、織部さんw
(難波戦記)





671 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 14:57:44.79 ID:2qeS4u7Z
何となくなんだけど、権現様と織部の関係って太閤さんと利休の関係と被るんだよね。
茶の湯ってそこまで凄いものだったのかねぇ。

672 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 15:07:20.62 ID:6RFc39b6
その織部も大坂の陣後秀忠に切腹させられてるからな
茶人の末路はせつない

673 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 15:08:17.25 ID:IugRXrva
今の日本文化は茶の湯が作ったという人もいるからな

茶しばくだけじゃなくて、礼儀作法全般から、
書、絵、陶器などの美術品から、建築や作庭、装束まで網羅するとも言える
今みたいなただの趣味とは意味合いが異なる

674 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 16:02:05.00 ID:akHi88yC
そういえば秀忠の茶の湯のブレーンは、山本道句といい金森可重といい、古田織部の弟子なんだなあ。
何故かその中に、あの佐久間信盛の嫡男で、信長から例の折檻状で「茶の湯やりすぎ!」って叱られた
佐久間信栄が、茶人として混じってたりするがw

675 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 18:19:52.62 ID:vfoDCM4N
なんか古田織部は反抗のための反抗って感じで、利休と違ってあんまり同情できないんだよな
茶道のために筋を通したんならともかく他人の嫌がる様をみて喜んで、挙句の果てに大阪方に内通
いつか誰かに殺されてもしょうがない生き方だったと思うよ

まあ>>670の織部は、書き方もあってユーモラスに見えるけどw

676 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 18:37:43.88 ID:ghZpOZWt
実際の古田織部がどうして内通したかは分からんが
へうげものの古田織部だと茶器を大阪城から盗む為に息子と共謀してたんじゃね?と思えてくる
不思議!

677 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 21:26:08.44 ID:2qeS4u7Z
動機って点じゃめちゃくちゃ不自然な事件だとは思う。
既に勝負が見えてからの、真田信繁、後藤基次、塙直之。
当時の武将が何考えていたのか、損得だけで動機考えるのって無理があるかな。
ただね、織部が切腹した後の家康の反応がこれまた不自然。
それこそ長安事件と同じ匂いがするんだよね。


678 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 21:33:07.51 ID:XW0Eps16
師匠の利休とはまた違う意味で、謎の多い死を遂げたのか織部

679 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 21:42:38.20 ID:akHi88yC
しかし織部は大坂の陣の段階でも大物ってほどでもなく、利休のように政権に深く食い込んでいたわけでもなく、
コネクションがあると言ってもそれが即幕府の脅威になるようなものではなく、
やっぱり単純に、息子が何らかの形で豊臣と通じていたのが発覚して、責任とって連座で切腹、
ってことだと思うよ?

680 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 22:15:00.38 ID:uz/LElpf
茶道筆頭でしょ? 当時の茶の湯の政治的重要性から考えると十分に重要人物だと思うが。

681 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 22:17:36.25 ID:81XZEsGI
まぁそう思うだけなら故人の自由ですから

682 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 22:28:20.51 ID:1e7JzRzD
まあ、マジで内通してたなら切腹じゃなくて斬首ものだよな。

683 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 00:16:22.80 ID:SGh8Mp4H
へうげものや、上のリンクの逸話を知る前の古田織部のイメージ
・千利休の追放の際、細川忠興と二人で堂々と見送った剛の者
・歪な道具を好んだ粋な茶人
・武士としても活躍

あれ


684 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 06:22:18.12 ID:a7ThJi9u
茶の湯の文化だけじゃなく、安土桃山の政治史への重要な関わりを知れば知るほど
韓国茶道ってばかみたいと思うの

685 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 07:55:39.83 ID:J40O4g6A
織部切腹は、徳川家以外に権威があっては好ましくないから始末されたのだと推測

686 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 10:30:02.51 ID:BZvGkTZF
織部の権勢なんて徳川からみたら屁みたいなもんだろ

687 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 10:43:33.72 ID:pMlIvP4l
邪魔だから排除した、じゃなくていらないから捨てたってイメージ

688 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 12:50:33.00 ID:lgImhBFC
切腹まで含めて織部の芸術なんだという気もする

689 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 12:53:54.74 ID:UuF0Kzeq
へうげなら、最後はさぞ凄い顔芸して終わってくれるだろう

ある時、浅野幸長が古田織部から

2011年07月27日 23:09

173 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/26(火) 18:15:12.99 ID:EeG8E2xt
古田織部「五金時殿くらいで」



175 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/26(火) 21:44:40.24 ID:/pLjZPZs
>>173
ある時、浅野幸長古田織部から、狭い茶室での道具の置き方・所作の仕方等の稽古を受けた。

「よいですかな浅野殿、客も炉も自分の右側にある時はこうする。客が右、炉が左の時はこう。」
「ふむふむ。」
「客も炉も左の時はこう、客が左、炉が右の時は…って、この辺は前の稽古の時どう教えましたかな?」
「………済まぬ、忘れたようです。」


そこで二人は、前回の稽古で同席した上田宗箇を呼んで、この件について問いただした。

「………申し訳ござらぬ、それがし、師の教えを失念いたし申した!!」
「(え~)………」
「………?」
「……………」

「…と、とにかく、こういうものはその場その場でやってみなけりゃワカランものにござるよ。」
(織部候云、兎角その座敷にて置合てみねば、たしかならず)

「なるほど、そういうものですか。」
「うむ、そういうものです。」


織部のおかげで一つ勉強になった
…わけもなく、こーゆーお人に「白黒つけろ」とか㍉にゴザルよ。




182 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 09:56:45.63 ID:K5IF7UPx
>>175
みんな忘れたのかよwwww

183 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 19:02:15.87 ID:IUg9pvcb
>>175
織部も忘れてる?www

184 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 19:10:52.93 ID:O5JhFgs2
消防のころ先生が答え忘れてみんなに聞いてもわからなかったこと思い出した

185 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 19:30:13.96 ID:WBUAFs8e
小学校の問題の解答くらいは、その場で考えられるだろ・・・と思うけど、焦るとそれすらも分からなくなるんだよね

186 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 19:38:13.40 ID:Gb/IrSc2
これ、小学校の問題と解答とかそういう話じゃなかろ。
マニュアルも正答もない、どうやったら非礼にならずに人をもてなせるかという話なんだから。
当然正解なんてないよ

187 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 19:46:37.99 ID:O5JhFgs2
前の稽古の時教えたことあるんだから正解はあるだろ

188 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 19:57:05.26 ID:Gb/IrSc2
「教えたことある」なんて文中に書いてないけどねw

189 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 20:03:41.54 ID:O5JhFgs2
読解力が乏しいのか、単に引っ込みがつかなくなっちゃったという
ちょっと悪い話

190 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 20:43:32.16 ID:YemAPnjX
ひどいオチだw

191 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 21:32:09.63 ID:r2+J8sfP
ひどいお茶でもある

織部盃

2011年07月03日 23:36

863 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 20:31:27.78 ID:mheKI5DY
古田織部の作る品は、茶道の趣味がある無いにかかわらず世間がもてはやし、
食事の時酒を呑むため出す杯にも、織部盃と言うものが現れ、これが大流行した。

ところで京に三八という男があった。これが織部の流行があまりに著しいため、
盃の事を織部と言うのだと思い込んでしまった。ある時のこと、三八が赤い顔をして
良い機嫌でいるのをみて、知り合いのものが

「そちはひどく酔っているようだな?」

というと、三八

「当たり前だ!今朝の振舞に汁の椀の織部で続けざまに三杯飲んだからな!」

と答えたそうだ。

織部風の流行を垣間見せてくれるお話である。
(醒睡笑)




864 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 23:23:33.10 ID:yVkKAlpu
醒酔笑はすっげえくだらない話ばかりなんだけど
読むと止まらなくなくなるくだらなさが好きだ

古田織部、微妙に(?)間違った教訓を得る

2011年05月18日 00:02

219 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 01:05:58.20 ID:VuWajU97
もう一つ。大阪冬の陣の折のことである。

その頃、古田織部といえば天下の数奇者の宗匠と呼ばれていた。
大阪城攻めの合戦騒ぎの中でも、織部は「数寄の友だから」とわざわざ佐竹義宣の陣に
訪ねて行った。

が、その時佐竹義宣はちょうど城攻めのための仕寄に付いていたが、しばらくして矢弾避けの
竹束の内に入り、そこで織部と対面、義宣は兜を脱いで織部とつもる話をし、またそこで風呂を炊かせ
もてなし、その後茶を飲むなどしていたところ、織部は突然、竹束の方をキッと見て

「この竹束の中に、茶杓になるべき竹がある!!」

と、竹束の側まで寄って顔を打ち傾けながら熱心に見始めた

時にこの頃古田織部は僧形であり、頭は当然だが、見事にそり上げていた。
あまりに熱心に竹を見ていたため、ついうっかり頭を竹束の影から出してしまった。
その頭に日光が当たる。ピカーッ!彼の禿頭は日光を反射しキラキラと輝いた!

これを見た大阪方
「佐竹陣の竹束のところから、なにやら光り輝くものが現れました!」
「何だと怪しい、怪しすぎる!撃て、撃てー!!!」

大阪方の放った銃弾は、あやまたず織部のハゲ頭に命中した!
…が、運が良かったのか、頭から血は流れていたもののかすった程度で済んだらしい。
しかし織部はすっかり肝を潰し頭を抱え

「我、手負いたり!」

と叫び、その場に居た茶坊主が茶巾袱紗などでその血をぬぐった。
これをその場に居た人々「数奇者に似合いのぬぐい物である」と囁いたとか。

そして織部は
「ああ、この初めての手傷を自分の担当する仕寄で負ったなら、少しは御感に入ることも出来ただろうに、
よりにもよって他所の仕寄で負うとは、これでは丸損ではないか。」
と嘆いたという。

この後、自分の陣屋に帰ると家臣たちに
「武士が付けておくべきは兜である!今後わしは数寄屋においても兜をつけるぞ!」
と宣言したそうだ。

以上、古田織部が微妙に間違った教訓を得た話である(大阪物語)


関連
古田織部、微妙に(?)間違った教訓を得た後日談
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-5746.html
古田織部と上田宗箇IN大阪の陣「・・・・・・あ、アルェ━━━━━━??!」・悪い話
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-1297.html


220 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 04:49:03.56 ID:sYhf+P8e
・・・いやいやいや
微妙にってか、豪快に間違ってないかな、その教訓・・・

221 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 06:19:54.52 ID:0QcYz3Ew
手遅れにならんように鎧も着けとけ
結局切腹するわけで兜は役に立たないわけだが

222 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 09:04:41.44 ID:/P7+tcMI
光った頭を見て発砲

なんだこのコント

223 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 14:49:25.68 ID:ZBHgIIeB
茶杓→竹→光ると読み上げて、光る竹が出てきて竹取物語かよ、と思ったら、
禿げ頭が光ってうおまぶしっ!ってなんてコントだよ。
最初の茶杓がどうとかもう放り投げっぱなしだよ。

所でそのあと、ゲヒさんはお目当ての竹を見つけ出せたの?
それとも見つけられないままハラキリ直行?

224 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 19:34:14.02 ID:pUod8rVZ
全部、漫画の絵で想像できる。リアルが漫画と変わらねえよ、古田織部

225 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 21:09:44.12 ID:iHKEneIC
つくづくへうげものって凄い漫画だな。

226 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 21:22:45.37 ID:rZMLgl78
完全にフィクションだけどな

227 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 21:39:53.37 ID:SjxQU2JR
フィクションを楽しむのは全然アリだけどごっちゃにするのはダメ、絶対
と、バサラ見てるとつくづく思う

慶長12年(1607)4月、織田有楽、古田織部を招き

2010年06月14日 00:00

375 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 16:16:50 ID:QCnJByLK
慶長12年(1607)4月、織田有楽は大坂天満の自邸に古田織部を招き、“台子点前”の茶会を開いた。

“台子点前”とは、飾り台に茶道具を置いて茶を点てる作法であり、貴人をもてなす作法とされるものである。
有楽が本日の客で当節、宗匠と呼ばれる織部を敬った形であり、さらに有楽は加藤清正が朝鮮から持ち帰り、
太閤秀吉に献上した「天下無双」と言われる“龍頭の水指”を用意した。

通常、台子点前においては、このような貴人ゆかりの道具は押しいただいて拝見するのが作法であったが、
肝心の客の方は台子の作法に詳しくなかったのか、織部はそれをしなかった。
これでは秀吉・その子秀頼、もしくは水指の発見者である肥後国主の清正を敬わない、という事になってしまう。
しかし有楽は、そんな織部を眺めて、ただニヤニヤしていた。

微妙な空気の中、茶会は進み、やがて有楽が炉の炭を起こし、茶釜を火にかけると織部は、ニヤニヤした有楽の
顔色から己の無作法を悟ったのか、「失礼だが、台を拝見したい。」と言い出した。
「・・・どうぞ。」有楽の許しを得た織部は、台子の作法をモノにせんと台の茶道具の並べ方など凝視して調べ、
それに飽き足らないのか、台の棚に顔を突っ込み、釜の炭の置きようまで、食い入るように見つめた。

そこへ炭の火の粉がはじけて、織部の頭にクリーンヒット!!

「 うぁ熱ちゃあああああああああああああああっ!!!!! 」
思わず飛び上がった織部は飾り台に頭をぶつけて破壊し、畳は一面抹茶の海と化した。動転した織部は、
茶入に抹茶をかき集めると、なぜか茶入を抱えて茶室を飛び出した。

「も・・・もういい、カンベンして織部・・・・・・」
イロイロ我慢できなくなった有楽は、「もういいや、今日はゆっくりしよう。」と、小姓に枕を二つ持ってこさせ、
織部と二人、寝転がってテキトーに茶を点て、その日は一日ダベって過ごしたということである。




376 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 17:24:54 ID:DB6KDsWx
>>375
> 動転した織部は、
> 茶入に抹茶をかき集めると、なぜか茶入を抱えて茶室を飛び出した。

わらたw
人間慌てふためくと意味不明の行動するもんだが、織部でもこれかw

377 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 18:10:25 ID:pYkQR/b2
へうげものの絵で再生されたw

378 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 18:26:43 ID:/RsKGWLo
へうげ織部なら明らかに盗みにかかってるぞ、それw

379 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 18:32:00 ID:EXcJ4jw9
有楽も人が悪いなw

380 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 18:37:13 ID:JsLq+fXh
1607年か、へうげものでこのエピソードが語られるのはまだまだ先だねぇ

382 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/06/13(日) 20:23:49 ID:VgHtQQJH
>>378

                      、_f^ヽ
                  ミ三ニ彡ゞ=ニ'、
                 / ̄ ,イリハi})ヾ丶、
                /   /ィノリ川l.i.l.i.l.i.ヽ、
                  /   く彡彡ノノノj⊥、l.i.l.ヽ_,ノ
              /     `ゞッ=ミソ(ィ'ぅ丶l.i.l.iV_,' _,_
              l  , '  ,、 '´  `ヾj,ニ、 )ヽミッゞくラ丶、
              '、/  ,イツ        、゙_,ノ  ,! l/:.:.:.:.丶、
ヾ 川川川川川川川,ノ  '、'、,li},イ   _、    ヽ'、 i,  /:.:.:.:.:.:.:./l
三           三.   ヾミ'゚'゙ー _,ィf トミ、   ヾ!l! /:.:.:.:.:.:.:.:/:.l
三 ゲ 良 こ 俺 三      ', ::... '゙//::::ヽ    lリ/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.l
三 ヒ  い の .の 三      l '´ /ノヘ::::::l   ,' /:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.l
三 ヒ. 物 茶 盗. 三     `⌒ '゙´  `tヲノ  /, /:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:l
三 ヒ  で 入 っ 三          _,.ン介-イl'/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.,'
三 ヒ  ご と  た. 三         /:.:.:.:l:.:/l::ll/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.,':.
三    ざ て    三         l:.:.:.:.l:./ l::l':.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.,':.:
三    る      .三       (^ヾ:.:.:l:./ ,l:/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:,:':.:':.
三    よ      .三       ,/`ト,∨:/ l/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.l⌒l:.:.:
三           三     /: : l{∧∨ ,/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:l'^'l:.:.:
ノ 川川川川川川川ヾ    ,イ_ ,ィ'l:しヘ.∨:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.'(ソ:.:.:
                /: : : : : lr‐-=.ヘУ:.:.:.:.:../:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.
               r'ニ-‐: :/-、 、_,へ、(二,^ヾ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
              //: :/, -、 、_,.ヘ、 `~`゙'ー- ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
             /´: : ノ/_,_ 、__ 〉、 `ヽ丶、   'i,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:




383 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 21:01:47 ID:/Is8XE2s
>>382
作ってもないものでえらそうにすんなw

384 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 21:07:07 ID:uyWYjjf0
>>375
ウマが合うってこんな感じを言うんだろうなあw
還暦すぎてもこんな友人関係でいられるのって、うらやましいと思う

385 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/13(日) 21:08:14 ID:TlJ8F6lq
有楽と織部、面白いコンビだったんだろうなあw


388 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 01:43:40 ID:2GyftF75
>>375
事故に見せかけて茶入盗もうとしたんだと思った

389 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 08:48:39 ID:3Zy+og1t
へうげものでは利休在世当時に有楽には台子手前を教え、
織部は教わってないという話があったが、
このエピソードへの伏線だったのか。

390 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 09:31:23 ID:UoWPtULc
>>375
(荒)大名茶とは別の意味で抱腹絶倒の落ち話だな w w さすが有楽斎と古織

古田織部の罠

2010年02月23日 00:14

737 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/22(月) 05:05:31 ID:dWBE/XKT
古田織部の罠

古田織部といえば利休死後、天下の茶の湯を風靡した茶人であるが、
その好みは一種異様で、茶器の歪みやひび割れなどに美を見出す、、ある種の異端的なものでもあった。
織部好みは世間に強烈なインパクトを与え、長く一般の人々の茶の湯のイメージを形成したが、
それが、ちょっとした騒動を起こした。

徳川家光の時代である。
ある時家光が、堀田正盛の屋敷に御成をした。茶室へと渡ると、そこに巌子陵の壺と言う素晴らしい茶壺が
飾られているではないか。
聞けば最近輸入されたものを購入したのだと言う。

千利休の頃より、茶壷といえば茶人第一の道具であった。そのため輸入された茶壷は、陸揚げされる長崎で
先ず吟味され、上等の品は将軍家が先買いし、あのと残りが大名や商人の手に渡るのである。
なのに、将軍家に納められた茶壷より遥かに見事なものが堀田家にある。これはどういうことか?
みるみる機嫌を悪くした家光に、側近たちはすぐさま長崎へと調べを出した。

調査の結果、原因は極めてバカバカしいものであった。
その頃の長崎奉行は、茶の湯のことなどまるで知らぬ武骨者であり、耳学問で、茶器の名品と言うものは
とにかく歪んだり曲がったりした異様なものだと思い込んでおり、素直な美しい茶器を選ばず、形のおかしな
物ばかりを将軍家に送っていた、というのである。
そう、この奉行の茶器の名品のイメージとは、世間に流布した織部好みのものであったのだ。
今で言えばピカソの絵を見て、芸術絵画とはヘンテコな絵のことだと理解してしまうようなものであろう。

側近たちはこれに、家光の機嫌をさらに悪くするのではと恐れたが、とにかくありのままに報告した。
するとあにはからんや、家光は大爆笑し

「まことに茶の湯を知らぬ者ならありそうなこと、よいではないか。」

と、誰の罪も問うことは無かったと言うことである。


古田織部といえば大坂の陣の時、豊臣方との内通を疑われ切腹した。
しかし彼の強烈な美的感覚がめぐりめぐって、その切腹を命じた将軍家に茶器の美品を収蔵させることを
妨げたと考えると、これは古田織部の残した罠であり、復讐ではないだろうか?
そんな事を空想してしまうお話である。




738 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/22(月) 07:19:06 ID:Boz1Q4mH
織部は幕府に消された
だが織部の生んだモードは消されなかったといういい話でないかい?

752 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/22(月) 19:20:04 ID:t89uE0b4
>>737
ひび割れを金で補修してそれを愛でるなんて異様な感覚だよな・・

753 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/22(月) 19:46:05 ID:vT9ECwqU
>>737
それがし同様阿呆よナヒヒヒヒッ(^益^)

763 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/22(月) 23:29:10 ID:4G7/vQBK
>>737
静嘉堂で織部作の花入見てきた

茶杓でなく花入とて、良い物でござったよ、ゲヒヒヒヒ

古田織部と北山の茶会

2010年01月11日 00:05

884 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 17:08:29 ID:yaiR1ZlM
宮家の窮乏は有名な話。

じゃ、それに関してイメージの話を。

古田織部と北山の茶会

豊臣の天下が決まり、北野の森で大名・武士・町民・農民・商人を交えた大茶会が開かれた。

古田織部監修により集められた武将は
伊達政宗、佐竹親子、最上義光、蒲生氏郷、上杉景勝、直江山城、浅野長政、
福島正則、加藤清正、細川三斎、宇喜多秀家、黒田長政等。
主賓が秀吉なだけに

政宗( ●ロ゚)「(山形の伯父貴?)」
義重(`Д´)「・・・(政宗が一緒だと?)」
義光(´・ω・`)「(・・・)」
氏郷《゚Д゚》「古織めぇ(怒)」
景勝( ・ω・)「・」
直江( ゚∀゚) 「殿は此度は御招き頂き恐悦至極とおっしゃられているようです」
浅野(´ヘ`;)「(なんだ?この人選は?)」
正則(  ´・ω)「(今度は最期になりませんように)」
清正(  ´・ω・)「(ヒゲがじゃまじゃ)」
三斎(゚∈゚*)「・・・」
秀家(  ̄ー ̄)「(名だたる諸将、これは凄い)」
黒田(´・д・`) 「(いわくありげな茶会じゃのう・・・)」

どの部将も辞退など出来るハズもなく
重苦しいギクシャクした雰囲気の中で茶会が行われた。

秀吉「織部、この人選に意味はあるのか?」
織部「名前を見て面白そうな組み合わせにしてみたのでござるよ、ゲヒヒヒヒ」

人より優れたモノを持つ者は異才といわれる、
呉越同舟を纏めた茶会のお話。




885 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 17:28:22 ID:L6btYsgC
>>884
「へうげもの」でもぜひ見てみたいシーンだなw

886 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 17:47:26 ID:knzCwWjb
東国諸大名のギクシャクっぷりは異常

887 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 17:47:38 ID:BkWYW9uQ
>>884
九州大名でやるなら
島津義弘、伊東祐兵、鍋島直茂、立花宗茂、大友義統で茶会をするようなものか。
この組み合わせほどにはギクシャクはしない感じ。

888 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 17:55:20 ID:BkWYW9uQ
>>884になにか足りないと思ったら、南部と津軽が入っていないな。
そしたらもっと殺伐とした茶会になっただろうw

889 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 18:30:42 ID:yaiR1ZlM
これに相馬が加わったら
政宗の仲直り熱湯茶会の面子が揃ってたんだがな。

890 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 18:42:10 ID:PjR3kSSN
>>888
南部と津軽は混ぜるな危険

892 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 19:03:54 ID:93EnXJVh
以前、南部と津軽は同席させないとか、毛利と吉川は同席させないとか
諸藩の取説表にしたサイト見たことあるけど興味深かったな


893 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 19:16:06 ID:4rmhpWaC

>>884
大名衆にとっては、秀吉時代が一番他の大名とも交遊できて楽しそうだね
江戸時代なんて儀礼至上主義すぎて泣けるw

894 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 19:34:03 ID:zS8fvCJ9
>>884
えーと、この頃仲が悪いのは…
政宗と氏郷、佐竹親子、義光、直江…?あれ?分からん
忠興さんと黒田の長政さんって、この頃はまだ仲悪くないよな?

895 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 19:57:20 ID:SU6/GC7S
>>884
大和大納言といわれ豊臣政権の温厚な重鎮である秀長は
この直後から体調を崩し復調する事がなく死去するのである

896 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 20:13:10 ID:v9wwhwDH
兄ちゃん、勘弁してよ。
みたいな心労がたたってか?

909 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 23:00:46 ID:XB9JXMn0
>>884
豪華と言うか、凄絶と言うか…w
家康の時代になったら絶対実行できないな

914 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 23:41:31 ID:BkWYW9uQ
>>884 落語で似たような話をしている。今聴いている最中だ。
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-category-238.html

古田織部「クックックック……」

2009年11月16日 00:06

361 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/15(日) 20:48:26 ID:qDkhbvj/
茶人大名・桑山左近貞晴(宗仙)は同じ茶人の古田織部と仲が悪かった。
二人の共通の友人である細川忠興はこれを憂い、自分が織部の茶会に呼ばれたのを
幸いと、貞晴を相伴に連れ出した。
「いや、オレが行って良いか織部殿に聞いてから…」「いいからいいから!」

織部邸では、主人みずから出迎えに現れた。「やあ、これはこれは………桑山殿…」
「…本日は、かたじけなく……」(き、気まずい…失敗したか?)

表情も身動きもすっかり固くなった織部は、茶室に入った後も炉を整えるのに手間取り、
見かねた忠興は声をかけた。「えーと、お、織部殿…炉は適当でいいから…」
「いや、お構い無く。」
忠興の言葉に織部はかえって落ち着きを取り戻し、心静かに炉を整えて席を立った。
炉を覗き込んだ忠興は驚嘆した。
「桑山殿、これを…!見事に仕上がっている、何も言う事は無いな!?」
「いや、ごもっとも。驚いた、織部殿はまた数寄の腕を上げたわ。事の外、見事なり…」

「クックックック……(いかがかな?それがしの腕前は……)」
(原文:織部クツ々々トフキ出シ笑候也)
「………」
「…………」
「……………」
プッ  ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; )ブフォオオオ
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
(*´д`*)「ちょ、別に笑うトコじゃないじゃん!忠興殿まで!!」
「だ、だって……オッサンなに突然、カッコつけて自慢げに笑ってんのよ……!」

一同爆笑して、和やかに茶会を終えたという。




362 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/15(日) 22:15:36 ID:tYUz3efD
>361
とってもへうげてるオッサン3人カワユス

364 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/15(日) 23:33:51 ID:iK1wvvWS
>>361
笑いの力は強きもの。w
本人はキメているつもりでも、まわりが笑っちゃうことあるよな。

古田織部、利休の疵ものの蓋の茶入を

2009年08月13日 00:08

300 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 10:47:42 ID:BU6wJ/+b

千利休が職人に茶入の蓋を作らせたが、出来たものはヒビの入ったような疵ものに
仕上がってしまった。職人は急いで作り直そうとしたが、利休はそれを止めた。
「いや、これはこれで面白い。このままで良い。」

ある日利休は古田織部を招いて茶会を開いたが、その時に例の疵ものの蓋の茶入を
使い、疵の上に茶杓を置いて隠し、点前を進めた。
茶会が終わると織部は利休に申し出て、その茶入をもらい受けた。

何日かのち、今度は織部から利休に茶会の誘いが来た。
利休が茶室に入ると、織部は例の茶入を使い、しかも疵の部分を客である利休に向け、
茶杓で隠そうともしなかった。

つまり、利休は蓋の疵の風情を面白いと思いつつも卑下して隠したが、織部はその疵をも
客に見て楽しんでもらおうと、あえて見せるように置いたのだ。
「さても良く思いつかれた。古織様ほどの茶人は、またとおられますまい。」
と、利休は弟子の茶人としての境地を認めたという。(松風雑話より)


弟子の「作意」が、師匠を超えた話。これで調子に乗ってわざと疵を作るようになった
・・・ワケではない、と思う。




301 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 12:02:04 ID:yEyGgfZ+
へうげものって面白いよね
織部ってほんとにあんな愉快な人だったのかしら?

303 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 13:20:46 ID:1G+umHwJ
>>300
織部って、わざと壊し割れ目を金で継いだ茶器を楽しんだらしいね。
司馬遼の小説でそのくだりを読んだときは気分が悪くなったよ。

304 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 13:21:50 ID:/iPMQklQ
>>303
それは史実ではなく司馬のキャラクター造詣なので…。

305 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 13:24:31 ID:9a4Gjgkr
金で継ぐかはともかくわざと壊すのはやりそう

306 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 13:36:14 ID:1G+umHwJ
>>304
史実か否かはともかく逸話をベースにしていると思ってた。


310 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 17:25:38 ID:xCDGBFOy
>>305
修復に金を使うってのは通常の技法ですよ

311 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 17:46:03 ID:8XbU+aEs
陶器や漆器なんかだとよくあるわな

312 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 19:37:14 ID:0lglvyK6
>>300
中馬「焼き物の傷が気になるのでしたら某が!(うずうず)」
忠恒「お前は黙ってろ」

http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2471.html


古田織部「自分の爪を剥がすような思いで」

2009年08月07日 12:55

127 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/06(木) 00:06:07 ID:U5Ti/KB5
ある日のこと、上田宗箇は師匠・古田織部に茶会に誘われた。
「おっ!師匠、陶器の花入を柱に掛けて飾るとか、珍しいですね。しかもその花入、
師匠好みのなかなか瓢げた花入じゃないですか。」

「あ、気づいちゃった?うん、普通は柱には竹の花入を飾るんだけどね。
伊賀焼の職人に作らせた花入が、あんまり気に入っちゃったモンだから、何か変わった
使い方はないかと思って。
見てみて、この人口とは思えない釉薬の肌合い 「それ、ください。」
「やだよ!話聞いてたのかよ!東北のアレと言い、オレの弟子はこんなのばっかりだよ!」

その後も宗箇は花入をねだり続けたが願いは果たせないまま、その年の大晦日。
宗箇のもとに織部からの使者が、届け物を持ってやって来た。
「これは…例の花入!さすが師匠、話がわかるッッ!」
「それについて、織部様から書状を預かっております。」
「どれどれ…」

『……以上、自分の爪を剥がすような思いで、君に花入を譲ります。
あ、気に入らなきゃスグに使いの者に言付けて返してね。……』
(花筒つめをはがし候やうに存じ候…)

「……未練にも程がある、というか…例えが痛すぎるわ!!」

ともかく、もらえる物はもらっておいた宗箇、師匠の妄執が怖くなったか
この花入を『生爪』と名づけ、今に至るまで伊賀焼の最高峰として伝えております。
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org8638.jpg


「生爪」
0807生爪






128 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/08/06(木) 00:08:41 ID:n0eLhysS
>ともかく、もらえる物はもらっておいた宗箇、師匠の妄執が怖くなったか
この辺、師匠も師匠なら弟子も弟子
薫陶行き届いているじゃないかw


129 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/06(木) 00:17:13 ID:cICPIonq
千利休「完璧超人の息子と言い、オレの弟子はこんなのばっかりだよ!」

131 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/06(木) 00:40:33 ID:PbiD7GkN
>>127
ダンスしてるキノコみたいだな>生爪

132 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/06(木) 00:46:35 ID:PtU/t1cE
利休7哲の皆様が(3歳様が特に)哀れみの目でお師匠様をご覧のようです。

134 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2009/08/06(木) 01:27:36 ID:O3B5URdS
>>129
山上宗二「それはみ~んな師匠の弟子ですから。私を含めて物欲だけは強い事強い事。」


古田織部とサイン入り茶器

2009年07月24日 00:04

738 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/23(木) 11:05:08 ID:lAYjRWTh
慶長11年(1606)12月、古田織部は出入りの塗師・松屋久好や親しい武士らを連れて
奈良興福寺の塔頭・最福院を訪ねた。

最福院の住職は一行を心良く出迎え、さっそく茶会を開き、四畳の席には
信楽焼の花入に白椿が生けられ、備前焼の水指に茶碗、薩摩焼の茶入が並んだ。
松屋が茶入を拝見すると、底に「古織部」と落款が入っている。

松屋「なるほど、尊敬する織部どのを、当人のサイン入り茶器で迎えられたわけですな。
かんしん、かんしん。」
織部「私の判なんて押した覚え無いよ。」
松屋「!?」
織部「その茶入、薩摩の御館からもらった物だけど最初っからサイン入ってたんだよね。」
松屋「?????」

要するに、新興ホヤホヤの薩摩焼をアピールするべく、薩摩の御館(四天王のあの人)
みずからの指示でご丁寧に織部の名まで入れて、ワイロがてら贈ったものだが
肝心の織部は気に入らなかったのか、友人の最福院住職にあげてしまったのである。

以上、なかなか抜け目ない家久(悪)さんと、その上を行く織部さんでした。





739 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/23(木) 12:17:26 ID:CLlBDRBq
茶人としての名声で三歳様を上回り
DQN眼龍に文化財クラッシュをレクチャーし
厨恒さんを華麗にスルー


ホンマ織部さんはパラメータ特化のモンスターや…

740 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/23(木) 15:39:28 ID:stx5VR8I
>>738
松屋久好が松永久秀にみえた…

741 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/23(木) 21:34:05 ID:i8mlnd/W
ここまでくると、鬼武蔵とも絡んで欲しかったな古織w

742 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/23(木) 22:03:13 ID:xSY5BUNx
鬼武蔵は知らんが織部は森忠政の茶の指導をしてやってた人物。


古田織部と紹智の花入・悪い話

2009年04月24日 00:19

880 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/23(木) 01:37:46 ID:BVoEgmzx
ある日、茶道薮内流の開祖・薮内紹智(剣仲)は義兄の古田織部らを招き、茶会を開いた。

天下の宗匠でもある織部を客に迎えての重要な茶会に望んで、紹智は秘蔵の名道具
『 鉈鞘籠花入 』 を床に飾った。
この道具は、千利休が、木こりが鉈の鞘に使っていた竹籠に目をつけ、買い取って
花入としたものを、利休の弟弟子にあたる紹智が譲り受けた逸品である。

茶会は、客の誰もが茶席の見事さ、紹智の点前、そして利休が見出した花入の風情を
褒め称え、なごやかな空気のうちに進んだ。
所用で席を外した紹智が茶席に戻ると、織部の姿は消えていた。

自慢の花入も消えていた。

紹智は織部に、花入を返却するよう、抗議した。抗議した。
さんざん抗議した末、織部は息子の小平次に花入を持たせ、書状を添えて返して来た。
書状にはこう書いてあった。

「これといった用はないけど、息子の小平次がお邪魔するので、お手紙します。
息子にいろいろ教えてやってもらえれば、有難いんですけど。
(略)
最近は筋肉痛があったぐらいで、あとは差し支えありません。
(以下略) 」


たぶん、某マンガの有名なシーンの元ネタの一つ。以下、例のAA禁止。





885 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/04/23(木) 03:01:04 ID:hEaGqFq1
>>880
織部の意図がわからん。
どういう逸話なんだ?

888 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/23(木) 09:20:06 ID:Lj2ji6G+
>>880
話のオチもよくわからないし、
某マンガの有名なシーンも、
例のAAもわかりません。
マンガがわかればわかる話なのか?

戦国(書き方が)ちょっと悪い話になってますよ…。

890 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/23(木) 09:43:40 ID:NoUtlQnR
>>888
あんまりしつこいんで返したけど、盗んだことに関してはすっとぼけて認めようとしなかったという
織部の往生際の悪い話だろ?
マンガとAAは良くわからんが。

893 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/23(木) 11:06:03 ID:k5lU8kNe
>>888
モーニングで連載中の「へうげもの」

896 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/23(木) 11:57:22 ID:GOateFOI
>>885
物欲にまみれた話、かな。芸術的意図もなんもなく、ただ欲しくてパチったんじゃね?

897 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/23(木) 12:16:04 ID:lKsXYqgq
しかし、そんなバレ易い状況の物よく盗んだよなぁ。

898 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/23(木) 12:51:37 ID:/xQzb5Lc
>>896
漫画のそのシーン知らないけど
多分、同じもの作って、作った偽物のほう返したんだろう。
漫画だと織部はそういう奴。

大河内金兵衛の予言・悪い話

2009年02月15日 00:33

935 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/14(土) 00:09:07 ID:2Bv0b7du
有名な松平信綱(伊豆守)の実父は、大河内金兵衛と言った。

金兵衛はかねてから、「古田織部と言う人は、普通の死に方はしないだろう」
と語っていたが、はたして大阪の陣の折、織部は切腹を命ぜられた。
金兵衛の周りの人々はこれを不思議に思い、どうして織部の死を予言できたのかと
尋ねると、

「織部と言う人は、世の宝を損なう人だった。例えば掛け物が長すぎると言って切り捨てたり、
傷一つない茶碗や茶入れをわざわざ割って、それを修繕したあとを、景色が面白い
などと言って楽しんでいた。

世の宝物と言うべきものを、傷物にして面白がるような人は、まともな死に方はしないだろう。
そう思っていただけだよ。」

と、答えたと言う。




936 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/14(土) 00:23:18 ID:1bF8PQFf
国宝真っ二つだしな…
そりゃそういう感覚の人もいただろう

937 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/14(土) 00:25:07 ID:UhJGXKtz
芸術は爆発だ!

938 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/14(土) 00:41:30 ID:fd1RNDl3
つまり、松永さんこそ真の芸術家ということですね

939 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/14(土) 01:04:52 ID:RrtIGQHu
>>935
政宗「良い事言うなー」

940 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/14(土) 01:09:55 ID:i77t5Lup
現代でもいるよそういう奴。
有名な日本画の上から派手にペンキで何か描いて前衛アートだって。

941 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/02/14(土) 04:48:28 ID:gLiOWLwf
>>939
千利休「オマエモナー」

古田織部と上田宗箇IN大阪の陣「・・・・・・あ、アルェ━━━━━━??!」・悪い話

2009年02月12日 01:00

821 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 16:16:10 ID:NxqqaRRi
利休の弟子、古田織部は西岡3万5千石の大名として、大阪の陣に参戦した。
佐竹義宣の陣を訪れた帰り道、竹やぶを発見した。
「うむ、シュピッと良い竹よ・・・この竹で茶杓を作ったら、面白いかも知れん。」

戦時下にもかかわらず竹やぶに入り、良材を探し始めた。
案の定、折からの日差しが織部のテッカテカのハゲ頭を照り返し、大阪方の物見に
見つかった。

「あれは、古田織部ではないか。良き首ぞ、討て!討ち取れーい!!」
やぶの中の光る物体目がけて、鉄砲が火を噴いた。
織部は「やられた・・・!」と、血を流しながら竹やぶから飛び出し、大慌てで逃げ出した。

が、後で傷を見ると、ハゲ頭にチョッピリかすっただけだった。
「自分から危険に飛び込んで、そのザマか。オッサン、茶の湯もええ加減にせえ。」
全軍の笑いものになったという。


織部の弟子、上田宗箇は浅野家の家老格として、大阪の陣に参戦した。
陣を構えて敵を待っているうち、竹やぶを発見した。
「おお、良い竹ではないか・・・この竹で茶杓を作ったら、面白いかも知れん。」

戦時下にもかかわらず竹やぶに入り、良材を探し始めた。
案の定、大阪方の物見に見つかったが、宗箇はなおも夢中で良材を探していた。

「待て落ち着け、これは宗箇のワナだ。宗箇ほどの男が、一人でこんな所にいる訳がない。
退け!退けーい!!」
宗箇が気づいた時には、すでに敵の背中は遠くなっていた。

こうして選んだ竹から作られた名物茶杓・銘『敵がくれ』は、現在も茶道宗箇流宗家が
所有しており、『風流武辺』上田宗箇の武勇と数寄心を、今の世に伝えている。

・・・・・・あ、アルェ━━━━━━??!



関連
古田織部、微妙に(?)間違った教訓を得る
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-5420.html
古田織部、微妙に(?)間違った教訓を得た後日談
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-5746.html


823 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 16:21:39 ID:PqcW3dxf
>>821
同じことしてるのにw
威厳とか格が違ったんだろうなぁ

824 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 16:28:18 ID:4+8+gPj3
なんだろう、髪の毛の差か?w

825 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 16:36:00 ID:DHYOGiDK
命の危険よりいい竹に興味のいく彼らの感覚が分からんw

826 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 16:39:34 ID:i2ZrLl9v
>>825
> 命の危険よりいい竹に興味のいく彼らの感覚

それこそが「数奇の道」w

827 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 16:51:08 ID:0BoVbyh0
10年以上前に死んだウィーンフィルのコンマスなんか登山中に落ちた時にとっさに腕をかばった結果頭打って死んだからなぁ。
彼らの中では芸術家>武将なんでしょ、多分。

まぁでも上田重安は武将としても津田信澄討ち取ったりしてるしこの直後に塙団右衛門討ち取った人だからなw
むしろこんなのを茶坊主扱いした浅野の家中は蛮勇っていうか見る目が(ry

829 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 17:49:13 ID:pAWrP2tT
ゲヒ殿も戦歴だけはやたらにあるんだけどなぁ

831 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 18:08:31 ID:8Vew21OX
>>821
この数寄者共めw w  かわいいけど、これが織部切腹の遠因とかじゃないだろな?

だいたいもっこ褌まで締めて(万一の時)見苦しくないようにした歴戦の士が @へうげ参照
ガチ戦場で竹の風情とかに惑ってナニしよるとですか

古田織部の炉の灰・悪い話

2009年02月12日 00:57

830 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 17:58:39 ID:TtfsXve7
便乗して古田織部の話

ある日、千利休の子、道安と一族の宗旦が古田織部の茶に招かれた
茶に入る前に、織部は道安に炭の手前を所望した
道安は承諾すると、炭の前に炉中の灰を念入りに直してから、炭を置いた
さすが道安、すばらしい出来だった
その帰路のこと、宗旦は愚痴った
「織部殿って今は宗匠の身でしょ。炉の灰がまったくもって駄目駄目でしたね」
道安はちょっと微妙な答え方をした
「まあ…いくら宗匠でもなんでも、炉中が駄目なら、炭を置くこともできんわな」

道安の織部評だったのかもしれない




831 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 18:08:31 ID:8Vew21OX
>>821
この数寄者共めw w  かわいいけど、これが織部切腹の遠因とかじゃないだろな?

だいたいもっこ褌まで締めて(万一の時)見苦しくないようにした歴戦の士が @へうげ参照
ガチ戦場で竹の風情とかに惑ってナニしよるとですか

832 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 18:18:53 ID:DHYOGiDK
道安って聞いたら慶次に虐められたイメージしか出てこない

833 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 18:40:56 ID:C4R3G1xY
利家と並んで酷い扱いだったね

834 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 19:24:32 ID:m5m24Z/T
玄居先生に比べりゃなんてことないっすよ。

835 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 19:27:20 ID:u8YeQUr3
>>825
まあ現代の水木しげるなんかも戦場で見張りに立って鳥や花の景色に見とれてる間に奇襲を受けた味方が壊滅してて、
そのおかげでただ一人助かったとか言うしな。
土人と仲良くなってただ一人現地除隊を希望したとか。

伊達政宗の無心と古田織部と・悪い話

2008年12月14日 00:02

320 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/13(土) 21:12:14 ID:AWBdQMf0
伊達政宗( ●∀゚)「ほほう、これが天下一の墨蹟『流れ園悟』か…」

堺の豪商・谷宗卓「ええ、これを手に入れるにはえらい苦労しましたわー」

(ここから※まで読み飛ばして下さい)
宗卓「そもそもこれ書いた園悟克勤(えんご・こくごん)いうお方は、中国・北宗の禅僧で、
   『看脚下』(常に自分の足元を確認して生きなさい)と唱え、弟子に多くの名僧を持ち、
   その著書『碧厳録』は臨済宗のバイブルになってる『禅の巨人』ですな。

   それがなぜか、薩摩は坊津の浜辺に流れ着いたんを漁師が拾った。漁師は仏縁を
   感じ、京の名刹・大徳寺に寄進した。以来、大徳寺に秘蔵され、その不思議な由来から
   『流れ園悟』と呼ばれるようになったちゅうわけですな。

   わてら茶人の世界じゃ、茶祖・村田珠光があの一休宗純和尚に悟りの免状代わりに
   園悟の書をもろうたって逸話のおかげで、床の間飾りの名品第一となっとりますな。
   その中でこの『流れ園悟』こそが、由来もあって『天下一の書』と呼ばれるワケですわ。
   ※
   そんな次第で、いや、これを手に入れるんは、ホンマ金も手間をかかりまして
( ●∀´)「これよこせ」

宗卓「聞いてないっっ!!?」ガビーン

手に入れたばかりの『天下一の書』をハイドウゾとくれてやれるはずがない。
(一方だけ)困った二人は、共通の知人で政宗の茶湯の師匠・古田織部に相談した。

織部「いや、簡単なことです。こうすれば良いのでゴザルよゲヒヒヒ」

    ヂ   ョ   ッ   キ   ン

宗卓「アッ━━━━━━。・゚・(´Д`)・゚・。━━━━━━!!!!!」
( ●∀´)「さすが師匠!オレにもできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!
       あこがれるゥ!」

という訳で、天下一の書は二つにブッタ切られ、下半分は伊達家のものになり、
上半分はさまざまな人の手を『流れ』ることになる。
ジャンル限ればラスボス以外でも四天王より上がいる?というお話。



321 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/13(土) 21:18:45 ID:uUxvWZUl
「人と違う事をせよ」という利休先生の教えを忠実に守る織部さんはやる事が豪快だな

322 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/13(土) 21:21:30 ID:nbFgHpuc
政宗の師匠になっていて、しかも切腹(大坂の陣)前だから、非常に微妙な時期だよね。
政宗の地位は既に安定しているが、権を極めた織部は既に破滅に向かって突き進んでたんだろうか。

323 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/13(土) 21:28:44 ID:gnhIHrMR
ゲヒ殿なにやってんだよw

324 名前:人間七七四年[] 投稿日:2008/12/13(土) 21:43:53 ID:4UfaXeJx
ググったら

…え?国宝切っちゃったの?


ttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=4800

325 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/13(土) 21:46:33 ID:WVqvJAGD
名物に纏わる悪い話って多そうだな
楢柴とかも有名だし

326 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/13(土) 22:25:25 ID:Pt4hBNZM
織部さんはちょっとわざとらしいぐらいぶっ飛んだことするよね。

327 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/13(土) 22:54:25 ID:gnhIHrMR
そのぶっ飛んだ話してくれよ

330 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/13(土) 23:38:42 ID:EKXTX8xb
織田の源五は(ry

古田織部茶の事始・いい話

2008年10月16日 10:53

689 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 21:45:44 ID:lREbt1cO
茶の湯の大嫌いな若侍がいた。
あんなものは武士の嗜む物ではない、と、いつも高言していた。
それを聞いた悪友の一人が、「しかし、お前の義兄は茶の湯好きとして有名ではないか」
と、ケチをつける。痛いところを突かれた若侍、「軟弱な義兄を懲らしめねばならぬ」と、義兄、中川清兵衛の屋敷に
忍び込み、彼自慢の茶の湯釜を盗み出した。
せっかく盗んだ茶の湯釜である、これで一つ茶の湯の真似事でもしてみよう、と、悪友たちに囃され、彼も
一通りやってみた。

「これは…以外に面白いものではないか?」

真似事をしているうちにふと、若侍の中に、そんな感情がわいてきた。


この若侍、後に天下一茶の湯宗匠、古田織部と呼ばれることになる。