ムカデ姫

2010年03月06日 00:05

武姫   
984 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 14:18:18 ID:U8grQRW8
竜には負けるが……
「ムカデ姫」

蒲生氏郷の叔父、小倉行隆に武姫という娘がいた。彼女は氏郷の養妹となっていたのだが、
南部利直のもとに嫁ぐことになる。
この婚姻は蒲生家としてもかなり重要視されてたようで、武姫は蒲生家の家宝を持参していた。
蒲生氏郷は伝説の英雄田原藤太(藤原秀郷)の後裔ということになっていた。田原藤太と言えば
平将門を討ち取ったとされる男だが、何よりも「大ムカデ退治」で有名だ。
その大ムカデを討ち取った時の矢の根(鏃)を南部家に持参したのである。
武姫は以後「お武の方」と呼ばれ、無事に嫡男(南部家3代藩主重直)を産み、90歳余りで天寿をまっとうした。
問題はその死後。遺体に異様な形の変色が見られ、しかもそれはムカデに似ていた。
「矢の根に残っていた大ムカデの呪いじゃね?」
南部家の人は気味悪がって、彼女のの墓の周囲には堀がめぐらされた。(ムカデは水を嫌うから)
ところが墓に架けた橋はムカデによって壊されるので、何度も架け替えられたという言い伝えも残っている。
武姫はいつしか、ムカデ姫と呼ばれるようになった。
現在、問題の矢の根は京都の妙心寺にあるという。

ちなみに武姫はキリシタンだったので、それが忌まれたのが真相だとする説もある。




スポンサーサイト